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音を楽しめる環境

田舎に移住して3年になります。
それまではずっと東京に住んでいたので、全く違った環境に変わりました。
その中で、引っ越してからずっと、ここだからこそ味わえる楽しみと感じているのが、「音を楽しめる環境」です。


家の目の前に田んぼが広がっています。
3月から11月ごろまではカエルが一日中鳴いています。
近所の人は、最初うるさくて眠れなかった、と話されていました。
確かに夜、窓を閉め切っていても鳴き声が聞こえます。
昼間より夜の方がたくさん鳴いています。
でも、全く気にならないどころか、とても心地よく感じます。


鳥の鳴き声(特にキジの声が結構響いてきます)、虫の声、風で草木が揺れる音、地震の時には地震の音が聞こえてきます。
地震の音には、都会では気がつきませんでした。
地震が来る前に地鳴りのような音が聞こえるのです。
「来るぞ」と音で気がつくと揺れ始めます。
地震というのは、震源地から地底を伝わって近づいて来る、そんな体感が味わえます。



近所を歩くと、稲作の季節には水田に水を流す音があちこちから聞こえてきます。


音を楽しむという感覚、越して来るまではあまり意識していませんでした。
日々自然の音と共に暮らす生活をしていて、音を聞いているだけで自分が解放されるような気分を味わえています。


もちろん、音があれば後は何もいらない、というわけではありません。
人と環境と適度な便利さ、これが揃っていることが、今の私にとって暮らしやすさを感じる鍵かな、と思っています。
数年先には変わっているかもしれない、自分も日々変わっていく、だからこそ、その時々の今を楽しんでいきたいです。




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