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自分の「しわ」から考えたこと

20代の頃、人の顔のしわを見つけてびっくりした経験があります。
それは、目と目の間、鼻の上の方に横に一本入ったしわ。
その部分にしわがある人を、初めて見ました。
その頃の私は、しわって、表情のくせからできると思っていました。
どうしてその部分にしわができるのか、全く想像ができませんでした。


そうしたら、数十年後、気がついたらなんとなんと、私にも同じ場所にしわができました。
あまりにびっくりして、最初は、その昔見たしわを「嫌だななぁ」なんて思ってしまったから、自分がしわを引き寄せてしまったのではないか、と思ってしまったくらいです。
いえ、そんなことはあるわけありません。



どうしてこんなところにしわができてしまったんだろう、と考えて私なり(全く独自)の結論は、「人間は寝ている間に縮んでいる」ということ。
以前、介護の仕事をしていた時に、寝たきりの人の身体がどんどん縮んでいくことを知りました。
縮んでいくから拘縮する、それによってしわができるんじゃないだろうか。
人は寝ている間に縮んでいくのではないかな。


というのは、歯の食いしばりを実感したからです。
私は、30代で歯列矯正をして、その後、夜間マウスピースを使用するようになりました。
マウスピースは、しばらく使うと穴が開いてしまいます。
聞いてみたら、寝ている時って、そのくらい力が入っているのですね。
くいしばる → 力が入る → 縮む → しわ
とつながり、私の中で合点がいきました。


歳を重ねて身長が縮むのも、体型が変わるのも、しわができるのも、縮んでいるから(も原因の一つ)、そして、縮む原因は力の入りすぎ。
寝ている間って、頭の中は思考の整理ができるというけれど、動かないで長時間いることは身体にはよくない。
だからこそ、動くって大切なんですね。


できてしまったしわは仕方がない。
でも、これが深くなると、まちがいなく表情が悪くなる。
だから、そうならないように、こんな体操を続けています。
表情筋を伸ばして鍛える。
日本語は、あまり表情を動かさずに話せるから、表情筋って退化しやすい環境にあると思います。
これを含めて、3分の体操を3つくらいやっています。
顔の筋肉を鍛え表情筋のストレッチをすると、すっきりしてリフレッシュ効果があります。


そして、真顔を笑顔に作戦。
この体操をすることで、口角が上がりやすくなり、笑顔を作りやすくなるんです。
笑顔でいることで、思考も前向きになる気がします。
短時間でできる小さなことを積み重ねて、身体をゆるめたり、鍛えたりしながら、同じしわでも、いい表情を作るためのしわを増やしていけるかな。


*「しわ」って普通は漢字(皺)やカタカナ(シワ)って書くことが多いと思います。
でも、自分のしわは、もう少しやわらかい表現で伝えたいな、と思って、あえて平仮名で書いてみました。
ちょっと読みにくかったかもしれませんが、そんな理由から表現方法を選びました。





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