見出し画像

ちょっとだけアメリカで生活。


アメリカより他に行きたい国は沢山ある。
もちろん幼少期にディズニーチャンネルで育ったし、ハンナモンタナだしキムポッシブル
ハリウッド映画も嫌いじゃないし、私の好きな食べ物のひとつはオニオンリング


ぶつくさ言ってる間にアメリカに来ました。

アメリカでめっちゃアメリカを1番感じたエピソードはやっぱりニューヨークでメトロポリタンの階段に座った瞬間でしょうか。
普段完全に眠りこけてるミーハー魂が目覚めました。
頭の中であのナレーションの声で「gossip girl here」って聞こえた。

日本に帰ったら、第二世代のゴシップガールも観ようかな。


アジア以外の国はドイツのベルリンしか行った事が無いので、主にベルリンとの比較になりますが
アメリカ人はまじ人とすごい喋る。会話大国。

ベルリンで感じなかった雑談感が凄い。
レジの店員も結構話しかけてくる、レストランの店員ともちょっとしたエピソードトークまで喋っちゃう。
小さな街だとすれ違った老人と立ち話が急に始まって20分くらい語ってて凄いなと思った。

私もしアメリカで生まれ育ったら、人と関わらないといけない空気に今よりひどい卑屈を拗らせるか、順応してもう少し人当たりの良い人間になってしまっていただろう。

前者だったら居た堪れない。

極め付けは男子大学生がイヤホンをして全然気づかない女の子に一生懸命psst psst 何度か名前も言って「good see you!」って言うためだけにめっちゃ全力だったのでややカルチャーショックだった。

めっちゃ好きな女子じゃないとやらなくない?
そんだけ呼んだならなんか用事あるんかと思うど?そこはもっと喋れよ!
って思いました。
人種が混ざってるからこその関わり感があるのかなと感じました。
ドイツはドイツ人とトルコ移民も多いので、「各々で」というスタイルなのかもしれない。

街全体のファッションは断然ベルリンが好きだった。
私は基本的に服が黒いので、黒い服ばっかのベルリンの人々は見るだけで楽しい。

アメリカ人はお洒落をしてる人、めちゃくちゃプレーンな人の差が激しいという印象で
ニューヨークはやっぱり意味わからないファッションの人も居て、それはそれで見ごたえあって面白い。
あと青を着ている人が多いと感じた。
ジーンズの国だからか、目の色と服を合わせるという文化だからか真相は謎だがとにかく青い服を着ている人が多いなという印象を持った。
(政治的主張が関係あるかは不明?)

これは普通の街にあるモールに行った時に強く思った事だが、日本の物が思った以上にある。

Netflixで私たちと同じタイミングで今期のアニメを楽しめる様になってからか、とにかくアメリカで日本のアニメやポケモンは浸透している。
日本で人気のジャンプ系のアニメは本当に知名度が高い。
日本に着ている観光客の変なフォントの日本語のアニメTなどはどこで買ってるんだろうと常々思っていたが、アメリカのイオンみたいなモールで買える。

食に関してはサンドイッチとポテトチップスはセット的存在だということが衝撃だった。
ポテチは食事にカウントしちゃう。
さすがである
私たちのイメージ通りハイカロリーな食べ物は多いしスーパーの食材も、外食も基本大容量で業務用洗剤みたいなジュースとかドッグフードかという量のシリアルが陳列していて興奮した。
でも住めないか?と言われればそうでもない。アジア人も多く住む土地なのでアジア系スーパーの品揃えも充実している。
日本では見たことないぞ?という日本の製品はあるものの、ある程度の日本の調味料、食べ物は手に入る。ふりかけとかも種類豊富で驚いた。
しかしアメリカには肉を薄く切るという文化がないので薄切りの豚肉などはアジア系スーパーで冷凍されたものしか手に入らない。味もだしちょっとそこは不便な点だなと思う。
日本とアメリカの物流は思った以上に太いのかも。


今回の滞在で人種差別に遭うことを不安に思っていたが、アメリカ人と行動を共にしていたこともありとくに差別に遭う事はなかった。運が良かったと思う。
滞在していた場所が比較的穏やかな場所でもあったので私の下手な英語にも優しいひとも多かった。
あと色んな人種の人が住んでいるので、ネイティブの速い英語ももちろん理解することは困難だけどそれ以上に母語が多言語の方の訛りのある英語はめっちゃ難しかった。

私は広島出身で、広島の人はアメリカにあまり関心が無い事が多い。
平和教育を強く受けているので、手放しに憧れの場所とは言い難いためか(もちろん嫌悪感は無いしアメリカの人や文化を否定する気持ちもない。)、アメリカに対して興味関心の薄い人が多い印象がある。
私も今までアメリカに興味を持った事がなく、行ってみるまで知らない事が沢山あった。

きっと原爆投下は戦争終結に必要手段だったと思ってる人も少なくないだろうと思う。だから少し怖かったけど、今回の長めの滞在は私の価値観の幅が広がるきっかけになったと感じるし、アメリカの人はhiroshimaを知らない人は居ない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?