見出し画像

将来何がしたいのか見つからないあなたへ

高校や大学の進学先を選ぶときも、就職先や転職先を探すときも、将来何をしたいのか何となくでも分かっている人だったら話は早い。やりたいことに必要な資格が取れたり、技術が学べる進学先や就職先を選べばいいし、その目標が決まったらそこに向けてまっしぐらに進めばいい。

でも、将来の夢が明確な人ばかり存在しているわけではない。正直言って将来何をしたらよく分からない人の方が大多数だろう。インターネットやスマホの普及とともに情報が常に溢れかえっていて、例えば私が20代だった90年代の頃よりも将来の可能性も増え、選択肢も格段に増えた。

選択肢が増えるということは迷いも増えるわけで、もし今夜ラーメン屋さんに行くと決まっていたら、ラーメンかチャーハンあるいは餃子ライスくらいしかチョイスがないからいたってシンプルだが、もしファミレスに行ったらいろいろなメニューが並んでいてどれにしようか迷う。無難に今まで頼んだことのあるものにしようか、それとも新メニューにしようか、あ、この前インフルエンサーの〇〇さんがこのメニューが美味しいって言ってたからそれにしようか… ああ迷う。となってしまうのである。

何も経験がない若いうちから自分のやりたいことを決め、それに向かって進学先や就職先を決定していくのが困難なのは当たり前だ。仮に自分のやりたいことが決まっても、それを経験したことがないから実際やってみて、ああ、やっぱり向いていないな、なんてことはよくあるし、実際その業界に入ったら業界にはファッションデザイナーばかりでなく、それを支えるパタンナーや生産管理、コーディネーターの人、営業職や、マーチャンダイザー、コミュニケーション、布やボタンをリサーチそして買い付けする人など業界に入ってみないとわからないことも本当にたくさんある。

だから、情報収集が必要なのだが、SNSなどで手に入る情報も玉石混交だったりして、決してフォロワーが多いアカウントの情報が絶対に正しいわけでもないし(インプ稼ぎのために適当なことを言ってフォロワーを煽っていることの方が多い)、インフルエンサーが投稿しているライフスタイルやビジネスのあり方は、それを見ている人達に憧れられる存在になりたくて少し脚色していたり、大袈裟に表現されていることが多いので、実は本音の部分や実際の動きは見えないことの方が多い。

ここから先は

2,251字
この記事のみ ¥ 200

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

最後まで読んでいただきありがとうございます。 よかったらまた遊びに来てくださいね。 スキやフォローしていただけたらとても嬉しいです。 いただいたサポートでアロマキャンドルを購入させていただきます。(noteを書く際に精神集中のためになくてはならないものなのです!)