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ebookの販売を再開し、売上を被災地の女性支援に寄付します

12月31日にアナウンスした姿勢改善ebook&エクササイズ動画の限定販売ですが、その翌日に能登地震が起きました。被災地のニュースが飛び交う中、何もなかったかのようにフィットネスの発信をしたり宣伝をすることに疑問を感じて販売を一時中止していました。

その間、ニュージーランドに住んでいる自分に何ができるかなぁと色々調べながら考えていたんですけど、今回のebook売上の利益を全額「被災地の女性支援をできる団体」に寄付することに決めました。

姿勢改善ebook&動画の販売再開に伴い、以前売り切れた栄養改善ebookも再開し、それぞれ40冊ずつ、合計80冊の売上から寄付します。

こちらのウェブサイトから購入できます。

寄付を決めた経緯

この寄付を決めるのに少し時間がかかってしまったのは、なかなか自分で納得のできる支援方法を見つけられなかったからです。

最初は、もっと「トレーナーの私だからこそ出来る支援」みたいなものができないものかと思っていました。避難所生活でガチガチに固まった身体を緩めるために現地に行って直接お手伝いできないかとか、でも現地に行くのは現実的ではないから何か発信で支援できないかとか。

でも、被災地の自治体のリーダーに女性が少ないから生理用品が全然足りなかったり、避難所での性被害対策が本人まかせになっていたりしているという情報を見ているうちに、「家族と連絡がとれていなかったり、自分の身の安全すら確保できない状態で、私みたいな外野の人間が『身体をほぐすの手伝います』なんて言ったところで何の支援にもならないな」と思ったんです。

トレーナーとしての支援は身の安全が確保できてからの話であって、今はとにかく日常が戻るようにサポートすることが優先。こうやって文章にしてみれば「当たり前だわ!!」って感じもするんだけど、これに気がつくのに少し時間がかかってしまった。

私はこうやってグルグル考えをめぐらせながらでしかこの結論にいたらなかったのに、即座に全体像を見ながら必要とされていることを見つけて行動に移している人たちはすごいなぁと、まだまだ私も学ぶべき視野があるなぁ、と考えさせられる2週間でした。

「トレーナーの私だからこそ」なんてのは自分のエゴであって、求められていることよりも自分がやりたいことを軸に考えていたのだと思う。あくまでも軸は「人々が必要としていること」であって、自分がやりたいことはその上に重ねるべきこと。この順番を間違えると、おせっかいの思いやりになってしまうんだよな。(難しい…!)

毎日のように「mikiko、日本の家族や友達は大丈夫??」とNZの方々から声をかけてもらっていて、自分の中で何かやらなくちゃという焦りがあったのかもしれません。こんな時こそ地に足つけて、おせっかいじゃない支援をしたい。

寄付をする団体

「被災地の女性支援をできる団体」とは言いましたが、寄付の先はまだ決まっていません。寄付といえば日本赤十字社かなと思ってウェブサイトを見たのですが、

ご寄付いただいた義援金は、全額を被災都道府県に設置される義援金配分委員会へお送りし、市区町村等の自治体を通じて、被災地の方々の生活支援に役立てられます。

と書いてあって、でもその義援金配分委員会とか地元の自治体に女性のリーダーがいなかったら『生理用品の確保を優先しましょう』とか『レイプの被害をなくすために資金を使いましょう』なんて動きもでないんじゃないかな、と思うんですね。実際今そういう問題が起こっているし、東北大震災の時からあまり変わっていないようだし。

となると、そういう災害対策・支援で「男女別々のニーズに対応している団体」がいいなと。それから、未来の災害支援の話かもしれないけれど、災害時の女性リーダー育成みたいなのにも将来的には何かできるといいな。

調べてみると、仙台市の男女共同参画推進センターが女性の支援について募金を募っていました。

東日本大震災の時のように、女性が安心し滞在できる避難所や着替える場所がないこと、生理用品が足りないこと、洗濯ができないなどの困難が予想されます。また、避難生活が長期化する中で、今後は健康面、精神面、安全面での心配も出てきます。

東日本大震災からまもなく13年。あの時、被災地で生きる私たちは、多くの困難に直面しました。今回の地震で、少しでも苦しい思いをする女性たちが減るように。

でも窓口受付なんですよね〜(泣)

どこに寄付してるんだろう?

と、こんな感じで、ネットで調べているけれど情報が限られているので、もし知っている方がいらっしゃったら教えてください!これから調べていく上で「こんなのもあったよー!」なんて情報もあったら嬉しいです。私のTwitterにDMください。

また寄付先が決定したら報告いたします。

必要とされている支援が、これまでスポットライトが当てられてこなかった人達にまで届きますように。

NZのトレーナーmikiko


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