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社会人サッカーチーム発足•1年目を終えて

皆さんこんにちは。Mikiです。

2023年1月、名古屋市で社会人サッカーチーム「Nagoya International FC」を始動しました。

同じタイミングで非営利法人「一般社団法人PLAINE」を設立し、どちらも私が代表を務める形でスタートしました。

本記事では、サッカーチームを始めるにあたって通ったプロセスと、その過程で大切にしてきたことを振り返りたいと思います。

私とサッカー

まず、今年のチームスタートに至る以前の、私のサッカーとの関わりについて振り返りたいと思います。

私は小学生の時にサッカーを始め、高校まで国内の女子サッカーチームに所属しました。大学はアメリカでサッカーを続け、帰国後も社会人のフットサルチームに所属するなど、プレーを続けてきました。

また、アメリカの大学で運動生理学を専攻し、卒業後はスポーツメーカーのミズノで営業として働きました。その後、イギリスのリバプール大学院でサッカー産業MBAといわれる、サッカーに特化した経営学を学びました。

初めは想像していませんでしたが、気がつけばピッチの中でも、キャリアの部分でも、常にサッカーに関わってきた人生でした。

帰国後からチーム発足まで

2019年に渡英しイギリスでサッカービジネスを専攻中、コロナが来てロックダウンがスタートしました。それまでに、授業や課題に追われ疲弊してしまっていた部分もあり、そこに経験したことのないロックダウンが重なったことで、自然と自分の人生を考え直させられるタイミングとなりました。

仕事の環境から離れて留学中だった私は、2020年に改めて就活をする予定でしたが、一度立ち止まって自分のこれからを考える時間を取ることを決めました。これが、Nagoya International FCをスタートするまでの、最初の一歩だったと感じています。

ピッチの外から利益を追求するクラブマネジメントを学ぶ貴重な機会を得ながらも、私にとっては選手として純粋に得られたものが大きく、それをどのように両立し、キャリアに反映させれば良いのか、簡単に見出すことができませんでした。当時は自分が実際に事業を立ち上げる、特にサッカーチームをゼロから運営するなど自分の力でできると思っておらず、どうすれば良いか分からない状況でした。

それでも少しずつ、自分自身の過去を客観的に振り返ったり、周りにアイデアを共有したりしながら、その時の自分にできることを目の前の行動に移していきました。その結果として、2023年1月の社会人サッカーチーム発足に繋げることができました。

1年目を終えて

2022年秋にチーム発足の構想を作った時点では、集まっていたのは数名程度で、残りの選手はオンラインを通じて募集を行いました。そのため、初年度は選手・スタッフ全員が「お互いを知る」ということに多くの時間を費やしたように思います。そんな中で公式戦が始まり、すぐに結果に直結しないもどかしさもありましたが、選手たちが一生懸命取り組んでくれたお陰で、公式戦全試合を戦い切ることができました。

この1年間、20数名の選手とシーズンを過ごし、みんなから「楽しかった」「このチームに入って良かった」と言ってもらうことができました。そして、お陰様で来年もチームを継続する見込みを立てることができました。

チーム発足後、1年目の活動を終えて、新しくサッカーチーム(事業)を立ち上げる上で私が最も大切だと感じたのは、ビジョン仲間です。それぞれ振り返りたいと思います。

ビジョン

事業を運営する上でのビジョンを考える前に、私はまず個人としてのビジョンを確立することに努めました。可能な限り、仕事・キャリアや利益といった枠組みを取っ払って、これまで自分が気持ちを注いできたことや、そこで学べたことを振り返っていきました。

その結果、私の人生はサッカー留学を通じて得られたものがとても大きかったことを実感し、その中で感じたことをこのnoteにも綴ってきました。

自分の中で当たり前だったことも、時間が経ってから改めて客観的に振り返ることで、新しい気付きをたくさん得ることができました。特に、当時は他人と比べてマイナスに思っていたことを、ポジティブに捉え直せたことが、自分の中で1番大きかったと感じています。

そうした気付きを活かして、次は自分がどんなことを社会に伝えていけるのか、何を大切にしていくのかを考え、少しずつビジョンを構築していきました。

私にとってビジョンは、自分自身の経験思いによって作られていくものだと感じました。これまでの人生で経験してきたこと、そしてそこで得られた思いが、これからの自分を支えていってくれると信じています。こうして自分の中のビジョンをより大きく、強く認識できたことが、Nagoya International FCの始動にも繋がっていきました。

仲間

もう1つ、私が大切だと感じたのは「仲間」です。自分の中のビジョンを固めていく中で、それを体現したいと思った時、一人では力不足であることを感じました。自然と「誰とスタートするか」「一人で達成できないことを、どのように成し遂げるか」といったことがテーマになっていきました。

その過程の中で、まずはいきなり誰かにアプローチするのではなく、誰に対しても自分の気持ちを正直に伝えていくことからスタートしました。「一般的にはこうだから」「相手にこう言われたから」という理由で物事を判断するのではなく、自分の意見を持って目の前の人と接することを心がけました。

その中で、相手の人を傷つけてしまったり、自然と距離ができてしまうこともありました。それでも、自分の弱い部分や悪い部分も知ってもらい、その上で関係を続けたいと思ってくれた人たちと取り組むことで、他にはない「信頼関係」が生まれると信じて、行動に移していきました。

こうした「正直なコミュニケーション」を学ぶことができたのは、私自身サッカーを通じて得たものが大きかったと感じます。結果的に自分を受け入れてくれた仲間たちは、全員サッカー経験者でした。こうしたことからも、私の人生におけるサッカーの重要性を再確認し、自然とサッカーに関連する事業に繋がっていったと感じます。

まとめ

気がつけば、一度人生をリセットして再出発すると決めてから、早くも3年が経ちました。この3年間、色々なものを手放し、「自分の中で本当に大切にしたいことは何か」「後悔のない人生を送るには、どうするべきか」ということを考えてきました。葛藤する場面もたくさんありましたが、お陰で改めて自分が大切にしたい思いに気付くことができたと感じています。

私にとって、サッカーは学びの場所であり、多くの新しい出会いを得られた場所です。そこでの経験と思いを優先していくことが、私にとって何よりも大切なことでした。

自分を信じて少しずつ行動に移したことで、信頼できる仲間を見つけることができました。その仲間たちと今年、新たな一歩を踏み出したことで、さらに素敵な仲間たちと出会うことができました。

まだまだ未熟ですが、自分が積み上げてきたことが1つの実を結んで、今年新しい経験ができたことを嬉しく思います。

これから長い道のりになると思いますが、引き続きNagoya International FCでも「ビジョン」と「仲間」を大切にして、進んでいきたいと思います。



今日はチーム始動後の1年間を振り返りました。

また活動報告ができればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





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