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3. ドイツ生活スタート〜ヘルシンキからミュンヘンへ〜(2017年6月)

ヘルシンキ空港から乗り換えて、一路ミュンヘンへ。

ヘルシンキに着いた時にはすでに長旅だったので、ヘルシンキからミュンヘンの2時間半程のフライトは大阪-福岡ぐらいあっという間の感覚だった。
着いて早々の詳細な記憶はないが、周りの建物や空気がまったく日本と違ってて、まさに「異国に来た!」と漠然を感じていたのを覚えてる。

まず、何から手をつけていいのか?
まずは来て2日目から娘を日本人の幼稚園に通わせた。
なぜならミュンヘンに来る前の短期間、幼稚園に通えなかったので少しでも早く同じ世代の子供達と触れる事が生活に慣れる事かと思った。

しかし、これが大変だった。

9:00前にスクールバスが来て、弁当を持たせて、帰りは親が幼稚園までお迎えに行かないといけない。
それが13:00過ぎ。
要は早朝に頑張ってお弁当を作って送り出したのに、もう13:00に迎えに行かないといけない。10:00頃にスクールバスが園に着くらしく、娘はほぼほぼ3時間しか幼稚園に居ない。
13:00に迎えに行くには、私は12:00前には家を出る。

ここで問題なのが、弁当を作るにも材料をどこで買えばいいのか?野菜嫌いの娘に手を変え品を変え作る弁当はやっぱり日本の食材じゃないと難しい。
来てまだ2日目。
幼稚園に通わすのはちょっと早かったか。。。

親の色んな懸念とは相反して、初日の1時間だけモジモジしていた娘は、すぐに馴染んで、「楽しい」と言って帰ってきた。そして、先生も優しいと。

1歳の息子を乗せたベビーカーを押しながら慣れないミュンヘンの街。
バスもトラムもベビーカーが乗れる場所というのが決まっていて、バスなら真ん中のベビーカーマークが付いている扉から、トラムは1番前or1番後ろ。そこにすでに2台のベビーカーが乗ってたら、次が来るまで待たないといけない。時間が読めない。なので13:00お迎えも余裕を持って12:00ぐらいには幼稚園に向かうようになる。

日本でもきっとベビーカーを連れてのお迎えはストレスだろうけど、それに加え、ミュンヘンは慣れない街。

次の駅名すら読めない。なんて読むんだ!
Google mapを片手にもう片方の手でベビーカーを押して、駅名の看板と携帯を何度も見ながら降りる駅を確認する。
例えば、Böhmerwaldplatz
まずは読めない。全く手掛かりもない。最初の「B」はわかる。けど、いきなり次の字はなんて読むんだ!わからない。とりあえず「B」だけ憶えておこう!
えっ、次も読めない!
Prinzregentenplatz
どこで切れてるんだ!どうやって読むのかさっぱりわからない。しかもこれも最後が「platz」で終わるのか、ややこしい。
エジプトの壁画の字を解読するかのように、頭の中で色んなアルファベットがグルグル回ってる。

幼稚園に着いた頃には、ベビーカーを押し疲れた身体と慣れない文字ですっかりぐったりしてる私。
お弁当食べてすぐのお迎えでまだまだ体力のある娘。そしてベビーカーから出て遊びたい息子。

これが毎日続くのか。。。
知り合いが誰もいない中でやっていく。

日本食材を調達する事、お迎え問題、ミュンヘン生活を落ち着かせる前にやる事がいっぱいありそうだ。

最初の何日かでそれを実感したのだけは鮮明に覚えてる。



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