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エンジニアとして伸びる人・伸びない人の差を独断と偏見でまとめてみる

こんにちは、おがくずにゃんこです。

今回はITの話題ですが、これまであえて踏み込んでこなかった話をします。

遺伝か環境かというのはよく議論されるテーマですが、ITエンジニアという職業に関しては、向いている気質や性格というのは明確に存在します。

これは私がIT系企業に10年弱勤める中で、様々なタイプのエンジニアと接してきて達した結論です。「この人伸びるな」と感じた人は数年後確実に化けますし、逆に「この人ぱっとしないな」と感じた人の評判を聞くことはありません。

主観的な話にはなりますが、これからIT系企業に進もうと考えているのであれば少しだけ参考にしてみてください。


よく考えたらどの職業にも向き不向きはありますが、経験しないと気づかないですよね

これから述べることがより多く当てはまっていれば、ITエンジニアに向いていると思います。反対に当てはまらないと感じたら、エンジニアの「正道」とは異なる道が賢明です。幸いにもIT業界は「文系が今は熱い」と宣伝されるほど人材不足で、「IT営業」や「プロジェクトマネージャー」など人と関わったり管理する系の仕事がたくさんあり、何かしら好きなアプリやテーマがあればプログラムを書かなくても入り込める余地は充分にあります。

1つ留意点として、仮に多くが当てはまっていたとしてもいきなり「凄腕エンジニア」や「スーパーハッカー」になることは限りません。一般人にも知れ渡っているほどの人物になるには、気質や性格がベースとしてあった上で、数年は研鑽を積むことでたどり着く境地です。

このような話になると「知名度を上げる方法」についても気になってくると思いますが、一番良いのは経営者になることです。例えば今をときめくChatGPTを開発したOpenAI社のCEOであるサム・アルトマンは大学を中退していますが経営者として世界中に知れ渡ることになりました。少なくともこの記事で彼はエンジニアではありません。

…余談はこのくらいにして、早速いきましょう。
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気質・性格

  • 細かいことが気になる

  • 何事もすぐに取り掛からないと気が済まない

  • 正論よりも自分の考えを重視する


行動

  • プログラムのエラーが苦にならない

  • 作業環境やPC周辺機器にこだわる

  • どの技術レイヤー(OSや物理的配線ネットワークなど)に対しても興味関心を持つ

  • 作りたいと思ったものは、アイディアで終わることなく実際に作る

  • メッセージに即対応する

  • 日常生活は無頓着(服、食事、居住環境にこだわり無し)

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…少し補足的に説明します。

気質・性格について、「細かいことが気になる」というのは何事においてもです。普通の人なら意識しないような雑音が気になる、目の前の人の微細な所作の違いが気になるなど、どんな感覚・レイヤーにおいても、自分は他の人より細かい部分が気になっていると感じれば、それはこの条件に当てはまります。逆に何事においても大雑把でOKならば、あまりエンジニア的ではないかもしれません。「とりあえず大丈夫なら何でも良いや」という考えはエンジニアと対極に位置します。

そしてITエンジニアとして重要な気質・性格というのは、この3つだけというのが私の結論です。あとはどれだけ陽キャであっても、反対にコミュ障であってもそこは問題ではありません

行動面について、エンジニア職の方なら共感する内容が多いのではないでしょうか。私はエラーが出るのは嫌いで「さっさと動け、動けばエラーなんか知らん」というタイプなのですが、一番エンジニアとして良くない行動だと自覚しています。また日常生活はちゃんとしている方もいますが、それは「座りすぎて慢性的に腰痛」であったり、「偏食すぎて体重が100kgを超えた」であったりといった苦い経験を経ている場合が大半です。


最後に、ITエンジニアというのは他の技術職と比べても特殊に感じます。ITエンジニアは仕事・プライベート問わず勉強し続けるのが良しとされていますが、他の技術職ではそのような必要性はありません。
その是非は置いておきなぜこのような違いが生じるかというと、大きく2つの理由があるように思います。一点目は技術的流動性が高いため、常に学び続ける必要がある点です。
二点目は業界の垣根を超えてITという存在は必要であり、「ニッチ」な領域で十分に食べていく稼ぎが得られるほどのパイが育たないことです。例えば鉄道業界の技術職であれば鉄道のエンジンの何かしらに強ければ、それだけで食べていけます。しかしIT系では何かしらの領域だけで食べていけるのは稀で、複数の全く違う技術レイヤーに詳しくなって初めて一人前といわれる状況です。
もし技術職を考えるのであれば、このような特殊性があることも踏まえて選ぶのが良いかもしれません。

かなりリアリスティックなことを書きましたが、私自身エンジニアには向いてないと徐々に理解しながらずるずると働いてきました。どんな仕事でも「隣の芝生は青い」ように見える面はあり、少しずつ理解を深めて「ほどほど」楽しめる場所を作るくらいの働き方が丁度いいと思います。

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