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ワクワクとはアンバランスである

こんにちは、おがくずにゃんこです。

皆さんは最近ワクワクしたことはありますか?アラサーのにゃんこは美味しいラーメンに出会ったときくらいしかワクワクしなくなってしまいました(笑)

そんなワクワク感ですが、ラーメン界のバイブル「ラーメン発見伝」シリーズにおいては、次のように考察されています。

ラーメンはアンバランス!それが「ワクワク」の正体です!

このような「悟り」を得たラーメン才遊記の主人公・塩見ゆとりは一皮向け、それまでは感覚的に駆使していた自身の料理スキルを意識的に活用し、より洗練されたラーメンを生み出すことに成功しました。

ではこの「アンバランス」というのは、具体的にどういうことなんでしょうか。言語化してしまうと何てことはないのですが、一見調和の取れなさそうな組み合わせだけれども、意外と合う組み合わせを作るということです。ラーメンで言えばトマトラーメンが代表的でしょうか。

余談ですが二郎系ラーメンはこれに当てはまらないと思っていて、あれは太麺!豚!味の素!とひたすらにインパクトを掛け合わせたラーメンです。そのようなキョダイMAX盛りをオールウェイズ提供してくれることこそが二郎の強みです。

話を戻し「アンバランス」についてですが、別の回でラーメンハゲこと芹沢さんがうまい感じに要約してくれてます。

料理をうまいと感じる際、そこには未知への感動と、既知への安堵という両面がある。

作中での文脈はちょっと違うのですが上手いこと「ワクワク」について言語化していると感じていて、人間の中で相反する感情が共存している状態を上手く表現しているように思います。

知らないことだけでは緊張してしまうため、既知の部分がありつつ、新しさが絶妙にある。その絶妙な塩梅の中にこそ、人間の琴線があるのでしょう。


このワクワクについてもう1つ感じることは、「過ぎ去れば何も感じない」ということです。

小学生の頃は、来週遠足に行くというだけで1週間くらいワクワクしていました。しかし遠足が終わってしまえばそのことは忘れてしまい、また別の体験に意識が向いていきます。

このようにワクワク感というのは、直前がピークで、過ぎ去れば消えてしまう感情ということです。

このような特性から、私は「ワクワク感」を「高揚感の期待値パロメーター」だと認識しています。

例えばエロい表現というのは、本当に致されるシチュエーションよりも、そこに至る「見えそうで見えない」シチュエーションのほうが興奮を誘うと思います。

そのように期待値が上がるときが一番ワクワクするときで、達成してしまうとその高揚感は消えてしまう。言い換えると自分の妄想だけが鮮明な瞬間に沸き起こる感情だと思います。


思ったより長くなったので、最後にまとめます。

  • ワクワクとは「アンバランス」である

  • アンバランスには、未知への感動と既知への安堵という両面がある

  • ワクワクは期待値であり、直前がピーク

言語化できたところで、次回はラーメンレシピでも公開したいと思います。

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