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【都知事選】議会を「コンテンツ化」したインフルエンサー、安芸高田市・石丸市長が出馬!

注)この記事は、
いちクリエイターから見た石丸市長の「コンテンツ制作力」について語ったものであり、
政治的な主義主張は一切ありません。


あなたは、安芸高田市(あきたかたし)の石丸市長を知っていますか?

(右のシュッとした人)


安芸高田市は、広島県にある人口約2万6千人の市です。

その安芸高田市のYouTube公式チャンネルは、
登録者数26万人を超えています。

(ちなみに、東京都のYouTube公式チャンネルの登録者数は17.6万人なので、東京都より多いです)


市の人口の10倍にあたる日本人が、
これまで名前すら知らなかった、地方都市の一つである
安芸高田市の議会中継に熱狂している。

議会中継なんて、
安芸高田市の市民以外には、
ほとんど関係がないにも関わらず。

いったい何故、こんなことが起きているのでしょうか?




◼️市議系中継は、「王道ストーリー」の実話ドラマ


YouTube登録者数の異常な伸び率は、
安芸高田市の市長、
石丸伸二氏の手腕によるものです。


石丸市長は、古い慣習がはびこる地方の市議会で、
旧体制のおじさん、おじいさん市議たちに対して、
理論整然とした論調で、日々バトルを繰り広げています。

さらにその議会中継の様子を
YouTubeやX(Twitter)などで中継することによって、
人気を博しています。


「恥を知れ!恥を!」が有名なセリフらしい。


理屈としては圧倒的に正しい(と思える)ことを言っていても、
古い慣習に囚われた議会の大多数が、
市長に反対する。

一方で、
自分が市長にコテンパンに論破されたことがあっても、
市長の理論や姿勢にだんだんと胸を打たれて、
ただ一人、市長派にくらがえる
おじいちゃん市議(熊鷹議員)も現れる。

これ、「物語」としては、
めちゃくちゃ胸熱展開ですよね。

コンテンツとして、非常に秀逸です。


私は今、マガポケという漫画アプリで「進撃の巨人」を再読していますが、

主人公のエレンが、常に強大すぎる敵や利権に阻まれながら、
自由を求めて孤軍奮闘している様子に胸を打たれています。

(みんなも読もー)


(自分なりの)正義を胸に掲げた主人公が、
古い世界にはびこる強大な敵に1人で立ち向かっていく。
その途中で仲間もできる。

これぞ、ドラマの王道展開


これを市議会中継として、リアルの世界でやってるんだから、
確かに人気が出るだろうなと思います。


「半沢直樹」のドラマが人気を博したのにも、
なんとなく通じるものがありますね。


◼️どんな人に人気があるの?


ここまで言っといてなんですが、
私は石丸市長のYouTubeやSNSをほとんど見ていません。笑

なぜこんな記事を書いてるかというと、
パートナーのパルル君が、安芸高田市のYouTubeが大好きで、
日々、熱く語ってくるからです。(ウゼえ笑)


パルル君は、私に料理を作ってくれる時に
安芸高田市の議会中継」を、爆音で流しながら作業をします。

うるさすぎるので、私はしょっちゅう勝手に音量を下げます。笑
(おじさん達の喧嘩してる声なんて聞きたくないよ…)


HSP気質(繊細さん)の私は、
人が喧嘩したり怒ってる気配を感じとるだけで
気分がどんより重くなるのですが、

パルル君は大音量で議員の喧嘩を聞くことで
パワーがみなぎってくるそうです。笑

市議会中継を、ロックミュージックみたいに聴くなよ。


さらに、パルル君は広島大学出身ですが、
安芸高田市も広島にあります。

パルル君は大学生なりに、
地方独特の古い慣習やコネ、癒着で全てが決まってしまい、
正論を言っても相手にされない雰囲気
を感じとり、
げんなりすることがよくあったそうです。

だから、早く東京に出てきたかったと言っていました。

そんな地方独特の硬直した雰囲気の中で、
一人で正論を唱えて戦っている石丸市長を見ると、
すごく応援したくなるようです。


余談ですが、こんど市長の話がドキュメンタリー映画化されるので、
パルル君が
「ポレポレ東中野(映画館)に観に行かなきゃ♪」
とはしゃいでいました。笑

ちょっともう、よくわからない世界線です…。


◼️石丸市長、「都知事選」に出馬証明。「最初からこれが目的だったんじゃ…?」


そんなふうに、石丸市長の動向を逐一チェックしていたパルル君。

(また余談ですが、
パルル君は芸能人などにほとんど興味がなく、
「若い頃好きだった芸能人はだれ?」と聞いても、一人も名前を挙げられません
興味の持ち方が独特すぎる…。笑)


ある日、パルル君が
「緊急ニュース! 石丸市長が、次の安芸高田市の市長選に立候補しないんだって」
と大声で言ってきたので、
「いや、知らんがな」
程度に思っていたんですが。笑

その数日後に、
石丸市長、東京都知事選に出馬表明したってよ!
と言われて、

それまであまり興味がなかった私も、
「それは確かに、胸熱展開!」
と興奮しました。笑

そう思った直後に、
「というか、最初から目的は都知事選の出馬だったのでは?
と勘ぐってしまいました。

私は、それまでの石丸市長の言動を全く見てきてないので、
パルル君から大まかな話を聞かされたうえでの
単なる邪推(じゃすい)ですが。


まず地方の市長になるのは、
いきなり都知事をねらうよりも、
はるかにハードルが低いでしょう。


さらに、地方のお年寄りの市議たちで
ネットやSNSを使いこなす人はほぼいないので、

現実の市議会では、市議と対立してなかなか成果を出せずとも、
ネットの世界で支持を集めるのは、石丸市長の独壇場です。

さらに、石丸市長は政治家にしてはシュッとしていてカッコよく、
SNS映えします。


まず、ハードルの低い市長になって、
「旧体制の年寄り連中」と戦う姿を
ネット世界にアップして、
王道ストーリーの実写版の主人公となり、ネット上で人気を博す。

そして莫大な数のフォロワーを携えた上で、
満を時して都知事選に出馬。
(石丸市長のXのフォロワー数は、現時点で372万5千人。スーパーインフルエンサーです。)

最初からねらっていたのか、
どこかの段階でねらい始めたのかはわかりませんが、
そんな筋書きが想像できました。



◼️目的のために「捨て身になれるコンテンツメーカー」は最強


「石丸市長の目的は都知事選(もしくは、その先に続くさらなる高み)で、
安芸高田市での議会中継はそのための足がかり」
という上記の説は、
大して議会中継も見ていない、外野の私の単なる邪推です。

でも、仮にそうだとしたら、
石丸市長のコンテンツ制作能力、めっちゃエグいな
と思いました🤣


大きな目的のために、
市議会中継を最高のドラマとして「コンテンツ化」する。

そんなことができるのは、鋼(はがね)のメンタルの持ち主ですよね。


私ごとになりますが、最近、ライターのKさんとコンテンツについて語っていました。

K
「みけさんは結婚したいんだよね。
でも、パルル君が最適な相手かはわからないでしょ。
だから、
『自分に合った最高のパートナーを知るために、男性50人に会ってみた』って企画をやれば?」

みけ
「いやいやいや。笑
パルル君は、私が何をしててもほとんど気にしないけど、
さすがにパルル君が読んでるブログでその企画はやれないわ。笑
私もやりたくないし」

K
「じゃあ、パルル君と結婚する路線で行くとして
結婚するまでに相性をチェックするのは大事だから、
『結婚するまでにしたい50のこと』って企画で、
毎回2人で新しいことにチャレンジして、
50回目で結婚するとか」

みけ
『100日後に結婚するアラサー』みたいな感じですね。笑
いや、面白くはあるけど…
新しいことにチャレンジするのもいいけど…
いったん、『結婚』から離れてくれませんか?笑

私にとってセンシティブな話題すぎるし、
人生かかりすぎだし、
そこまでやりたくないっす」

K
「でも、『コンテンツに魂を売る』くらいじゃないと突き抜けられないよ」

みけ
「いや〜言ってることはわかりますけど…笑
私にも人生の優先順位があるんで…」

こんな感じで、結婚コンテンツをしきりに勧められて、
必死に抵抗しました。笑


私はこのnoteを始めてから、
「コンテンツ制作、めっちゃ楽しくて好きだな」
と思うようになったし、

他の真面目な仕事もしているペンネームで、
彼氏と付き合った過程をなりふり構わず書き散らかすくらいには、
「けっこう大事なものを捨ててきたな」と自負しています。笑


そんな私でも、
パートナーとの関係に変な亀裂が入る可能性がある
結婚のコンテンツ化はやりたくないなーと思いました。
(そのうち、やってるかもしれませんが。笑)


でも、突き抜ける人というのは、確かに、
私以上に「捨てて、捨てて、捨てまくれる人」だと思います。


『進撃の巨人』で、
アルミンが、エルヴィン団長のことを評して
こんなことを言っています。

何かを変えることのできる人間がいるとすれば、
その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人

化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら、
人間性をも捨て去ることができる人のことだ

何も捨てることができない人には、
何も変えることはできないだろう

ーアルミン・アルレルト



石丸市長は確実に、
大事なものを捨てることができる人」でしょう。

だからこそ、
YouTube登録者数26万人の心を揺さぶるコンテンツ
を創ることができ、
それを足がかりとして都知事選に挑める。


目的のために、
捨て身で最高のコンテンツを創ったという点で、
自分にも見習うところがあると感じました。


「人生において、
自分が本当に望むものってなんだろう。

そのために、捨てなきゃいけないものってなんだろう。」


そんなことを考えさせられた、
石丸市長・都知事選出馬表明のニュースでした。




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みけ みわ子


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