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鳴子♨️温泉リトリート、いつもの持参物を忘れた💦/大昔に買った蕎麦猪口のこと

3月がめちゃくちゃな混み具合で恐ろしい程の忙しさだったので、仕事が入っていないスキマの日を選んでいつもの鳴子温泉♨️に来ました。もう体がゴッキゴキって感じでした。温泉に浸かってぼ〜っとしてひたすら体を休めます。あ〜ホントに久々になんにも予定なくゆっくり出来ます♪

いつものように食材と普段使いの骨董の食器は持ち込み、素泊まりでぐて〜っとします。これが自分にとって最高の時間なんです❣️

で、今回持って来るつもりで準備はしたのに荷物の中に入れ忘れてしまったものがありました。それがこれ↓

ベビーラーメン忘れた❗️じゃないですよ。

普段使いの下手(ゲテ、上質でないよくある品物)な蕎麦猪口(そばちょこ)です。これが旅先でのコップ代わりにピッタリなんですよ。みけ子の旅の友、と言って良いほどです。それを今回うっかり忘れて来ちゃったんです (T . T)蕎麦猪口1個で大袈裟〜、ですよね。でも自分にはすごく大事なんです。

だってね、うつわの中でも蕎麦猪口って手に持ち、直接口に触れるものです。これがイイ感じでお気に入りである事は、その時の自分の気持ちを左右するとても重要な事なのです。(自分にとっては、ですよ)

お酒を飲むのにグラスは持参したのです。だけどお茶を飲むにはグラスじゃダメな訳で。宿備え付けの湯呑みを使いました。

うん、ホントに味気ないわ(笑)

もちろん十分に用は足ります。しっかり使えますよ。でも自分はいつものお気に入りがイイ❣️それじゃなきゃダメなの‼️ 全くめんどくさい女だわね〜 ┐(´д`)┌

旅先にも持参出来る、自分のお気に入りのうつわ。それも手に持ち口に直接触れるうつわ。この普段使いのうつわを選ぶのを疎かにしたくないのです。

特に「これから何か、骨董のうつわが欲しい。普段に使えて長く愛用出来るモノを選びたい」と思うならば、その最初のアイテムは蕎麦猪口がおすすめです。

お茶やコーヒーを飲む時によし。お酒のうつわにもイイ。氷を浮かべてロックで焼酎、ビールもワインもこれで飲んじゃう!何でも似合うのです。または、お茶受けのナッツを入れたりも良いですね。

手前2つが矢羽紋。左側2つが檜垣紋(ひがきもん)と言います。形で見れば、底が小さくて口が開いた左側3つがより時代が古いものです。染付の色は柔らかい色のものが古いです。

みけ子は20代であちこち出かけて歩いていた頃、各地で開かれる骨董市によく立ち寄りました。その頃、京都東寺の骨董市で見つけて買った時代の下がった安物の蕎麦猪口(湯呑み)を今でも思い出します。

甘焼き(焼成不足で細かなひび割れがある、言わば不良品)の磁器です。時代の下がった庶民の雑器で染め付け(藍色の絵付け)がされていました。磁器なのに雰囲気が土モノのうつわのような素朴な雰囲気がありました。値段を聞くと1000円だと言うので、値切りもせずにそのままの値段で購入しました。

今思うとそんな甘焼けの磁器、1000円では高かったかも知れません。でもその時の自分には見た目の好みや手触り、カタチがとても気に入り、沢山同じモノがあった中でその「甘焼きの不良品の猪口」を選んだのです。なんだか買った後、とても嬉しかったのを覚えています。

その甘焼きの蕎麦猪口(カタチは湯呑みっぽかったです)は買った後直ぐにコップとして使い、旅先で各地に連れて歩き家に戻って家庭を持った後もしばらく愛用していました。途中で欠けた部分は金直しに出して使い続けました。20年以上使ったかもしれません。その後、地震か何かで割れてしまったのでもう十分使ったからと処分しました。

電車で車窓の移り変わる景色を眺めながら。この紋様は「みじん唐草」と呼ばれるものです。よく見かけるありきたりな柄ですが、飽きが来なくて使い易く気取らないのでオススメです。


手に持ち手のひらで愛でる。時間が経つほどに手に馴染み「自分が選んだお気に入りのうつわ」という愛着が湧いて来ます。好きなモノに囲まれる暮らしって素敵です。これが自分なりの「丁寧な暮らし」なのかな〜?と思います。





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