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映画や本、音楽・アートのことなど

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記事一覧

「私に出来る事は何だろうか?」と自分に問い続ける

「私に出来る事は何だろうか?」と自分に問い続ける

表題のセリフは、朝ドラの主人公・寅子の母はるが言った言葉だ。ドラマの中で繰り返しつぶやく。誤認逮捕された父が嘘の自白をさせられて憔悴しきって家に戻って来た。夫や家族のためにはどうすべきか?そんな時に、主人公母が繰り返しつぶやくのだ。「私に出来る事は何だろう?」と。そうだ。それを私たちはいつも自分に問い続けなければならないのだ。

あちこちに思いが飛んだり、気持ちを紛らす事に没頭したり。食べるための

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ジョン・ウエットンというミュージシャン/King Crimsonのベーシスト兼ヴォーカリスト

ジョン・ウエットンというミュージシャン/King Crimsonのベーシスト兼ヴォーカリスト

ジョン・ウエットンと言うミュージシャンがいる。みけ子にとっては「クリムゾンが一番凄かった頃のメンバー」って認識が一番強い。

ベーシストにしてヴォーカリスト。あの強烈な個性の天才フリップ先生と一緒に音楽を生み出していた仲間だ。キレの良いベースプレイを聴いただけで「うわ〜スッゴイ凄い‼️」と感動するばかりだ。(語彙力超絶貧困)

Crimsonでベースとヴォーカルを担当していたと言えば、あのファース

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King Crimson 「USA」/音が圧倒的迫力を持って聴く者に迫る、ライヴアルバム

King Crimson 「USA」/音が圧倒的迫力を持って聴く者に迫る、ライヴアルバム

幻想的なメロトロンのメロディから続き、いきなり始まるこの圧倒される緊張感に満ちた演奏はなんだ?

鋭いキレのある音が塊のような迫力で迫って来る感じ。聞くものを圧倒する演奏。ライヴに参加しているミュージシャンたちの個性がぶつかり合い、まるで火花を散らしているような感じさえする。

キング・クリムゾンはバンドのデビュー前からライブが物凄いハイレベルだと言うので、当時のロックファンから注目を集めていたら

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内田裕也と勝新太郎のマイウェイ

noteの記事をつらつら眺めていたら、こんな方の記事にぶつかった。面白いし、非常に読み応えがある記事が多数。みけ子は読んでいて「こんな内容でここまでのレベルの文章が書けるといいよね〜♬」と心から羨ましくなったわ。

現在は更新はされていないようだ。最初の記事では「100記事を書きたい」っておっしゃってらしたのに〜(T . T) 以下の記事も書かれたのは2020年の6月だったみたいで。

この中の、

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エレファントマンと切り裂きジャック時代のロンドンの面影

エレファントマンと切り裂きジャック時代のロンドンの面影

暗くて重苦しい時代だったと思うのだ。ヴィクトリア朝時代のロンドン。ステキな石造りの街というより、暗闇から恐ろしい殺人鬼が出て来そうな時代。ロンドンの街には現在でもそんな暗さを感じる。

フランスに何日か滞在し、その後ドーバー海峡を船でイギリスまで渡った。全部で10日間ほどの、往復の航空券を取っての個人旅行。途中の移動もユーレイルパスを使って移動した。ヨーロッパ2カ国を巡る旅行だった。イギリスで滞在

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宇多田ヒカルと藤圭子 母から受け継いだ繊細な表現力で世界レベルのアーティストに

宇多田ヒカルと藤圭子 母から受け継いだ繊細な表現力で世界レベルのアーティストに

宇多田ヒカルのファーストアルバムが発売されたのは、もう既に20数年前になるのか。発売当時、ダンナがCDを買って来て聴いたのが最初だった気がする。

みけ子の世代だと「藤圭子の娘」ってことに驚きを感じた人が多かったんじゃないかな。パッチリと大きな目に母の面影を見る。

あの藤圭子の娘がこんなにアーティストとしての才能があり、世界に打って出られるレベルの音楽を生み出せるのかと驚かされた。デビューアルバ

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音楽が、歌が自分に力をくれる/Dragon Ash VIVA ra revolution

音楽が、歌が自分に力をくれる/Dragon Ash VIVA ra revolution

Dragon Ashの曲でまともに聴いた事があるのって、このVIVA la revolutionが入っているアルバムだけだ。他はほぼ全く聴いた事がない。だから自分にとってのDragon Ashって「VIVA La revolution」なのだ。1999年に発売されたアルバムらしい。

Dragon Ashのリードヴォーカルの降谷建志って、あの俳優の古谷一行の息子だ。古谷一行って言ったら、横溝正史の

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祝福される2人、反対される2人

祝福される2人、反対される2人

小柳ルミ子 春のおとずれ

岩崎裕美 春おぼろ 

「およっ?これ『老婆の日常茶飯事』さんの投稿でしたか?」と思われた方も多いかと思いますが😁 みけ子でございます(笑)

自分ちのリビングからは野球場とテニスコートが見下ろせます。その間の場所が芝生になっているのですが、昨日は天気が良くその芝生の上に仲良く並んで座る2人の姿が見えました。2人が男女のカップルなのかどうかは、遠いのでよくわかりません

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本というと「自己啓発系」しか読まなかった一時期があった

本というと「自己啓発系」しか読まなかった一時期があった

本が好き、読書が好き。そんなことを言うと「好きな作家さんは?」という話の流れになるかと思うが、考えるとみけ子にはあまりファンと言うかご贔屓の作家さんっていなかった。強いて言えば20代の頃に読み耽った椎名誠とか?小学生〜10代の頃は江戸川乱歩に横溝正史。純粋に夢中になって本を読んだ記憶を探るとそういう答えかな。今はほとんどその手の本は読んでいないけど。

自分で自分のことを勘違いしていた時期が長かっ

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シンセサイザーが一般的になる前、メロトロンという楽器があった

シンセサイザーが一般的になる前、メロトロンという楽器があった

ロックって高々5、60年前に生まれた新しい音楽ジャンルだったから、新しい楽器や奏法も曲の中で盛んに試されていた。ツェッペリンのライブでテルミンが使われていたのは有名。電子楽器の走りかも知れない。あ、調べたらロシアで発明された世界最古の電子楽器なんだって。

↑「永遠の詩」のユーチューブ映像今は見られないみたいなので、CDのリンクを貼っておきますが💦

ツェッペリンの映画「永遠の詩」のライブシーン

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ジョンボーナムの牛が帽子をかぶってた話と不動産から利益を得ること

ジョンボーナムの牛が帽子をかぶってた話と不動産から利益を得ること

みけ子がまだ中学生くらいの時の事。当時すごく売れてた洋楽ロックの雑誌に「ミュージックライフ」というのがあった。カラーグラビア写真がたくさん載っていて、イギリスやアメリカのロックシーンについてたくさんの情報を載せていた。雑誌の傾向としては海外のロックスターは神‼️洋楽ロック最高❣️みたいな編集方針だったかと思う。

つまりは最先端の音楽文化を紹介し、讃えるみたいな感じである。ヨーロッパやアメリカから

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ロッキングオンの渋谷氏の病気療養とCheap Trickってロックバンドのこと

ロッキングオンの渋谷氏の病気療養とCheap Trickってロックバンドのこと

高校生の終わり頃だったか、当時人気のロックバンドの「チープトリック」の仙台公演があったので、チケット取って観に行った。前から10列目(結構前の方)だった。

ヒット曲も数曲あったし、当時FMで良く曲はかかっていた。気軽に聴けるキャッチーなロックって感じだった。曲は耳にしていたけど、結局アルバムもシングルも買ってない。しかしメンバー4人がなんとも印象的なルックスをしていて面白かったのだ。

4人のメ

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Led Zeppelin Presence/自分的には「Zep最後のアルバム」(中途半端な私論として)

Led Zeppelin Presence/自分的には「Zep最後のアルバム」(中途半端な私論として)

って思いが強いんだよねえ。これみけ子の勝手な思い込みです。

王道ロックの光芒とその華やかなる終焉

とでも言えばいいのか。

(きちんとLed Zeppelinの事を調べた上で書いている訳ではなく、当時の一ファンとして書いています。そのため的外れなことを書いている可能性があります。ご容赦下さいませ)

ギターがうねり、ヴォーカルが叫ぶタイプのいわゆるオールドウェーブのロックの最高峰にして終焉。自

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観に行きたいよ/甲斐荘楠音展@東京ステーションギャラリー

観に行きたいよ/甲斐荘楠音展@東京ステーションギャラリー

大正時代から昭和にかけて活躍した日本画家、甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)の展覧会が東京で開かれる。観に行きたい‼️東京までならすぐだよ。だけど灼熱の真夏の東京、東北人のみけ子に耐えられるのか?ラビリンス東京、極度の方向音痴が駅から迷わずに目的地まで辿り着けるか(笑)

https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp

↑ステーションギャラリーの展覧会のリンク

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