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#GanPro LOVE PHANTOM 2022-2023 “二冠”になる今成さんの話


昨年5月のGanPro後楽園大会は今成さんがメインイベントで高岩竜一選手に勝ち、2代目SOGを戴冠した思い出深い興行です。

あれから一年。

今年も5月のGanPro後楽園大会が開催されますが、今成さんはメインイベントではなくて、SOGのベルト保持者でもありません。

しかしながら、当時ベルトを巻く前から加速していた今成さんの勢いは一年経っても減速していないですし、一年を生きる中で経てきたもの、
観てきたもの、良くも悪くも感じたもの、取り扱われ方、環境、アクターとしての活躍、全てが今成さんの中にぎゅっと蓄積して、濃度の増した強さが備わったように思います。すげえ出汁が出てます。このラーメン食べたい。昨年より、むしろチャンピオンだった頃よりも強度が有ります。輪郭のハッキリとした、揺るぎない自立した無二の存在になっていると思います。観ていて不安がないです。

一年の中で戦績としては勝つことも負けることもしてきたし、秋頃にはチャンピオンではなくなっているし、変わらず各所のお仕事が本意ではない範囲に於いても多いのかなあと思える様子が見て取れますが、強くネガティブに引っ張られず、その要因を紐解くことができる方だし、その余裕もあるのだなあと感じます。他人から見たら挫折や苦労だと言われる事象も、自身の血肉、次の表現に変換できる人だなあと感じたから、私はまた一年経った今日まで今成さんを追いかけていられるのだと思います。そこにただいるだけじゃないこと、消費されている存在ではなくなってきていることに、只々感謝ですし、尊敬しています。嬉しい。

物理的には無冠の状態で迎える後楽園大会ですが、私の感覚では今でも今成さんが“チャンピオン”のままなんです。
初代の高岩さん、3代目のジャクソン、現王者の渡瀬さんを腐しているわけではなく、無論三人ともベルトのよく似合う方々であることは大前提なんだけど、今成さんもチャンピオンのまま今日まで歩んできたように思えて。SOGのベルトとその保持期間が今の今成さんを形成する、強くしたサムシングになっているのだから、もう体内に“チャンピオン”が埋め込まれているというか、身体に刻まれていると思うんですよね。チャンピオン印。独立した個性と強さと自信が沸々と有り続けていることが見て取れるから、いつでも王者になれる器が出来上がっている、常時チャンピオン!という感じ。ずっとずっとチャンピオンなんですよ。ベルトは物理的には身体から出かけて行ったけれど、ベルトが収まる場所はここにあるし、ベルトのイズムはそこで生きてるし。

なので、今度決まるタッグ王座戦で初代SOGタッグチャンピオンとなれば私の感覚では“二冠”王者今成夢人の爆誕なのです。
高岩さんと共に爆進する今年の5月の今成さんを、とても楽しみにしています!


サムネおもろすぎる。
今年も後楽園で会いましょう。

私がニコニコで暮らせます。