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自分の力で未来を拓く“独立”という選択肢①

働き方の選択肢が広がり、複業を含めフリーランスとして独立する方が増えています。しかしメディア等を見ていると、独立の良い面ばかりが目立つように感じます。いわゆる成功体験が乱立し、その裏にある苦労あるいは挫折など、あまり見る機会はないでしょう。そのため、安易に「自分も独立してみよう」と考えてしまう方が少なくありません。

独立そのものは素晴らしいことだと思います。自分のやりたいことを見つけ、会社という組織に頼らず自由に働く。イメージ通りの働き方が実現できれば、仕事はもっと楽しくなるでしょう。そうすれば、人生そのものが輝いてきます。しかしその前に、独立にはたくさんのデメリットも存在するのだと知っておいてください。そのデメリットを踏まえても、乗り越えていこうと思えるかどうか。その気持ちが、将来的に「独立して良かった」と言えるか否かの分岐点になる気がしています。

独立は簡単!でも継続するのが難しい

さて、皆さんは現在、どのような働き方をされているのでしょうか。会社員やフリーランス、主婦・主夫、中には学生という方がいるかもしれません。いずれにしても、恐らく“働く”ことに疑問を感じつつ、“生き方”についても何か変えたいという思いをお持ちのはず。実際、私もそういう思いからフリーランスとして独立しました。

独立するという行為そのものは非常に簡単です。『開業届』に必要事項を記入して役所に提出すれば、もうあなたは個人事業主となります。個人事業主なら登記不要、銀行口座だって個人名義ものもで構いません。あるいは法人設立だって、株式会社ですら約20万円でできてしまいます。「個人事業と法人どっち?」「独立に必要なお金は?」といった話は今後詳しくお伝えする予定ですが、独立という行為が実は難しいものではない…という印象はお持ちいただけたでしょう。

本当に難しいのは独立した後の話。つまり自分の力で稼ぎ、生き続けることが難しいのです。

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