書けん日記:22 家之庭目白
1月も終わりが近い頃に、寒波到来。
昭和に建てられた日本家屋、断熱とかそういうのがほぼ皆無な私の古屋の中では、部屋の中でも吐く息が白く――火鉢で炭を焚いても、部屋の空気は シン と痛みのように固い冷気がこもったままで。
窓の外、夕暮れから即暗くなる庭を見れば、大粒の雪が降っていて。
「あっ……これは積もるな(察し)」
と、かじかむ手でキーボードを叩いたりマウスをポチる夜を過ごすと――
積もりました。三河の田舎は、けっこう降りました、積もりました。
朝も早くから、不肖はそそく