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お試し移住4週間でミニマリスト暮らしをデザインする――萩暮らし準備編③

これまでの記事では、お試し移住「萩暮らし」の準備編として、萩で4週間暮らすことになった経緯と、4月~5月という時期を選んだ理由を書きました。今回は4週間の萩暮らしに向けて「モノ関連をどう準備し、へらそうとしたか」について書きます。

モノをどこまで減らせるか?

4週間地方で生活するにあたっては、オフィス移転の下見や将来の田舎暮らしに備える以外にも、もう1つ目的がありました。
それは「モノを減らすこと」です。


私・Yが育ったのはバブル景気もあってブランドブームやらなんやら、なんでも持っている「マキシマリスト(多くの気に入ったモノに囲まれて暮らす人)が当たり前!」とされていたような時代。

そういう風潮(?)に流されて、今思えば不要なもの、余分なものにかなりのお金を使いました。

そんなに持ち物が多い方ではないと思うのですが(かつて引越屋さんに「え、3人家族で荷物はたったのこれだけですか?!  信じられない。よその家の数分の1ですよ!」と言われたことさえありました)、今後も年を重ねていく中で、多くのモノに囲まれて暮らしたいとは思いません。

少ないもので暮らしいていくコツ、ノウハウ」を身につけたい、と考えていました。

そんなこともあり、4週間の萩暮らしの中で自分にとっての最低限のものとは何かを考えました。

所持品リストをつくってみた

【所持品リスト(1人分=Yが使うモノとして)】
■仕事道具
眼鏡、PC、キーボード、マウス、カメラ、ケーブル類、ノート、筆記用具

■美容・医薬品
化粧品、歯みがきセット、シャンプー・リンス、常備薬

■タオル類
バスタオル1枚、フェイスタオル1枚、ハンカチ替わりのハンドタオル2枚

■寝具
うす掛け布団、枕、シーツ・布団カバー各1枚、枕カバー2枚

■キッチン用品
スケール、コーヒードリッパー、クリップ5個(食品の袋などの口を止めるため)、ふきん3枚、使い捨てビニール手袋(魚の下処理用)

■衣類
帽子1つ、パジャマ替わりのTシャツとショートパンツ2枚ずつ、Tシャツ3枚、カジュアルパンツ3枚、靴下3組、スエットシャツ1枚、ニットフリース1枚、ウィンドブレーカー1枚、普段使いのショルダーバック1つ

■その他
折り畳み傘1本、米1合(到着日に買い物する時間がないかもしれないので、最低限の食品として持参)、手作りグラノラ5食分?、財布

持っているスーツケースはあまり大きくない(確か70~80リットルくらい)ので、布団と枕は圧縮して大きめのエコバッグに入れますが、それ以外は余裕で収まりそうです。

季節が良いこともあって服がかさばらないのは大きなアドバンテージです。おかげで、自分では思ったよりも少ないもので暮らせそうだと嬉しくなりました。

出発前に自宅の食材をいかに食べ切るか

準備段階=出発する前の段階での大きな収穫は、
「食材を余らせないコツ」を実践できたことです。
「野菜を無駄にしないで使いきるために」なんてレシピ集もよくありますし、「食材は1週間で食べきるようにしている」なんて話もよく聞きますが、実際にやろうと思っていても、なかなか実現できない方も多いのではないでしょうか?

まさに私自身がそうで、
「1週間前に買ったキャベツ、もう食べ飽きたなー」「でもまだ全然ピチピチしてるし、あと1週間くらいもちそう」と考えるのですが、人間は忘れる生きものです。しばらくたってすっかり変色してしまったキャベツを見ると「なんか食べる気しないなー」と思って捨てる(農家さん、すみません)。。。

「あ、大根もニンジンもまだもちそう。今日はトマト食べたい気分だから買おう」「ソーセージあるけど、今日は鶏肉気分なんだよね、安いし」と、つい余分なものを買ってしまうし、まして冷蔵庫をカラにする必要性がないわけです(カラになってもどうせまた買うわけだし)。

でも、カラとなる自宅に4週間置いておこうと思えるのは、せいぜい調味料くらい。冷蔵庫にキャベツを4週間も放置したらどうなるのか、考えたくもない。
そんなわけで、出発前最後の1週間はとにかく本気で冷蔵庫をカラにするべく、頑張りました。

タケノコが余りそうなので、炒めてシナチク風に。サツマイモはレモン煮に。きゅうりやダイコンが少しずつ余ったので浅漬けに――と頑張っている時に、ツレが「卵食べたい。6個入りより10個入りの方が安いね」などと言い出したりして、多少(いや、だいぶ)イラつきましたが、煮卵やだし巻き卵にして食べきりました。

さらに萩暮らしの4週間でも、全ての食材を食べきる努力が欠かせません。帰る日、つまり4週間後には冷蔵庫をカラにするわけですから、使いきれそうもない加工食品などは極力買わずに、シンプルな食生活を心がけるつもりです(※これを書いてるのは、出発直前です)。

特に萩は海が近く、魚市場で買い物ができるという事前情報を手に入れたので、いろいろな魚を調理してみるつもりです。そのあたりもおいおいご紹介していきます!

参考サイト:はぎポルト〜暮らしの案内所〜


◆次回は、お金の問題――実際に「いくらかかったか?」についてです。

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