93日後にネタバレする【雑学の本】#6日目──「金メダル」は金でできていない!?
金メダルは
「金」でできていないってホント?
国によっては、オリンピックのメダリストになれば「一生安泰」といわれるほどの厚遇を受けられるという。
日本でも近年、日本オリンピック(パラリンピック)委員会から報奨金が支給されるようになった。
オリンピックでは金メダルは500万円、銀メダルは200万円、銅メダルは100万円が支給される。
競技によっては加盟競技団体からも報奨金が支給される場合がある。
このようにトップアスリートとしての輝かしい栄誉とともに、「金メダル」を獲得することの価値は計り知れない。
それらに加えて「金メダルそのものの資産価値」も相当なはず……。
純金製なら、かなりの値がつくだろうし、18金だとしても、金相場が上がっている昨今、相当な値段にはなるはずだ。
真相は「銀製メダル」に金メッキ
ところが実際のところ、金メダルはそのほとんどが銀でできている。
銀製のメダルに金メッキをほどこしているというのが事実だ。
メッキとはいえ、オリンピックのメダルにはきちんとした基準がある。
メダルは開催国が用意するが、その大きさは、直径60ミリメートル以上、厚さ3ミリメートル以上、銀の純度は、1000分の925以上と規定されている。
また、金メダルにする際のメッキには、最低でも6グラムの純金を使うことが求められている。
ただこれは、夏の大会での話。冬の大会のメダルに関しては規定がないため、金メッキさえほどこされていない金メダルもある。
もっともオリンピックの金メダルともなれば、メダルそのものの価値というより、優勝した価値のほうがずっと高いことはいうまでもない。
◆本書紹介
『身のまわりの「意外な勘違い」 なるほど雑学93』
──博識な人でも間違える常識の大ウソ
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