パーリ語って面白い!
パーリ語というのをご存知でしょうか?
母語としている人はいませんが、古代インドなどの経典に使われている言語で実は日本語にも馴染みがあります。
例えば、「般若」という言葉はパーリ語ではpaññā(パンニャー)と言いますがこれも中国に伝わる際に漢字に置き換えたものとされています。
このように日本でもたまに聞く言葉とパーリ語は関係しているのですが、これが意味を知るとなかなか面白いです。
例えば日本語では「怒り」という言葉で一括りにされていますが、パーリ語では怒りにはいくつもの種類があります。
dosa という言葉は漢字にすると瞋 というもので、あいつムカつくなとか退屈だなという程度は低い怒りです。「暗い」という意味もあります。
vera は歯ぎしりしたりやけ酒をしたりと自分の体を燃やすほどの強い怒りを表していたりします。
dosa が vera になります。
その他にも怒りに関しては色々とありますが以下のページが参考になるかもしれません。
日本語でも「私」には色々と呼び方があり、それぞれニュアンスが違いますが、同様にパーリ語には心に関する言葉が数多くあるため学ぶことで人間の心理のようなものが知れるのが面白いですね。
体系だって学ぶとかなり時間がかかりそうですが、たまに知ると勉強になりそうだなと思いました。
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