Mika Endo|ライター

インタビューライター/エッセイスト|元居酒屋店長|SHElikes|SHEmoney|…

Mika Endo|ライター

インタビューライター/エッセイスト|元居酒屋店長|SHElikes|SHEmoney|ヒトモノの魅力に光を当てる|ワーホリ行きたい|オーケストラ🎻ファゴット|かがみすと・エビアン|noteは内省代わりなのでたまに暗いです|心地いい時間に更新します|旧エビアン

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    コピーライター・阿部広太郎さん主催の連続企画講座『企画メシ』での自主企画『裏企画メシ』。受講生である「企画生」に企画ができるまでの裏側をインタビューしました。

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    SHElikes「ライティング入門コース」「Webライティングコース」の課題をまとめました✍️

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    水野敬也さん著作『夢をかなえるゾウ』を実践したまとめです。ぜんぶで11回の予定

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固定された記事

「私がnoteを書く理由」の変遷を辿ったら、決意表明になった

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記念日は、一緒にいられる日常を感謝する日に

つい先日、パートナーと喧嘩をした。 そろそろ付き合って3ヶ月になるし、きっと今後の付き合いを揺るがすようなデカい出来事が起こるだろうなあとは思っていたが、それは…

マラソン初心者、挑戦してよかった|第41回カーター記念黒部名水マラソン

一面青い富山湾と、まだ雪が残る山々。 沿道のおばあちゃんたちに危うく、「ここの景色、本当に最高っすね!」と、走りながら声をかけそうなくらい、その光景は誰かと共有…

いろいろな世界を見たいけど、やっぱり最後は実家に帰りたい

パートナーとの同棲を始めて約2ヶ月。今でも私は週に一度、同じ県内の実家に帰る。 オーケストラの練習会場が実家の近くなので、それに合わせてプチ帰省する形なのだが、…

会いたい人に、会いに行く

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自分「だけ」の物語から、自分「たち」の物語へ

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どうして深夜まで開いている店は、居酒屋と牛丼屋しか無いのか|『夜カフェ』の提案

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塾講師のアルバイトをしていた大学時代、名前の書いていないノートの中身をパラっとめくって「ああ、これ⚪︎⚪︎君のだ」とわかるくらいには、生徒が書いた文字をたくさん…

「まあ、いっか」で済ますのをやめたとき

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先週末、念願のお花見をした。 通勤時に毎日見る桜に少しずつ葉っぱが目立ち、アスファルトがピンクに色づき始める様が、私たちのお花見を急かせる。「早くしないと散っち…

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会社員を辞めた理由は、これまで五万とnoteやエッセイに書いてきた。 「自分で自分の忙しさをコントロールしたい」 「好きなときに好きな場所で働きたい」 この退職2大動…

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「私がnoteを書く理由」の変遷を辿ったら、決意表明になった

「私がnoteを書く理由」の変遷を辿ったら、決意表明になった

noteを始めて4ヶ月目。
noteを書き続ける習慣がついて3ヶ月目。

私にとってnoteは、感情のアウトプットにいちばん適している場所。自分の感情に向き合い、学びとことばをたぐり寄せる、いまの自分に必要不可欠なもの。

そういえば、どうしてnote始めたんだっけ?

書く理由をステップ別に辿ったら、創作者として大切にしていることが見えてきた。

ステップ0:課題記事の添付場所を彷徨って私がno

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記念日は、一緒にいられる日常を感謝する日に

記念日は、一緒にいられる日常を感謝する日に

つい先日、パートナーと喧嘩をした。

そろそろ付き合って3ヶ月になるし、きっと今後の付き合いを揺るがすようなデカい出来事が起こるだろうなあとは思っていたが、それは意外と早く訪れた。

正確には喧嘩ではなく、要約するに「パートナーがつい口走ってしまった言葉に、私が深く傷つけられた」のだが、家での話し合いはまるで気まずく、同棲を始めてから同じベッドで就寝していた習慣を途絶えさせ、次の日の出勤中も口角が

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マラソン初心者、挑戦してよかった|第41回カーター記念黒部名水マラソン

マラソン初心者、挑戦してよかった|第41回カーター記念黒部名水マラソン

一面青い富山湾と、まだ雪が残る山々。

沿道のおばあちゃんたちに危うく、「ここの景色、本当に最高っすね!」と、走りながら声をかけそうなくらい、その光景は誰かと共有せずにはいられなかった。

先週の25日、26日に行われた富山県の黒部名水マラソン。私は26日の10kmの部に出場した。これが、人生で初めてのマラソン大会だった。

朝6時過ぎ、富山駅からあいの風とやま鉄道に乗る。
マラソン大会の朝は早い

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いろいろな世界を見たいけど、やっぱり最後は実家に帰りたい

いろいろな世界を見たいけど、やっぱり最後は実家に帰りたい

パートナーとの同棲を始めて約2ヶ月。今でも私は週に一度、同じ県内の実家に帰る。

オーケストラの練習会場が実家の近くなので、それに合わせてプチ帰省する形なのだが、帰った次の日の午前中、住み慣れた自分の部屋で、小学校に上がる前から使い続ける机と椅子で作業する時間が、たまらなく好きだ。

前回、「安心」についてのnoteを投稿した。

パートナーとつくる日常に、私はまだ安心できていない。
それを振り返

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会いたい人に、会いに行く

会いたい人に、会いに行く

昨年の4月、今まで画面の中にいた人に初めて直接お会いした。昨年6月から半年駆け抜けた講座『企画メシ』の講師でコピーライターの、阿部広太郎さんだ。

きっかけは、オンラインキャリアスクールSHElikesのコピーライター講座で講師を勤めていたこと。今までセンスで成り立つと思っていたコピーライティングで、まさか自分の経験をこんなに掘り下げることになるとは思っていなかった。

そのタイミングで、阿部さん

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この日常もいつか、安心に変わるのだろうか

この日常もいつか、安心に変わるのだろうか

牛乳もう少しで無くなるな、と、冷蔵庫を開けて気付いた前の日の夜。まあいいやと思い、牛乳の残量などとうに忘れて帰った翌日の夜、冷蔵庫を開けると新しい牛乳が1本入っていた。

夕飯とともに出てきたのは、銀のタンブラーに並々と注がれた麦茶。あっ、と思ったときにはもう、冷蔵庫には新しい麦茶が作られていた。

いつも適度なタイミングで補充される、牛乳や麦茶。朝起きるとすでに活動し始めている洗濯機。燃えるゴミ

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自分「だけ」の物語から、自分「たち」の物語へ

自分「だけ」の物語から、自分「たち」の物語へ

コピーライター・阿部広太郎さん主催の講座『企画でメシを食っていく』(通称『企画メシ』)から1年。本日ことばの日(5月18日)にまた、みなとみらいの『BUKATSUDO』で私たちは再会した。

企画メシから半年経って。

正直、誰かに誇れる変化は無かった。
書く時間はどんどん減り、企画はおろか、今年に入ってから日常をこなすことで精一杯だ。

そんな状況であっても、みんなの前で「企画メシを終えてからの

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どうして深夜まで開いている店は、居酒屋と牛丼屋しか無いのか|『夜カフェ』の提案

どうして深夜まで開いている店は、居酒屋と牛丼屋しか無いのか|『夜カフェ』の提案

1日頑張った自分への労いに、美味しいコーヒーが飲みたい。

その願いが叶うお店は、私に家路には無かった。
どうしてカフェって早く閉まっちゃうんだろう。前職の居酒屋営業が終わり、終電帰りの私が立ち寄れる飲食店は、居酒屋か牛丼屋しか無い。

お酒は好きだけれど、今日はあの明るい電球色の店内に入る気分じゃない。お腹が空いているわけじゃ無いし、居酒屋でソフトドリンク1杯でゆっくりするだけじゃ、何だか申し訳

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走り続けた人しか見えない景色が、きっとあると信じて

走り続けた人しか見えない景色が、きっとあると信じて

人生初マラソンが、すぐそこに迫っている。

今月の25日と26日に開催される、第41回カーター記念黒部名水マラソンにエントリーした。参加するのは2日目の26日、10kmの部だ。

決断したのは今年の1月半ば。万年文化部の私はこれまで全然運動してこなかったけれど、一大決心として今年1年ランニングを頑張ることに決めた。

「運動したいなあ」とは以前から漠然と思っていたこと。『企画メシ』で知り合い、現在

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女子校は、女性らしさを育む場所じゃない|埼玉県立高校の共学化は本当に、ジェンダー平等に繋がるのか

女子校は、女性らしさを育む場所じゃない|埼玉県立高校の共学化は本当に、ジェンダー平等に繋がるのか

私が女子校に通っていたときにも、噂程度で聞いたことがあった。

「共学にしたいらしいよ」
「え、絶対やだ!」
「うちらの高校は絶対共学にならないよね」

当時は笑い話にしていたけれど、「共学になるなんて絶対に嫌だ」という意見はみんなぴったり一致していた。そんな話が時を超えて、すぐそこまで来ているとは思っていなかった。

埼玉県は本当に、県立高校の共学化を推し進めたいらしい。

時代は少子高齢化。子

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終わるから、始まる|SHElikes卒業宣言

終わるから、始まる|SHElikes卒業宣言

もう、誰の人生も羨ましくないわ。

そう言い切れた今がきっと引き際で、そしてまた、新しいスタート地点だと思った。

私は今月、昨年2月からお世話になったオンラインキャリアスクールSHElikesを卒業(退会)します。

キャリアチェンジどころか、人生チェンジしたPCひとつでどこででも仕事ができるようになりたい。
自分で自分の忙しさをコントロールしたい。

入会の理由は、ざっくり言えば「キャリアチェ

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「頑張っている女性っていいよね」って言われたくない

「頑張っている女性っていいよね」って言われたくない

「頑張っている女性って、いいなって思って惹かれるんだよね」

大学2年生の頃、仲が良かった同級生と珍しく浮ついた話になったとき、彼はそう語った。恋愛とはしばらく縁遠い、かつ女友だちの少ない彼の言葉はかなり新鮮だったのと同時に、その「頑張っている女性」に自分が含まれていることを自然と察して、少し決まりが悪くなった。

当時の私を振り返ると、かなり精力的に活動していた。

まだ大学2年生なので授業数は

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手書き特有の、その人の癖が愛おしい

手書き特有の、その人の癖が愛おしい

塾講師のアルバイトをしていた大学時代、名前の書いていないノートの中身をパラっとめくって「ああ、これ⚪︎⚪︎君のだ」とわかるくらいには、生徒が書いた文字をたくさん見てきた。

特に受験を控える中学3年生は、週2、3回同じ生徒の授業を見ることはざらにあるので、毎回彼らのノートやプリントに向き合っていれば自ずとそうなっていた。塾講師でさえそうなんだから、学校の担任なら尚更だろうと思う。

その人が書く文

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「まあ、いっか」で済ますのをやめたとき

「まあ、いっか」で済ますのをやめたとき

たとえば、いつも持ち歩くお茶の味が少し違うこと。

自分が着る服や背負うリュックから、人の家の匂いがすること。

階段の電気を付けようとして、スイッチがどこにあるか少し探すこと。

ゲップやオナラが不意に出ないようにするのはもちろん、「可愛くない」姿を見せまいと、何となくいつも気を張っていること。

そんな些末な出来事が日々、少しずつ積もって、じわじわとストレスを生んでいた。

毎日楽しいはずなの

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花より団子、より酒

花より団子、より酒

先週末、念願のお花見をした。

通勤時に毎日見る桜に少しずつ葉っぱが目立ち、アスファルトがピンクに色づき始める様が、私たちのお花見を急かせる。「早くしないと散っちゃうよ!」そう、わかっている。桜は、自然は、私たちの都合のいいように待ってくれない。

いつも通り早朝に出勤して昼過ぎに退勤、ジムに行き、帰宅してからミーティングを終えて夜、やっと一大イベントのお花見ができる。ジムに行く途中たまたま団子屋

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桜を見るたび心が痛んだ私へ

桜を見るたび心が痛んだ私へ

会社員を辞めた理由は、これまで五万とnoteやエッセイに書いてきた。

「自分で自分の忙しさをコントロールしたい」
「好きなときに好きな場所で働きたい」

この退職2大動機にあえてもう一つ加えるとすれば、「四季を感じたい」が当時の私の切なる願いだった。

2年前の春、車窓から見る桜が悲しかった。

今年の開花が早いのか遅いのかすらわからない。実家のリビングでゆっくりテレビを観ていたあの頃が懐かしい

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