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亀梨くんの薄毛が気になる ~イケメン将軍はフサフサじゃなくっちゃ!~

『大奥』令和に復活!

いいよね、『大奥』!

20年ぶりの連ドラでの『大奥』放送とあって、X(旧Twitter)でも毎週「#フジ大奥」がトレンド入りするなど話題となっている。出演は、小芝風花、亀梨和也(KAT-TUN)、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太(SixTONES)と、今をときめく人気者ばかり。見事に若返りを果たした形だ。

舞台は十代将軍・徳川家治(亀梨和也)の治世。「大奥モノ」定番の「春日局」「絵島生島事件」あたりはひと通り過去の『大奥』シリーズでやり尽くしたので、題材としてはマイナーな感じが否めないが致し方ないだろう。

むしろマイナーなことを逆手にとってか、公家出身の御台所・倫子(小芝風花)と松平定信(宮舘涼太)が幼なじみだったり、老中・田沼意次(安田顕)が家治の暗い過去を理由にあからさまに脅迫していたりと、結構やりたい放題の設定なのだ。

昔からの時代劇ファンからは賛否両論あるが、令和のゴールデンタイムに豪華な衣装を纏って御鈴廊下に並ぶ女優陣を見られるのはやはりいいものだ。(東映剣会で頑張っている仲良しの俳優・大脇あかねちゃんが活躍しているのを見られるのもうれしい)

え?ハゲてない、よね?

私はと言えば、放送前から亀梨くん(あえてこう呼ぶ)の髷姿をそれはそれは楽しみにしていた。スタートエンタテイメント(旧ジャニーズ事務所)きってのセクシーな魅力が、髷姿になれば一層引き立つだろうと期待していたのだ。

ところが、放送が始まってみるとどうもしっくりこない。月代が美しく、顔立ちが堪能できるのはいいがどうにも“薄毛”に見えてしまい、そのせいで貧相に見えて将軍らしくないのだ。

かつらの厚み=覇気の強さ

「時代劇」で「将軍」と言えば松平健さんの『暴れん坊将軍』が思い浮かぶ人も多いだろう。“国民的将軍“ マツケン吉宗と比べると、亀梨将軍は髷部分の毛量がとても少ないようだ。茹でる前のパスタでいうと、亀梨くんの髷は半人前くらいの量。マツケンは二人前くらいありそうなのに。

また、亀梨くんのかつらはサイドの膨らみも薄く、おでこの生え際を指す「小額」もナチュラルにぼかしてある。もみあげはふわりとした仕上げで地毛に見えるような作りだ。対照的にマツケンは小額がキリリと尖ったデザインになっており、ピシッと整ったもみあげまでツヤツヤで、いかにも東映時代劇のかつららしい作り。

比較対象がマツケンはずるいじゃないか! という声が聞こえてきそうなので、過去の『大奥』で西島秀俊さんが演じた徳川家光とも比べてみた。マツケンほどではないが、やはり1.5人前のパスタくらいの太さがあるのだ。

とは言え、家治には“暗い過去持ち”という設定がある。覇気のなさを表現するための“あえての薄毛”だろうか。ああ、でもこれが、フサフサでツヤツヤのかっこいいかつらなら…!

もったいないぜ、薄毛なんて

時代劇のかつらに限らず、地毛でも毛量が多い人は活力にみなぎっているように見えるものだ。『ドラゴンボール』だって『プリキュア』だって、パワーアップしたり変身したら髪の毛が伸びたり増えたりするではないか。それに俳優の船越英一郎さんだって昔より今のほうが…おっと、誰か来たようだ。

昔よりはるかにクリアな画質で放送される令和版『大奥』。そこにいかにもかつらでござい、というものは時代にそぐわないのかもしれない。だとしても、極太のツヤツヤな髷のかつらをつけた亀梨くんが一目見たかった…。亀梨くん、今度は“暴れん坊”なお姿を期待しています!

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