怠惰、あるいは夏の恒例行事
自分のいい加減さ、というか、だらしなさが露呈するのは、圧倒的に夏な気がする。なぜだろう。とにかく着込めばなんとかしのげる冬は、怠惰な自分でさえも何かでくるんでしのげている(気がする)。
例えば、夏のワードローブ。
「とろみ素材・黒・ノースリーブ」という形状にどうやら弱いらしいわたしは、同じような服を何着も持っている。お気に入りなので着用頻度も高いのだが、問題は、
着る
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日焼け止めを塗る(夏だもの)
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塗るのが雑すぎて首回りや袖に日焼け止めの白いシミをつくる
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またか...と軽く絶望する
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着替える時間がなくて、そのまま出かける
以上の流れをほぼ毎回繰り返すのだ。同じミスを犯さないように、慎重になればいいと思うでしょう?わたしもそう思う。思うんだけど、できない。
また例えば、ペティギュア。
ネイルサロンでジェルをしてもらえばいいだけの話なのだけど、なかなか行く時間が取れないとセルフネイルになる。で、何が起こるかというと、
爪が伸びてくる
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全体をオフして塗り直す...のではなく、根元をチャチャッと塗ってごまかす
↓
爪の先端が剥げたりする
↓
全体をオフして塗り直す...のではなく、部分的にチャチャッと塗ってごまかす
いえね、これがハンドネイルだったらさすがにこんなことはしないのです。足ならそこまで目立たないだろう、と思ってごまかすこのだらしなさ!お風呂は週に1回です、とか、部屋はゴミだらけです、とかのわかりやすい怠惰よりタチが悪い気がする。普段、「だらしなさ?なんのこと?」と、知らん顔して生きている自分を知っているからだろう。
「毎日ちゃんと生活していると、働く時間なんてない」と、どこかで読んだことがあるけれど、本当にそう。毎日パシッときれいな服を着て、爪はピカピカで、体にいいものを自炊して、掃除の行き届いた部屋に住み...なんて、考えただけで気が遠くなる。
だらしなさの発露が違うだけで、みんなだってそうだよね、ね。
(...と書いたところで気づいたのだが、上記の例は全部、恋愛中ってだけでなんなくクリアできる。そうか、わし、単に恋愛してないだけか)
Thank you for reading!