みJOY出版編集室

四方を海に囲まれた五島列島・新上五島町で「みJOY」という雑誌を作っています。ボランテ…

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四方を海に囲まれた五島列島・新上五島町で「みJOY」という雑誌を作っています。ボランティアとして集まったスタッフみんなで、島の自然や人が暮らす様子などを取材し執筆しています。記事を通して等身大の「上五島」に触れてみてください。

最近の記事

五島のことば指導・永井 響さんと連続テレビ小説「舞いあがれ!」

連続テレビ小説「舞いあがれ!」の五島列島編では、主人公の舞ちゃんが島の人たちと触れ合いながら、自分のなかにある大切なものを育んでいく様子や、祥子・めぐみ・舞の、それぞれの母娘の物語が描かれていて、毎回、ほろほろと涙される方も多かったと思います。 そのドラマのなかで、私達、五島の人間が話している五島弁を使って役者さんと共にドラマに命を吹き込んだのが、有川地区出身の永井 響さん(31歳)です。 今回は永井さんのことをはじめ、五島弁のおもしろさや難しさ、そして、役者さんのちょっ

    • 「まちの保健室」~ 会話から始まる健康相談所 ~

      春が一段落した5月中旬、有川地区にある五島うどんの里で長崎県看護協会上五島支部の方々が健康相談を行いました。 血圧測定や体脂肪測定を行いながら「病院の先生や看護師さんに言うまでもないかな?」というような、ちょっとした相談事が話せるこのイベント。 この取り組みについて、長崎県看護協会上五島支部長の中尾 由香さんと、上五島病院で看護部長をされている頭島 利江子さんのもとを訪ねてお話を伺ってきました。  リラックスして健康相談できる場所を目指して 「上五島の人は、ご遠慮され

      • 思い出を辿るウェディングフォト

        「最初は、五島列島ならではの写真を残したいとは思いましたが、自分が残したいもの、やりたいことよりも、まず大好きな二人がやりたいことを全部叶えたいという思いが強かったです」と話してくれたのはフォトグラファーの舛田大樹さん。 福岡にスタジオを構え日々活躍するなか、高校時代からの親友である新郎の入江法光さんのウェディングフォトを撮影するために来島しました。 新郎・新婦・カメラマン・ヘアメイクさん全員が上五島出身 「お互いの思い出の場所や好きな場所で撮れたら、すごく素敵だなぁと

        • 上荒川少年剣道クラブ雄剣会 〜少女剣士の思い〜

          伝統ある剣道場 今年四月に創部四十五周年を迎えた上荒川少年剣道クラブ雄剣会(以下、上荒川雄剣会)は、一九七七年(昭和五十二年)、当時の荒川郷長であった藤原栄之助氏(故人)が発起人となり、上荒川小学校健全育成会と有川警察署の協力を得て、青少年の健全育成を目的として創設されました。 現在、藤山大樹道場長を含む7名の指導者と、町内各地域から中学生(5名)、小学生(7名)、未就学児(5名)が集まり、剣道の稽古に励んでいます。 剣道といえば、道着・袴・防具を身につけた剣士が、厳し

        五島のことば指導・永井 響さんと連続テレビ小説「舞いあがれ!」

          豊かな海の復活目指しアマモの種をまく

          かつて日本有数の漁場として知られた新上五島町ですが、近年は漁獲量の減少などにより、町の基幹産業であった漁業が衰退傾向にあります。漁獲量減少の大きな要因の一つが「磯焼け」です。 磯焼けは、海藻が生茂る藻場が失われていく現象で、上五島だけではなく全国各地の沿岸で磯焼けが報告されています。 磯焼けを食い止め、豊かな藻場を復活させようと立ち上がったのが、地域おこし協力隊の梶山寛泰さんです。 梶山さんは、魚やイカの産卵場所にもなる海草「アマモ」が繁茂するアマモ場の再生に取り組んで

          豊かな海の復活目指しアマモの種をまく

          新しい船の誕生を祝う! 〜若松・神部地区の港にて〜

          夏休みが始まったばかりのある日、夫から「神部地区で餅まきがあるそうだ」と聞き、新しい家が建つのかと思いながら最後まで内容を聞いてみると、新しい船の進水式で行われる餅まきとのこと。 「これは滅多にお目にかかれない、貴重なイベントだ!見逃すわけにはいかない!」と、私のワクワクスイッチがオンに!進水式の当日、さっそく息子たちを連れて神部港へ向かいました。  現場に到着したときには、すでにたくさんの人たちが集まっていました。 海の向こうを眺める人。ベストポジションを探しに、行っ

          新しい船の誕生を祝う! 〜若松・神部地区の港にて〜

          私たちが「飛楽(ひらく)」です

          7月初旬、新上五島町内の5つの会場で、中五島高校の模擬会社「飛楽」の販売実習が開催されるという情報を受けて、「これは気になる!」ということで、みJOYスタッフが「若松港ターミナル会場」へ行ってきました! 7月6日の朝市当日。会場には、すでに多くの人が集まっていました。元気なカウントダウンとともに、9時きっかりにオープン!大きな声で「いらっしゃいませー!」と、元気に接客し、商品説明などを行うのは、若松地区出身の生徒さん5名。 時折、担当の先生のアドバイスを受けながら、現場で

          私たちが「飛楽(ひらく)」です