見出し画像

居心地のいい、新しい居場所

今日は自宅以外の場所で、11月最初の仕事に取りかかった。先月契約して、月額会員になったコワーキングスペースだ。

契約するにあたり、何ヶ所かまわって、最も居心地がいいなと思ったところを選んだ。契約する前からドロップインで何度も通っていたので、もうすっかり自分の「もう一つの居場所」のような気分になっている。

会社員をしていたとき、毎日を過ごすオフィスに対して「居心地がいい」と感じることは難しかった。周りにたくさんの人がいて、一人一人が放つ空気をいちいち勝手に読んでしまう。やっと気持ちが楽になるのは、人が少なくなった残業時間だったような気さえする。

コワーキングスペースにも、同じようにたくさんの人がいる。でも、居心地の悪さはほとんど感じない。関わりのない人たち同士、それぞれが静かに自分のやるべきことに集中している環境だからだろう。そんな当たり前のことではあるけれど「気にしないでいられるっていいな」としみじみ感じてしまう。

そんなコワーキングスペースで「ここの会員になろう」と思った決め手がある。それは、いつも座る席の前にある大きな窓だ。

窓がなかったりして外が見えない場所に長くいると、どこか息が詰まってきて「早く出たいかも」と気持ちが募ってくる。

対して、今行っているコワーキングスペースは、目の前の大きな窓から常に外の景色が視界に入ってくるし、ふとしたときに空や遠くを見つめられる。ここなら、長く座っていられるなあ。そう思ったことが、契約の一番の決め手になった。

「私の居心地にとって『外が見える』って重要なんだなあ」と、何ヶ所かまわってみるうちに、そんな大事なことに気がついた。そういや前の会社も窓は大きかったけど、目の前がビルで何にも見えなかったっけ。

それに伴って、もう一つ気がついたことがある。福岡に引っ越す際、在宅ワーク環境が少しでも居心地良くなるようにインテリアもいろいろと工夫して、わりとお気に入りの空間になった。

でも多分「大きな窓がある」というこの部屋のポテンシャルが、居心地の良さを決定づけているんだと思う。遠くに山が見えて、日差しも良好。この窓がなかったら、居心地も大きく損なわれているんだろうな。

そうやって「居心地いいな」と感じる仕事場が自宅以外にもう一つできた10月。少し前noteに「この秋は『外で一人で過ごす時間』を積極的に確保してみようと思っています」と書いたのだけど、おかげで思った以上に実現できている。

11月には、福岡に来て半年になる。新しい街での暮らしが、私自身を少しずつ変えていることを最近少しずつ実感し始めた。新たな居場所ができたこの秋の過ごし方が、また少しずつ私を変えていくのかな〜なんて、何の根拠もない期待をしてしまう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。