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二十八回目の梅雨

気がつけばすでに6月も21日目で、3週間が経とうとしています。外は梅雨まっただなかと言えるほどの雨です。

昨日、VOGUEのメルマガから「しいたけ占い下半期」が届きました。2022年、半分が過ぎようとしているのか。そう思ったとき、先日の友人たちとの会話を思い出しました。「もうすぐ30だよ、やばい」と、最近頻発の話題。

私は今年度で29歳になる歳です。やばいね、と相槌を打ちながら「まあ、まだ1年以上あるじゃん」と内心思っているのが顔に出ていたのか「minは早生まれだから余裕でいられるんだよ!」と言われて思わず笑いました。

確かに実際「まあ考えても仕方ないじゃない、年齢なんて」というスタンスで「いようとしている」つもりです。だけど正直「30」という年齢を全く意識していないかと言えば、それは嘘になります。

別にそこがゴールなわけじゃないし、30代になった瞬間に別の人間になるわけでもない。そこに納得してどっしり構えられる日もあれば「20代が終わる」未来に思いを馳せ、漠然とした不安に襲われる日もあるのは事実です。

友人の言う通り、30歳は着実に近づいている。もう何回目かわからないけれど、だから何?という気持ちと、よくわからない焦りがまたせめぎ合ってきました。よし、こんなときこそあの曲を聴こう。

こういうとき聴きたくなるのが、クリープハイプの『二十九、三十』。29歳から30歳になるときの心境が歌われた曲だと言われています。

私の心にたまにふらっとやってくる焦燥感。これはきっと30歳を迎えるまで続くし、どう過ごしてもどうせ「20代でこれやっとけばよかった」と思う瞬間はあるだろう。そして結局、いくつになってもこの焦燥感は消えない気がする。

でも、そんなの多分みんな同じ。誰がなんと言おうと「いけるような気がする」って思ってればいいんだよ。そう人生の先輩が歌うこの曲を聴くと、ちょっと心が軽くなる。全く根拠はないけれど、本当にいけるような気がしてきます。

想像もつかない未来はこわいけど、まあなんとかなるっしょ。じめじめした空気と一緒に一瞬ふわっとやってきた焦燥感を、またこの曲に吹き飛ばしてもらいました。こんな気持ちもまた「二十八回目の梅雨の思い出」ということで、大事に胸にしまっておこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。