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呼吸をするように、自然体でいられたら

つぶやきでも更新しましたが、昨日「ペトロールズ」というバンドのライブに行きました。

ペトロールズを知ったきっかけは、ギターボーカルを務める長岡亮介さん。「浮雲」こと東京事変のギター、星野源の後ろでよくギター弾いてる人、NHKの音楽番組『ムジカ・ピッコリーノ』でかつてギターを弾いていた人……と言えばピンとこられる方も多いでしょうか。

私自身も東京事変を通じて長岡さんを知って、彼が所属する3ピースバンドのペトロールズにも辿り着き、いつの間にか「ライブに行ってみたい」と思うまでに好きになっていました。

せっかくチケット取ったのに感染症の影響で中止になったりしてこれまでなかなかタイミングが合いませんでしたが、昨日満を持して梅田クアトロ10周年イベントのライブに行くことができたのです。

3ピースバンドはすごく繊細で、一人一人が鳴らす音が詳しく細かく耳に入ってきます。彼らの音楽は浮遊感や危うさがありながらも、絶妙なバランスで成り立っているような不思議な雰囲気がありました。

中でも一番自分が感動したのはギターボーカルの長岡さんの、まるで呼吸をするかのように歌い上げる歌声です。

聴いている感覚としては余計な「力み」が一切ない感じで、自然で、まるで呼吸の一部のような歌声。それが心地よく自分の中に浸透していくような、今まで他の方の歌を聴いて感じたことがない感覚になりました。

長岡さんは歌っている姿もそうだし、ギターを弾く姿も、MCで喋っている姿もとてもナチュラル。変な表現だけど「呼吸するように生きている」ような、あの自然体な雰囲気はなかなか他の人から感じられません。

自然体って意外にすごく難しくて、私は特に何をするにも余計な力が入ってしまうことが多いです。もう少し力を抜けたらいいのに、と思うことがよくある。特に歌や言葉は「伝えたい」「わかってほしい」と思うと、誰でもそれなりに力が入ってしまうものなのかもしれません。

何をするにも自然体。本人が実際どうかは置いておいて、私もあれくらい力を抜いて、いつでも呼吸と同じように自然体でいられる人になれたらなあ。

ステッカーかわいいぜ

バンドの音楽的な感動はもちろん、そんな気持ちまで湧いてきてしまうほど印象的なライブでした。こうして多くのものを受けとめられるライブは、やはり最高。ライブこそ音楽の醍醐味だと個人的には思います。

来月はCIRCLEというフェスに行く予定で、そちらはネバヤン、ハンバートハンバート、吉澤嘉代子、TENDREなど私得なラインアップ……今からとっても楽しみです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。