見出し画像

初めてピアノの音色を心から美しいと思った曲

先日、ペトロールズのライブに一緒に行った友人は「最近音楽を聴くのが楽しくて仕方ない」と、音楽鑑賞にとてもはまっているそうです。

特に東京事変がお気に入りらしく「最近この曲聴いているよ!」「この歌詞がすごくいいよね」など、会うたびに楽しそうに話を聞かせてくれます。

私自身、東京事変は好きなアーティストの一つです。これまで「この曲のここが好き」とまで深く語れる相手がいなかったので、そうやって友人と東京事変の話ができる嬉しさを感じています。

そんな友人の影響で、最近改めて東京事変が聴きたくなることが多くなってきました。擦り切れるほど聴いてきた曲たちだけど、何度聴いても「やっぱり最高」と思えるから、私は本当に事変が好きなんだなと改めて実感する今日この頃です。

特に最近、夜の静かな時間に聴きたくなる曲があります。『落日』という曲です。『修羅場』のカップリング曲で、名バラードと人気の高い曲。

音楽をたくさん聴き始めた中高校生のとき、ギターサウンドがメインのバンドの曲ばかり聴いていました。ピアノは習ったことがなかったけれど、もちろん音は聞いたことがある。当然、ピアノの音色の美しさは知っているつもりでいました。

『落日』を初めて聴いたのは、確か大学生のとき。「今までピアノの音色の本当の美しさを、自分は知らなかったんだ」と思ったのを覚えています。

ピアノから始まるこの曲は、音が流れ出した瞬間、思わず目を閉じたくなる。太陽がゆっくり沈んでいく光景が浮かんでくるし、歌や歌詞もそうですが、ピアノの表現の抑揚がなにより曲の登場人物の心の波を表しているように感じます。

陽が落ちて暗くなっていく景色と反対に自分の感情が浮かび上がっていく。最後「さあ、もう笑うよ」という言葉の後、思いが堰をきってあふれてくるようなピアノの音色には、いつもぐっときてしまいます。

なんか最近、あらためてこの曲が心に沁み入るようになりました。この曲の歌詞も大好きなのですが、そこ語り出すと字数がえらいことになりそうなので、今日は我慢。たまには「音色」の話もいいですよね。

「なんだか眠れないな」と思う夜、この『落日』のピアノの音色に心を委ねると、とても癒されます。よかったら聴いてみてくださいね。


この記事が参加している募集

思い出の曲

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。