8月に読んだ素敵な本を紹介します
7月は思うように読書がはかどらず、先月はしれっと投稿をさぼってしまいました……8月はしっかり4冊読めたので、久しぶりに本紹介をしていきます!
運のいい人の法則/リチャード・ワイズマン博士
お気に入りのPodcastで紹介されていたのがきっかけで読んだ本。友人に最近何読んでる?と聞かれたとき、この本を挙げると「大丈夫それ?」と言われました。笑 しかし、この本の内容はいたって科学的です。
「自身を運がいいと思っている人」「運が悪いと思っている人」に、さまざまなアンケートや調査を行い、そこから得た情報をもとに、両者にどんな違いがあるのか?を分析していきます。
「幸運は、自分の考え方や行動によってつくることができる」そうやって、誰もが前向きに生きるヒントをくれる一冊です。「自分が運をどう捉えているか」と向き合えるワークもあって、能動的に読められました。
一流の人に学ぶ 自分の磨き方/スティーブ・シーボルド
両親の本棚から発見して「父のかな……」と思いながら読んでみました。著者の「アメリカの経営コンサルタント」「全米屈指の超人気セミナー講師」といった肩書きだけでなく「学生時代から20年、一流の人を研究した」という実績にとても説得力があります。
毎回の書き出しが「一流の人は〜」で、正直最初は読みきれるか不安でした。笑 でもこの本は、書いてあること一つ一つに納得感があり、セミナー講義を受けているような気分で読むことができます。いくつか『運のいい人の法則』と重なるポイントもあったような。
私は第5章の「成長」の箇所が印象に残っています。特に「一流の人は複雑なことを単純化する」は、最近「もっとシンプルに考えたいのに……」と悩みがちな自分に刺さりました。一流の人、密かに目指してみよう。
天才はあきらめた/山里亮太
若林さんの『ナナメの夕暮れ』に続き、山ちゃんの著書も読みました。もちろんきっかけは『だが、情熱はある』。ドラマを見て、彼がいかにお笑いを愛し、努力してきた人物なのかを知ったつもりだったのですが……
あらためて、本人の言葉で語られている彼の山あり谷ありの芸人人生を目の当たりにして、なんか泣きそうになっている自分がいました。読了後にこんな気持ちになるなんて、全然思ってなかった。
うまく言葉にできないのだけど、同書で「ガソリン」として挙げられている嫉妬、劣等感みたいな感情の根底にあるのは「誰よりもお笑いが好き」という気持ちで。そこから生じた不器用な行動もしっかりと反省して乗り越え、道をきりひらいていく姿にものすごく胸を打たれました……
そして、山ちゃんが挫折しかけたときに芸人の仲間たちに励まされたエピソード、解説で彼への思いを綴った若林さんの言葉も含めて「やっぱお笑い芸人って最高にかっこいい」と思わされました。芸人は最高です。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」/山口周
私は、音楽やアートなどの芸術に触れるのが好きです。でも「それが仕事にどう影響していると思う?」と聞かれたら、今までの私はうまく答えられなかったと思います。
そんなある日、山口周さんが「美意識とビジネスの関係」を述べているnoteの記事を読みました。その話題に関してものすごく興味が湧いて、関連著書を読んでみたくなったのです。
なぜ「美意識」を鍛える必要があるのか。著者が語るその理由の部分には、納得感しかありません。そして、今まで意識できていなかっただけで、私の仕事の中にも「美意識」に左右される部分があると気付かされました。
私が仕事で扱っている「文章」も含め、あらゆるものの「魅力」は、論理的に説明しようとするとどこかで壁にぶつかります。仮に説明できるなら、それは誰でも実現できてしまう。人間の美意識は、その段階から新たな領域に連れて行ってくれる可能性を生むものです。
「芸術が人に与える影響」とか「感性を磨くのがなぜ大事か」は言語化するのが難しい領域ですが、その一部を、同書を通じて言葉で説明できるようになれた気がする。芸術に触れる機会を、より大切にしたくなる一冊でした。
以上、8月に読んだ4冊の本でした。最近は気分的に、エッセイやビジネス本、新書を手にとりがちです。そういうメンタルなんだろうな。笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。