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何度もライブが観たくなるアーティスト

人生の中で一番ライブを観に行っているアーティストは、never young beachだと思います。

彼らのことを知ったのは大学4年生の頃。音楽の趣味が似ている後輩と定期的にやっていた「CD交換会」を通じて出会いました。後輩が1stアルバムの『YASHINOKI HOUSE』を貸してくれたのです。

この時期、私は就職に向けて落ち込む日々を送っていました。以前記事にも書きましたが、教員採用試験に向けて対策を進めていたものの、周りから落ちこぼれて毎日がなかなかに辛かったんです。

ネバヤンの曲は、何でもない穏やかな日常の愛おしさを教えてくれます。朝起きて外に出たらいい天気だったとき。窓を開けたら、気持ちのいい風が吹いてきたとき。新しい季節の訪れを感じた時のときめき。人のやさしさに触れたときのあたたかさ。

口ずさみたく人懐っこいメロディと、心地よいサウンドが運んでくる癒しが、いつの間にか辛い就活の時期の支えになっていました。今でもこの『YASHINOKI HOUSE』の曲を聴くと、スーツを着てヒールを履いて歩いている光景が目に浮かびます。

「教採終わったら絶対ネバヤンのライブ行く」それが一つのモチベーションにもなっていたかもしれません。教採を終えた後に初めて行った念願のライブは、もう楽しくて楽しくて。

曲の良さはもちろん、彼らのライブはとにかく明るくて自然体。「ありのままでいいじゃないか」って歌詞もあるけれど、いい意味で本当にかっこつけてない。MCも演奏も無邪気で楽しそうで、見ていて思わず笑顔になります。

それからネバヤンのライブが大好きになり、年に一度か二度は足を運ぶようになりました。遠方のフェスに一人で乗り込んだことも何度かあります。実は今日も行ってきたんですが……笑 そのライブレポートはまた後日。

イヤホンから音楽を聴くのもそれはそれでいいけれど、ライブに行って「もっと好きになった!」と思える瞬間は格別です。さらに足を運ぶたび「また好きになった」と毎回思える存在にはそう簡単に出会えないから、なおさら特別になります。

余談ですが、たまにこうして好きなアーティストの話を書いてると、特に愛着あるアーティストは特別な思い出と一緒にしみついているんだと再確認できます。あらためて大事にしたくなる。

長く続ければバンドの形が変わっていくこともあるけれど、引き続きネバヤンが大好きなまま応援したいなと、今日の彼らのライブを見てまた思うことができました。私にとってnever young beachは、何度でもライブが観たいと思える特別なアーティストです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。