見出し画像

一番好きなスピッツの歌の話

春から夏にかけて無性に聴きたくなるスピッツは、私にとって思い出深いアーティストの一つです。

スピッツの思い出話は、大学時代にまでさかのぼります。私が所属していた軽音楽部には、先輩から後輩へ代々受け継がれ続けるスピッツのコピーバンドがありました。

彼らの演奏を見て純粋に楽しんではいたものの、スピッツと言えば超有名な曲しか知らなかった私。それがまさか大学生活最後の1年で、バンドに参加することになるなんて思ってもいませんでした。

「卒業までスピッツのギタボをやってほしい」と4回生になる直前の飲み会で勧誘されたときは驚きました。でも、スピッツのことをもっと知りたい気持ちがあったのは事実だったので、二つ返事で加入することを決意。

数日後、話を聞いたOBの方がスピッツの全アルバムを大きな紙袋に入れ、私に貸してくれました。「こ、これはちゃんとやらないと……」と、そこからスピッツをひたすら聴きあさる日々が始まります。

超有名な曲しか知らなかった私がスピッツにはまるまで、それほど時間はかかりませんでした。お気に入りの曲はどんどん増え、1年間でたくさん曲をコピーして、気がつけば自分にとって思い出深いアーティストの一つになっていたのです。

そんな思い出話はさておき、春になるとスピッツが聴きたくなる方は、きっと多いのではないでしょうか。春がテーマのものは、特に名曲が多いですよね。

私自身もそうで、スピッツの中で一番好きな曲も春がテーマ。この季節になるといつも聴きたくなってしまいます。

『さわって・変わって』は「春」という季節をとてもプラスに捉えた曲だと思います。「何でもできる気がする」と感じているかのような底抜けの明るさとエネルギッシュな雰囲気に、聴いていてすごく元気が出るんです。

いろんな歌詞の解釈ができちゃうところにも、スピッツらしさがつまっています。YouTubeにも「ピンクな解釈してしまった」みたいなコメントも多くて笑いました。さすが草野さん。笑

自分自身の力だけでは、何に対してもここまでエンジン全開で前に進んでいくことは難しい。だから、爽やかな全能感や足元から湧いてくるような強いエネルギーを与えてくれるこの曲が大好きなのかもしれません。

スピッツは名曲もたくさんあるので、一人一人に「一番好きな曲」があるはず。そう思うと、皆さんの好きな曲がすごく気になります。

私は『さわって・変わって』が一番お気に入りですが、スピッツは夏の曲も結構捨てがたいんですよね……好きなスピッツの夏うたの話も今からしたくてうずうずしていますが、もう少し我慢します。笑



最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。