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時の流れを表現する例

英語は常に、いま話そうとしている主体はどこに存在していて、話す内容はその時の地点からどのような位置付けにいるか表現するルールがある言語です。

英語圏のネーティブスピーカーで、言語力が高い人は自然とこの時制とやらを使いこなしています。そのため、日本で習う時制とやらは英語を使いこなす上で基本中の基本。

しかし、日本語を使っている時、このような時の流れを明確に意識して使用している人はどれくらいいるでしょうか?

時の流れを把握できていればいるほど、英語が簡単になる部分がある。その証拠として、時制だけではなく、時の流れを表現するフレーズがあります。

その代表例として

the day after tomorrow

the day before yesterday

を見てみましょう。

この表現をあなたが使う時、どの時の地点を基準にしていますか?

tomorrow と yesterday があるのでとても分かりやすい。

tomorrow (明日)とyesterday(昨日)は、いつの時点から見ているのかで変わります。

今話している瞬間を基準にしているかズレた位置を基準にしているか。

その基準を固定してまずtomorrow (明日)とyesterday(昨日)の位置が分かる。

基準日の次の日が、tomorrow (明日) で前の日がyesterday(昨日)になる。

なので、the day after tomorrow は基準日をカレンダーで6月17日とすれば、6月19日になる。

そして、the day before yesterday は、基準日をカレンダーで6月17日とすれば、6月15日になるのです。

時の流れをちゃんと意識していれば、

the day after tomorrow を あさって

the day before yesterday を おととい

なんて暗記する必要はそもそもない。

しかも、時の基準がその表現を使っている時点が今でなければ

あさって も おとといも 決まっていません

それは、未来人が

the day after tomorrow

the day before yesterday

を使うのと、

過去人が

the day after tomorrow

the day before yesterday

を使うのと、

今の時点にいる人が

the day after tomorrow

the day before yesterday

を使うのでは全く日付が違うことを意味する。

あさってやおとといと訳すだけでは、時に対する解像度が低いと自覚するのは結構重要。

この説明は、時制が完璧に理解できていて使いこなせる人は何も疑問なくスッキリと理解できる話のはずです。

英語は、時の流れを明確に捉えそれをルールに基づき表現する言葉なので、

もし あさっては何と言うっけ? とか

おとといは何と言うっけ?

と迷ってしまうとしたら、ただ暗記しているだけで、少し時制の認識が足りないかなと思うとためになる。

あさってやおとといの表現で右往左往するレベルだと、英語圏の大人が読む文学などで時が頻繁に入れ替わる物を読んだりするとサッパリ分からなくなるレベルになってくる。ある程度、大人の話がちゃんと話せる人はそのくらいの時制の解像度はあるのが事実なので、時制をしっかり意識できるのは大事。

時制の観念がしっかりしていれば、結構便利なのが英語という言語。そのため、時の流れを理解するのは大切です。

英語表現についても、まとめています

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