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「村上隆 もののけ 京都」に行ってきた。

私は美術館に行くのも好き。最近、村上隆さんの個展が京都市京セラ美術館で開催されているのを知り行ってきました!9月1日までやってるのでおすすめです。

私はお花のキャラクターや、ルイヴィトンとのコラボ作で村上さんについては知っていましたが、本格的に観たことはいままで一度もなかった。

彼は、現代アート界では世界中で有名で日本より知名度が高い感じの場所も多々あります。

けれど、正直私はちゃんと理解できていないと思っていたので余計に観に行きたいと思いました。

会場に到着したら、外国から来た方達も結構目立った。中にはとても熱心に解説を読んだりオーディオを聴いたりしながら鑑賞している人もいた。国籍傾向もバラバラな感じで、やはり評判と同じで、世界中で人気がある方なんだなと理解できました。とても民度が良い方達も目立っていました。

私のイメージでは、日本の独特な Kawaii文化をセンスの良い人がポップアートと融合させているから人気なのかなと思っていたけど、観にいってそれ以上のものがあるなと……

入り口を入ったら、洛中洛外図風の大きい作品を現代技術と合わせお花ちゃんを登場させたものがお目見え。

あ!

これは現代の消費文化から生まれたレインボー柄のお花ちゃんキャラを、突如美術史で登場するような古い歴史があるものに潜りこませてるんだな!

煽ってるな! 

というように感じた。

素敵なおふざけであり、嫌いじゃない。
それを敢えてすることで、観る側を試す。

サムネイルのように、日本庭園の雰囲気をぶち壊している 「お花の親子」と同じだ 笑。

現代の消費文化に染まった人や、なんとなく見るポップな雰囲気しか知らない層に、日本の美術史で登場するような歴史が投影されている作品と並べることで、宣伝のような手法を用いて文化の紹介をしている。

ザ・現代アート!!

これだけじゃなく、尾形光琳のオマージュもあり面白かった。

日本文化に少しずつ西洋文化が入り込む様子を村上さんがDOBで演じている。なんとなくミッキー様にも似てるDOBで、、、笑

日本美術と西洋文化の対比をプレゼンテーションしている作品群は、日本の独特な漫画やアニメカルチャーの歴史も投影させ、それと同時に日本文化に興味がある層も取り込んでいるアーティストだと理解できた。

めちゃくちゃどでかい作品もあり、観てるだけでも迫力があり観に行って良かったです!

AIを初めとする、近代技術を使った創作についても展示してあり、創作の変遷も分かり面白かった。

京都市京セラ美術館は、緑が多く癒されるし建築も素晴らしい。日本文化は非常に独特でそれでいて個性的。海外でも非常に興味を持っている層もいる。村上隆さんの個展は発見が詰まっていた。何が個性的か外国人に上手い見せ方をできているのも凄い所だなと。

個性を伴ったセンスも良く、デザインを楽しめるのはもちろんのこと、歴史を混ぜた現代風刺を混ぜているのも評価できる。

作品説明と制作の苦労話は、英語の方がかなり読みやすいので、英語の学習がてらどうでしょう!

(と、いうか日本語はカラフルすぎて読みづらすぎたのですが 笑)

アンディ・ウォーホルも現代アート界では有名ですね。

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