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菊の花について

今回は、菊の花について書いていきます。

日本では、菊といえば「哀悼」の意味がありお墓に飾る人もいる花。

なので、あまり花束やブーケにするイメージは湧きにくい人もいるのではないでしょうか?

けれども菊は、英語が使われている米国や英国では日本のような意味を持っていません。
簡単にいえばお洒落な印象があるのです。

英語圏では花束だけでなく、フラワーアレンジメントとして菊が添えられていたり、壁紙や包装紙の柄になっている場合さえあります。

私が住んでいたオーストラリアも、英国圏なので全く同じ。お花屋さんには、菊が入った花束が並んでいました。

英語で、菊は Chrysanthemum ギリシャ語から派生した言葉で金色(chrysos)の花(anthemon)。

今では色んな種類があるんだけど、当時は一色だけだったのかな?

そんなギリシャでは、その人の育った文化で大きく意味が異なったようです。

興味深いのは、英語圏では良いイメージがある菊も、ヨーロッパでは日本のように哀悼の意味を持つ場合があるということ。お墓に供えるので「死」の印象を持つ人もいる。

日本の文化とヨーロッパの文化圏に、似ている所があるのが興味深い。

英語圏にもヨーロッパ系の人がいるために、その人の育った文化によりひょっとしたらお祝いの時とかの花束に菊(Chrysanthemum)が入っていたりすると良くないのかなと思う時もある。

結構、菊を入れていいのかは難しいなと……
気にするかしないかでも違いそうですしね。
個人的に、贈る相手がどのお花が好きかとか調べたりした方が良さそう。

一方、英語圏であるイギリス圏では喜びや楽しさ、なんと「長寿」の印象を持つ人さえいて、母の日とかに贈る人もいる。「死」とはまるっきり対極。

オーストラリアも英国圏なので、母の日に菊を贈るのは珍しくないです。

アメリカも英国の影響がある意味強いので、似たようなもの。

英語圏では良い印象しかないのが菊。
しかし、ヨーロッパ圏ではその人の文化により様々で複雑である意味、日本と似ている。

そういえば、江戸時代から栄えた菊人形というものがあります。私も子供の頃見たことがありますが、あれは人に菊を華やかに彩ったような装飾です。

見てる時、すごい華やかで明るい印象を持ち、「死」のイメージとは程遠かったなと……

もしかして、菊人形を見たことある人は花束に菊が入っていても見たことない人よりは、違和感がないかもしれない。

けれど、墓へのお供えのイメージもあって贈られたらちょっと複雑な気持ちもする気も……

贈られたらイラッとするかもしれないし、綺麗で華やか!と喜ぶかもしれない。その時にどう感じるかだけど、人によると思うから難しいなぁ。

自分でももらったら、その感情はちょっと難しくて分からない 笑。

日本文化は難しい複雑さがある。

ある意味、日本はいろんな文化がごちゃごちゃに混在した国なんだなと「菊」から想像できる

英語圏での菊は、日本の印象とは随分違う。しかし、ある意味日本はヨーロッパ文化とは似ている。けれど、時として菊人形は華やかなイメージとして捉えても変ではなく、、それが日本の複雑さでしょう。

写真はオーストラリアのスーパーで見つけたものをスマホで写したものです。

菊の花について英語圏の文化、ヨーロッパ圏の文化、日本の文化を絡めて書いてみました!

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