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フライパンの選び方

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。

今日は最も深い悩みの1つ。後にも記載しますが、表でまとめました。
「テフロン・フッ素樹脂コーティングされたフライパン」の選び方について。(以下、簡易的に「フライパン」と記載します。)

最終的には、
どんな目的(料理、収納、洗い物・・)で、
どんなフライパンを使ってみたいか??
というコトがとても大切になります。

もしも、テフロン・フッ素樹脂加工が心配な方は、こちらをご一読ください。

【料理において】

表面加工より本体が大切!

最初に結論を記載します。
料理において「良いフライパン」は、『熱ムラが出にくい』フライパンと言われます。
その意味では表面加工よりも、まずは中身(本体)が大切です。

熱ムラが出にくいフライパンを用いると、こんなこと↓が出来ます。

まず、見るべきは厚み

ネットでも、商品のパッケージでも、
表面加工について、細かな記載が多く、一生懸命パッケージや商品情報をご覧になる方もいらっしゃいます。

それよりも、まずは本体を手にとって、見てください。
厚みがある(=ちょっと重たい傾向の)フライパンが、良いフライパンと呼ばれております。

なお、IHをお使いの方は底面のタイプにより見分けがあるので、その内容については以下のnoteで記載します。

専門家に聞く

フライパン以外でも活用されているテフロン・フッ素樹脂加工。
その専門の仕事もあります。
(たとえば、食品加工工場ラインなどにフッ素樹脂を塗る仕事。)

以前、三保原屋本店に招いた、
テフロン・フッ素樹脂加工の専門家の方は
「フライパン本体の厚みで選ぶ。」と教えていただきました。

【料理以外から見た場合】

洗い物・収納・消耗品として

フライパンは消耗品です。
洗う頻度も多いですし、収納も大切なポイントです。
また、どんな高いフライパンであっても、表面の加工が劣化します。

その意味では、ある程度の品質のフライパンを買換えながら使いまわす。
という考え方も、もちろん1つあります。

万が一、買い替えが大変だなと感じる方は鉄フライパンをご検討ください。

※IHの方で、テフロン・フッ素樹脂加工の軽すぎるフライパンは変形のリスクがあり、底面が変形した際にフライパンが使えなくなるケースがあります。
(フライパンが動きやすい、フライパンが回ってしまうなど、ネットで調べても出てくると思います。)

どんな想定で、どんな使い方をされるかで、買い物の満足度が変わる可能性があるかなと思っています。

【まとめ】

厚みのある=重たいフライパンは、確かに料理中には便利です。
一方で、値段が高い・重たいというデメリットがあります。

薄い=軽いフライパンは、安価だったり、軽いことそのものがメリットです。
一方で、熱ムラが出やすいと思って頂いた方がいいかと思います。

メーカーとユーザーのすれ違い

シンプルなはずの情報ですが、なかなかフライパン選びには苦労します。
私たち小売業が上手に情報整理ができていないという可能性もあります。
(更には、コーティングに関する情報が発信されすぎた結果、よく分からないものになっているのも気になります。)

私のnoteも情報の1つしかありません。
情報を上手に使って選択をしていただければと思います。

一方で、以下のようなすれ違いも感じます。

メーカーさんは、調理中のことを考えて商品をつくります。
一方でユーザーさんは、料理はもちろん、洗うこと・収納も考えて商品を選びます。

お料理が好きな方でも、重たいものが持てない方もいらっしゃいます。
三保原屋に限らず、お店では、お客様のご要望を聞きながら話を進めています。

【注意すべき感覚】

感覚を合わせておくために、以下の感覚をお持ちの方は注意してフライパンを選んで、使ってみてください。
すこしでも生活のお役にたてば幸いです。

●高いフライパンなら強い!
●軽いフライパンはデメリットがない!
●アツアツからジューってやりがち!

テフロン・フッ素樹脂加工フライパンに関するまとめは↓こちら。


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