ELEMENT、マシンピラティスの導入でパーソナルジム経営が変わる3つの理由
通い放題のパーソナルジム 「ELEMENT(エレメント)」。2019年12月のオープン以来、月額39,800円で通い放題のパーソナルジムブランドとして、多くの会員様の「運動の習慣化(※)」定着に向けた体づくりをサポートしてきた。
2023年よりELEMENTブランドの更なる拡大及び、お客様に提供する運動の選択肢の拡大を目指し、既存店舗においてマシンピラティスの導入を促進。第一弾として「ELEMENT鶴見店」「ELEMENT神楽坂店」においてマシンピラティスの提供がスタートした。今回は代表の鈴木太郎から、マシンピラティス導入促進の狙いと今後の展開について語ってもらった。
※「週2回以上、1回30分以上、1年以上、運動をしている者」(厚生労働省)
今注目される「マシンピラティス」とは
インタビュアー澤田(以下 澤田):まずは、今回ELEMENTで導入を拡大している「マシンピラティス」について教えてください。
鈴木太郎(以下 鈴木):「マシンピラティス」とは、ピラティスの一種であり、専用マシンを用いて行うエクササイズのことです。身体の偏りや動きの修正、インナーマッスルへの意識、より細かな調整ができることから注目を集めています。
皆さんもよく知る「マットピラティス」は2000年代から流行り始め、一般的なエクササイズとなっています。マットを使い身体を全体的に鍛えることができるマットピラティスに対して、マシンピラティスは、マシンを使うことでピラティスの正しいフォームを学べたり不可を高めたトレーニングができることが特徴です。
海外ではマシンピラティスの方がマットピラティスより主流のため、セレブリティが愛用するようになったことがきっかけで、最近日本のテレビや雑誌でも目にすることが増えてきています。それに加えてマシンピラティスは、ケガをした人のリハビリにも適したエクササイズであり、高齢者の方にも適しているため、幅広い年齢層に人気を集めています。
澤田:なぜELEMENTでマシンピラティスを導入しようと考えたのでしょうか?
鈴木:会員様の「運動の習慣化」をサポートするために、マシンピラティスが重要な役割を果たすと考えています。これまでELEMENTでは、パーソナルジムでは珍しい「通い放題」「1回30分」というシステムを採用し、会員様の運動習慣の定着を支援してきました。しかし、全ての会員様が現在提供しているフリーウエイトを主体としたウエイトトレーニングを行って筋肉をつけたいわけではありません。
そこで、私自身のマシンピラティスの経験から、会員様の運動習慣の定着及び、運動の選択肢拡大にはマシンピラティスの導入が適切であると考えました。マシンピラティスは、インナーマッスルや体幹を鍛えることができ、ウエイトトレーニングとは異なるアプローチで身体作りをサポートすることができます。そのため会員様にとって最適な選択肢となると考えています。
3つの視点でのマシンピラティスの価値
澤田:マシンピラティスを導入することでELEMENTはどのような価値を提供できると考えていますか?
鈴木:3つの視点で価値を発揮できると考えています。
1つ目:ユーザー視点
マシンピラティス導入によって、インナーマッスル強化、姿勢改善(美姿勢)、腰痛改善など、ウエイトトレーニングとは異なる目的のトレーニングができるようになります。マットピラティスとウエイトトレーニングの間くらいのマシンピラティスは、体幹や呼吸・意識がとても重要で、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができるのです。
これらのメリットによって「筋肉をつけることにはあまり関心がないけど体作りをしたい」など多様なニーズに応え、ELEMENTが会員様の運動の習慣化定着のサポートをすることができるようになります。
2つ目:ELEMENTの経営視点
経営面でも様々なメリットがあると考えています。例えば、従来のパーソナルトレーニング、主にウエイトトレーニングに興味がなかった層にもアプローチできるようになり、集客力も強化されるでしょう。また、ウエイトトレーニングをメインとしたパーソナルトレーニング専門のトレーナーとして採用した人材にもマシンピラティスを指導するスキルを身につけさせることができるため、トレーナーのスキルアップにもつながります。
さらに、マシンピラティスも行えるパーソナルジムとして、競合する他社と差別化することができます。これまでパーソナルトレーニングだけだったメニューもアップデートし、ウエイトトレーニングとマシンピラティスどちらも受講できる「デュアルプラン」を用意しました。こうしたメニューを用意することで、運動の選択肢を拡大することができ、ELEMENTが選ばれる1つの武器となるでしょう。
3つ目:フランチャイズ視点
パーソナルジム業界のプレイヤーが増加している中で、他社と同じことをしているだけでは顧客を取り合うだけです。ELEMENTとして独自性を作り上げ、フランチャイズに展開していくことで、各フランチャイズはその独自性を活かし、集客や店舗運営を行うことができます。
パーソナルジムのフランチャイズ経営を行いたいという方は多くいらっしゃいますが、こうした独自性を自ら作り上げることは簡単なことではありません。マシンピラティスを1つの武器・独自性として活用いただけると考えています。
今後の展開
澤田:今後の展開について教えてください。
鈴木:マシンピラティスはまだ始まったばかりです。まずは既存の会員様に対して「デュアルプラン」を提供し、多くの方にマシンピラティスを体験いただき、会員様と対話をしながらよりよいモノに仕上げていきたいと考えています。
また、現在ではウエイトトレーニングとマシンピラティスの両方の指導ができるトレーナーも一部に限ります。多くのトレーナーにマシンピラティスを学んでもらうことで、指導員数を増やすだけでなく、トレーナーのスキルも向上させていきたいです。マシンピラティスを学んでいることでウエイトトレーニングでもまた違ったアプローチができるようになると考えています。
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