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2024年5月 夏向きの身体へ !

一年中で最も骨盤がゆるみやすい4月。昨年は、とくにゆるみ方が大きく出産直後の骨盤のようになっている場合もありましたが、今春4月は昨年と比べれば、大人しい”ゆるみっぷり”でした。ほぼ5年ぶりに足三里がとても活発になったことも関係しそうです。足三里は全身のリラックスに貢献しますので、足三里の活性に助けられて、そこまで大きくゆるむ必要がなかったのかもしれません。

すでに2月後半から、胸の中から手に向かう気の流れが強まり、胸の反応が高まっています。これは胸をゆるめようとする反応です。早くやってくる夏の猛暑に適応するための身体の準備運動なのではないかと思われます。

熱中症警戒
4月中旬、気温と湿度の急上昇で、胸に熱がこもって半熱中症状態になり、脱水を起こしやすく、頭痛やめまいなども起こしやすくなりました。胸に熱がこもって固くなることから、パニック発作的症状 (過換気発作、不安発作、睡眠中のくっきりとした目覚め、手のしびれなど ) も目立つようになりました。

これから長~い夏に向かいます。胸がうまくゆるむほど放熱しやすく身体自身が涼しくなって、暑さに適応しやすくなりますが、間に合わないと熱中症を起こしやすくなります。

経口補水液(糖分の入っていないもの)を飲んでみて、塩味を感じるようなら大丈夫、甘く感じるようなら脱水を既に起こしています。補水液をゆっくり飲んで、おいしく飲める範囲の分量を取っておくといいです。脱水を起こしている場合は、それで気分が良くなります。

胸椎11番と胸をゆるめる
そういうわけで、すでに夏!なのですが、身体の方も4月下旬には夏へのスイッチが入りました。胸椎11番とそれに続く第11肋骨が敏感な反応をし始めています。肋骨の左脇に触れて撫で下ろしていくと、肋骨横の一番下が11肋骨の尖端です。この先っぽが敏感になっていてピリッと痛く感じます。

胸椎11番―第11肋骨に弾力が出るほど、“夏向きの身体”に切り替わりやすくなります。

曲池(胸椎11番)―後谿(胸)軽く触れて響き合う
曲池
が胸椎11番ーみぞおちに響きます。後谿は胸に響きます。

曲池が胸椎11番と響き合います
小指の付け根のツボ(後谿)と左肘外側の曲池を触れ合わせる
胸―胸椎11番―みぞおちが響き合う
肩と胸の周りが涼しくなり、お腹の中は温まる

血海(下腹を温める)ー 後谿(胸をゆるめる)軽く触れて響き合う
引き続き活発な膝内側のツボ=血海と小指の付け根のツボ=後谿を触れ合わせると下腹が温まり、肩と胸の周りが涼しくなります。

何気なく膝の内側に
手を乗せておくだけで大丈夫

両手首ー膻中(胸の真ん中)
手首周りのツボはすべて敏感になっていて微細に振動しています。両手首を軽く重ねて、胸の真ん中辺り(膻中)に近づけると胸の中に響いて、まずは胸の中が温かくあるいは熱くなりながら腕・手への気の流れが促されます。肩や胸の周りが涼しくなります。

手首の力が抜けたほうが良く反応します
一生懸命長めにやると力が入ってしまうので
時々思い出した時に少しずつくらいの方がいいです

長〜い夏への準備
すべて長〜い夏へ向けて、身体そのものを涼しくするメソッドになります。いつでもどこでもできるので、時々ちょっとずつやっておくといいです。「さあやろう」と構えるよりもなにげにやるほうが良く反応します。


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