#10 シネ・リーブル梅田
スクリーン数の多いミニシアター
ここ数日ミニシアターを次々と紹介してきたので、もうひとつ。大阪では最もスクリーン数が多いミニシアターの、シネ・リーブル梅田を取り上げます。
シネ・リーブル梅田
https://www.ttcg.jp/cinelibre_umeda/
シネ・リーブル梅田は、もともとスクリーンが2つの映画館だったんですけどね、梅田スカイビル3階の。それが、すぐ上の梅田スカイビル4階に入っていた梅田ガーデンシネマが閉館した後、4階にあった2スクリーンもシネ・リーブル梅田になり、合計4スクリーンの大きなミニシアターになりました。なんだ大きなミニシアターって? まあとにかく、スクリーン数が充実したミニシアターです。
ところで、シネ・リーブル梅田もミニシアターでいいですよね? テアトルシネマグループだけど。そういえば、テアトルシネマグループの傘下に入ったのと梅田ガーデンシネマからスクリーンを引き継いだのと、どっちが先だったか先日のテアトル梅田の30年のお話のときに聞いたはずなのに、忘れてしまいました。
シネ・リーブル梅田の場所
シネ・リーブル梅田は、空中庭園で有名な梅田スカイビルに入っています。まずは大阪駅や梅田駅からグランフロント大阪に向かってもらって、グランフロント大阪の北館と南館の間から西向きに、なにわ筋線の新駅を作るために現在工事しているエリアを進んでいくと、つきあたりに地下道があります。その地下道を抜けたら目の前にある大きなビルが梅田スカイビル。ふたつのビルが上空でつながった形の巨大なビルです。地下道から見て手前にあるタワーイーストの3階と4階に、シネ・リーブル梅田が入っています。そうそう、この地下道は、8月上旬の淀川花火大会の日は夕方から深夜まで通行止めになるので、ご注意ください。
なお、シネ・リーブル梅田のチケットカウンターと飲食売店は、3階のみにあります。3階と4階は劇場内ではつながっておらず、外のホールのエスカレーターやエレベーターを使うことになるので、2本立てで3階と4階の移動が入るときなど、少し注意が必要です。
会員制度・TCGメンバーズカード
シネ・リーブル梅田はテアトルシネマグループの映画館なので、会員制度としてTCGメンバーズカードがあります。詳しくはテアトル梅田の記事をご参照ください。
サービスデー・料金
シネ・リーブル梅田のサービスデーや料金も、テアトル梅田とだいたい同じです。そういえばテアトル梅田の記事には料金の詳細を全部書かなかったっけ…と思ったので、こちらには詳細を。基本料金やサービスデーの料金は次のようになっています。
・TCGメンバーズカード 1,300円/TCG会員
・一般 1,800円
・大学・専門生 1,500円
・3歳から高校生 1,000円
・シニア(60歳以上) 1,200円
・夫婦50割引 2,400円/どちらかが50歳以上の夫婦
・ハンディキャップ割引 1,000円/障がい者手帳を要提示
(付き添い1名まで)
・東京テアトル共通観賞券 1,500円
・ハッピーチューズデー 1,100円/毎週火曜日
・ハッピーサーズデー 1,100円/毎週木曜日
・水曜サービスデー 1,200円/毎週水曜日
・日曜夜割 1.400円/毎週日曜日20時以降の上映
・映画の日 1,200円/毎月1日
(12月1日は1,000円)
なお、3D作品は、各鑑賞料金や前売鑑賞券に400円追加となります。また、3D鑑賞料金を含む前売券の場合、メガネレンタル代の追加料金100円で鑑賞できます。
映画の半券サービス
シネ・リーブル梅田で映画を見たら、映画の半券提示により近隣のお店で割引を受けられる優待サービスがあります。まずは梅田スカイビルの空中庭園で、入場料金が10%引き。ただし、これはシニア割引などの他の割引と併用不可です。また、梅田スカイビルの地下にある飲食店街「滝見小路」の様々な店舗で、割引やメニュー増量などのサービスが受けられます。これ、美味(おい)シネマっていう名前だったみたいです。いつも半券サービスを使っていながら、知りませんでした。
美味(おい)シネマ
http://www.takimikoji.jp/oicinema/
私がよく使うのは、ドトールコーヒーでドリンクをS→M、M→Lなどとサイズアップしてもらえるサービス。2本立てをするのに微妙に時間が空くとき、だいたいコーヒーを飲んでいます。あと、お好み焼きの有名店「きじ」で、「サービスはご来店後のお楽しみ」っていうのをいつか使いたいと思いつつ、いつも行列ができているので使えずにいます。ご来店後のお楽しみのサービス内容がもう何年も気になっているので、営業が再開されたら誰か教えてください。
未体験ゾーンの映画たち
毎年、東京と大阪で正月明けから上映が始まる「未体験ゾーンの映画たち」の大阪での上映館が、シネ・リーブル梅田です。諸事情により日本未公開となったホラー、コメディ、SFなどの映画を数十本、1作品につき3回ずつの上映で、3ヶ月くらいかけて上映してくれています。だいたい東京から遅れること数週間、例年1月下旬から4月にかけて実施されます。数週間遅れのせいで、東京での口コミ情報を入手してから見に行けるという意外なメリットがあります。
未体験ゾーンの映画たちは、掘り出し物満載です。南大阪在住の私は、梅田まで映画を見に行くなんて休日にしかできないところですが、1作品につき3回しか上映がないから、上映日程次第では仕事の休みを取って見に行くほど。今年は、シネ・リーブル梅田では4月に上映予定だったクロージング作品の『ザ・ルーム』を一番楽しみにしていたのですが、残念ながらクロージング上映を待たずに休館になってしまいました。応援上映ならぬ「スプーン上映」に行きたかったのに。東京でも感染拡大を受けてスプーン上映の実施は見送られていたみたいだから、営業再開時はまずスプーン上映からやってほしいなあと思っているところです。
世界各国の映画たち
未体験ゾーンの映画たちはもちろんのこと、シネ・リーブル梅田では普段から世界各国のたくさんの映画を上映しています。4スクリーンあって、1スクリーンで1日の間に何作品かを上映しているので、1日の間でも一体何作品上映しているんだろう?と思うほど。南大阪からはるばる梅田まで映画を見に出かける私は、朝から晩までシネ・リーブル梅田に引きこもりで5本立て、なんて日もよくあります。ここがなくなったら、大阪で世界各国の映画を見る機会が本当に減ってしまうはずなので、なんとしてでもこの危機を耐え抜いてもらわないと、と思っています。
※料金やサービスは、2020年4月現在の情報です。
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