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【一駅日記】ヴェルディの15年と、進撃の10年の話 ー 2023.11.30

11月終わり?うそ。
23年終わり?うそ。

仕事しかしていない11月と
仕事どころではない11月を過ごしています。

我が愛する東京ヴェルディというサッカークラブが
2008年に2部リーグのJ2に落ちてから15年が経ち。
今週末、あと一つ勝てば16年ぶりの1部リーグに。
J1ってやつなんですけど。

J1とJ2の違いを、天国と地獄なんて言い表す。
その表現を否定的に捉える人も一定数いる。
でもこの15年間を観てきた人からしたら、地獄でしかない。
目の前で母親を食われるような、そんな気分だよエレン。

大切に育ててきた選手が、J2だからってだけで他クラブに移籍していく。
戦力は残らない。ファンも残らない。何も残らない。
生き地獄でしかない。

多分、この15年間を過ごしてきた人にしか分からない感情があるんだよな。
あの時、私が降格の瞬間を観ていなければ、きっとこんな人生は送ってないわけで。
あの夜の決断が、今の私につながっている。


ああ、エレンといえば進撃の巨人。

彼女の影響でハイキューを見始めて、のやっさんとスガさんに惚れたと思っていたら
北さんの愚直さが心に刺さってしまった。
ちゃんとやんねん。そうだよな。
私が大好きな彼女も、北くんが好きなのだが、
その彼女も北くんそっくり。毎日継続できる人ってすごい。

ああ、違う違う。ハイキューじゃない。
進撃の巨人。

彼女と一緒に渋谷のイベントに行ってきたのですが、
私は進撃なんて何も知らない。

エレン?が誰なのかも知らない。
紅蓮の弓矢が主題歌なのはなんとなく。
でもフルで聞いたことない。
イェーガー!ってとこがみんな盛り上がるのは知ってる。
でもイェーガーが何かは知らない。

なんか、筋肉質の大きな人が壁の上から覗いてて、その人は最終兵器的なすっげえやつ…?
変な走り方してる裸の人たちは、敵?
進撃…?何かと戦うの…?


ぐらいの知識。
なんかおっきな顔があってウケる。
これあれやん、あの有名な巨人的なやつだね。
とか思ってた渋谷での時間。


そんな私が1週間で一気に全話観てしまって。
ああもう進撃を知らなかった自分には戻れない。

彼女に言われた。
「何の記憶もないまま進撃を1から観れるのうらやましい」
そりゃそうだよな、10年の想いが詰まってんだもんな。
もう私も、進撃を知らなかった頃には戻れなくなってしまったよ。
私が始めた物語や………。


一週間で詰め込んで見てしまったというのに。
進撃ロスが激しい。
これ10年かかってたらどうなるんだろうな。


私にとっての15年分の想いと
彼女にとっての10年分の想い。
向いてる方向は全部違うけど、その感覚を身体に流し込めることこそが生きる理由なのかな。

さて、さて、15年かかった私の想いはどうなるのか。
そもそも叶うのかすら知らんけれど。


ちょっとは10年をかけた彼女の気持ちも分かるかな。

ずっと進撃の音楽ばっかり聞いてるので、週末の最後の試合はきっと殺気だっていることでしょう。出し切ろうね。

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