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星空とナムル

星空とナムル

餃子を無性に食べたくなるときってないですか。私はあります。
夕方のニュースをぼんやり眺めながら、餡を包む時間が好き。
食べるのはもっと好き。
餃子に醤油とラー油をつけて頬張る。じゅわっと肉汁が溢れて、もうひとつ、とどんどん食べ進めてしまう。
中にチーズを入れたり、大葉を入れたり、アレンジが無限にあるのも好き。
型にはまらないレシピは、ズボラな私にとって救世主だ。
たまには変わり種の餃子が食べたくな

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ここは盛岡の食卓

ここは盛岡の食卓

先日、先輩と本社での会議後、居酒屋さんに行ってきた。
先輩は、私のひとつ下の学年だ。しかし、私より1年早く入社している。
年下で先輩、というのは一見不思議だが、中途入社ではよくある話だ。
夜7時を過ぎ、桜山神社方面へと足を運ぶ。
城跡公園では、イルミネーション点灯されていて、青白い光が暗闇に灯る風景は煌々と光る飲食店の羅列に負けじと輝いている。
イルミネーションを見て「きれいだね」としか発すること

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もしかして: 彼氏いらない?

もしかして: 彼氏いらない?

気づいてしまった。
いや、ずっと前から、気づいていたのかもしれない。

ひとりって、楽しい!
友達に恵まれていることを加味して、あえて言わせてほしい。また、これが恋人がいない人間の強がりだと思われても仕方ないし、まあ2割くらいは強がりだろうし、というか強がりだから何か?と強気でいけるくらいのメンタルではあるから、言わせてほしい。

休日、何も予定がない。終日、ひとりで過ごす。
このことが寂しいとは

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いっぱい食べる人が好き

いっぱい食べる人が好き

好きなタイプはなんですか?
このテーマで、友人と小一時間語れるほど盛り上がる。おばあちゃんになっても盛り上がることができる自信がある。

小学生の頃は、『ツンデレな人』と答えていた。
生意気だ。何がツンデレだ。
漫画『こっちむいてみい子』の主人公のクラスメイト・江口竜平くんの影響である。
普段はみい子をからかい、クールな振る舞いをするが、みい子が教室の花瓶を割った時自分がやったと庇ってくれたり、み

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孤独のティラミス

孤独のティラミス

2023年のクリスマスイブは、ひとりで過ごした。
仕事は休み。恋人はいない。コロナの後遺症で咳が絶えない中、実家に帰ることもできない私は、ひとりM-1を見ながら聖なる夜を過ごした。

キリスト教じゃないし、クリスマスに特別思い入れないし、という強がりをするものの、ピザハットやケンタッキーのサイトを閲覧している人がどこにいるだろう。私である。咳き込みながら、洟を啜りながら、のど飴を口に放り込みながら

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トマトと卵の炒め物の味は幸せの味

トマトと卵の炒め物の味は幸せの味

手巻き寿司の具材を考えているときに気づく。
自分って、幸せ者であると。

『僕の姉ちゃん』の登場人物・順平が、家族のために手巻き寿司パーティーを姉と開催することになり、その具材を、リストに書き出しているシーンより。

海老やらツナやらきゅうりやら、メモ帳に記す順平は、気になる会社の同期社員からなんとなく避けられ、仕事も慣れず躓く日々を送っている。
社会に揉まれ、女心はイマイチわからない。

しかし

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日出る国、にっぽん。
卵黄漬けのおかけで、朝が楽しみになった。
楽しみは、自分で見つけるのが俺のやり方だ!

本日の夕飯は、茄子の煮浸し的なやつと、蕪と胡瓜の浅漬けfeat.塩昆布と言わずもがな白飯。意図せずミートフリーデーが増えている。今いちばん食べたいものは、焼肉。

一人暮らしで得た知見

一人暮らしで得た知見


①自炊は頑張るな毎晩コンビニ弁当は高くつくが、自炊も凝ってしまうと節約には繋がらない。
ただ、筆者は料理がそこそこ好きなので(得意ではない)月に一度は、副菜まで添えて張り切った夕飯を作ると決めている。
自炊は頑張らないが、野菜は摂取した方がいい。
もちろん、毎日でなくても大丈夫。
栄養ってのはちょっとでも足りないと皮膚に顕著に出るんだな。ニキビが出ては、スキンケア代がかかってしまうのだ。だったら

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パセリが世界をまとめてくれます。

深夜のケーキとトラウマの話

深夜のケーキとトラウマの話

お菓子作りなんて、年に一度するかしないか、という私が、なぜいちごが入ったケーキなんぞを作ろうかという動機はただひとつ、食べたかったから。それに尽きる。

職場のお客さんが差し入れで、いちごのマフィンを持ってきてくれた。甘酸っぱいいちごとサクサクの生地が相まって、まるで売り物のようなクオリティの、そのお菓子に感動した私は、不器用ながらに、自分でレシピを調べ、作ってみた。
大失敗だった。まず、食べ物の

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節約するにあたってまず外食を減らすことが必要とされるが、外食が日々の楽しみのひとつとなると、簡単に切ることは難しい。月1モンタンは個人的には贅沢であり、目標でもある。とか言って最後に食べたのはクリスマスだったりする。

ケチるところはケチる。でもなんでもケチっていいわけではない。
卵焼きは卵ひとつで作るものではない。ふたつ使うことで、それなりに厚みのあるお弁当映えする卵焼きが完成する。例え、ひとり分だとしてもね。

大葉、チーズ、はんぺんの組み合わせは、たらこ、バター、醤油くらい黄金コラボレーションである。