自己再構築月間 │ 3月月報
芋虫が蝶になるとき、サナギの中で芋虫の身体は一度ドロドロに溶けて、蝶として再構成されているんだそう。
2月末にこさかな(子の愛称)が無事生まれ、3月からは夫婦二人で、新生児との生活に。産褥期は出かけることが生き甲斐の私が家にこもり、子の世話をする日々でした。
体力も気力も果てながら、けれど、可愛くて仕方ない育児 × 産後メンタル × 引きこもり生活で、目の前の我が子のことしか考えられない状態に。まさか自分がそんな精神状態になるだなんて、思いもしていませんでした。
1ヶ月検診を終えて外出ができるようになり、バランスを崩してしまった生活の平衡感覚を取り戻しつつあります。
最近は赤ちゃん以外のことへマインドを向けようと、試行錯誤中です。そんな自分を振り返ってみると、まるで蝶になる芋虫のようだなって。
今までの価値観やライフスタイルを全てぶっ壊して、守るべき存在との生活の中で、新たに自分を再構築しはじめた1ヶ月でした。
🦄出産&育児関連
生後28日間の新生児期。本当にあっっっっという間でした……。春の陽射しのようにやわらかく、お風呂のようにあたたかくて、そして遠い異国の地を1人で旅しているかのように興奮と緊張の入り交じった日々でした。
新生児との生活
退院日は、冬の柔らかい日差しに包まれた日で、パートナーが選んでくれたおくるみを纏った彼女は、病院の自動ドアが開くと、外光が眩しかったのか、ギュッと目を瞑ったかと思いきや、そのままほげぇという顔をして寝てしまったのが印象的でした。
病院でも10ヶ月、私と一緒にいた彼女が目の前に存在していることがとても不思議な感覚だったのですが、それよりもさらに「我が家にこんな小さな赤ん坊がいる」ことが、白昼夢のようにふわふわした感覚で。
あぁ、これから私たちの生活が始まるんだな。とパートナーが退院前に買って用意してくれてたパンを食べながら、2人で彼女を見つめながら、ぼんやりと考えていました。
そして、待望の子との生活は、オムツ替え・授乳・寝かしつけとすべきことは単調なのに、想像していた500倍くらい大変でした。
そして、まさか自分も赤ちゃんの泣き声を聞くとそわそわして「今すぐ何とかしないと!」と、いてもたってもいられなくなるだなんて、思いもしてなかったです。
さらに産後メンタルで、この小さな姿は、今しかないんだと思うと、目の前の赤ちゃんがどこかに遠くに行ってしまうんじゃないかと悲しくなって泣いてしまったり。これが噂のマタニティブルーズ?
喜ばしい毎日は、あたたかい春の嵐ように私の心を毎日かき乱していました。最近ではだいぶ落ち着いてきて、こさかなと出かけたり、人と会ったりできることが、とても楽しみです。
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📝おしごと関連
今回、お声がけいただいて、産後14日で産後ケアホテル「HOTEL CAFUNE」に、こさかなと泊まってきました!にしても、随分リッチなホテルデビューですね。
産後ケアホテル「HOTEL CAFUNE」に宿泊
産後ケアホテルとは、助産師さんの保健相談、育児・授乳・沐浴指導を通じて家族と赤ちゃんをサポートしてくれる宿泊サービスのこと。
韓国や中国では、産後ケアのサービスは一般的なんだそう。詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります ➤ 【世界の産後ケア事情】Vol.1~中国・台湾 実体験レポ
HOTEL CAFUNEでは24時間いつでも助産師さんに赤ちゃんを預けられるので、2日間しっかり睡眠をとることが出来ました。
もうひとつ良かったのは、HOTEL CAFUNEに泊まったおかげで、1ヶ月検診までの不安な期間を比較的安定した気持ちで過ごせたこと!
というのも、退院後の細かいことを助産師さんたちに質問したり、指導してもらったり、育児の気になることを解消できたのは精神的なサポートとして大きかったです。
育児のスタートラインですごくいい経験ができたので、時間を見つけて産後ケアの宿泊記を書きたいところ!
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✍️アウトプット関連
産休中に自由な時間が多かったので、過去4年分の体験を棚卸しすべく、宿泊体感に関するエッセイ記事を書き溜めたのを公開しました。
note │ 私はこれからどこでどう暮らすのか。を考えるようになった宿
note │ マガジンつくりました
ちまちまとnoteの記事の整理をしました。
5年前に描いた自分の文章の気恥さといったら!でも逆に言うと今はもう書けないメッセージで、とても熱のある文章だとも思うから愛着のようなものも、すこーしだけあったり。
綴ったすべての記事を整理してみると、このあと私が書いていきたい方向が見えてきたので、新しくマガジンを作りました。
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️📝 インプット関連
育児がスタートすると、わからないことだらけ。スマートフォンを片手に、赤ちゃんの睡眠時間や授乳から哺乳瓶の温め方まで、毎日新しい知識をインプットし続けています。
そして、赤ちゃんのことは、産前にYouTubeを見て若干予習はしていたのですが、母体である自分自身の変化についてはまーーーーったくノータッチでした。
産褥期の体調、母乳をつくるために起きる胸の変化、赤ちゃんの泣き声で息が苦しくなる感覚になる産後メンタルなどなど。
赤ちゃんと母体について勉強する日々
幾千の育児情報が溢れていますが、実は母乳育児に関してはWHO(世界保健機関)が基準を提唱しているですが、それを現代日本の生活に合わせてまとめなおしている本です。
☑︎ ソースがWHO
☑︎ 著者の経験則に基づく持論でない
☑︎ けど2児の母の著者の体験も踏まえた話もある
未知なる航海でのコンパスのような存在で、自分なりの指針になりました。
育児が始まってから実践中に気になることが出てきたら、ネットで調べて、本を参照して、仮説を立てて試してみて。機会があれば助産師さんに質問する。みたいな流れが多いです。なんかこの感じ知ってるなと思ったんですけど、完全に仕事で初めてのことに取り組むときと同じですね。
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🧺ライフスタイル関連
☑ ベビーカー購入
1ヶ月検診を終えて外出解禁。ベビーカーでおでかけを開始しました。これで行動範囲が広がるので、こさかなとの生活がより楽しみに。
︎︎︎︎☑︎ 自分時間をとれるように!
産後にやりたいことリストの1番がセルフケアの整体でした。地元のマッサージ店で担当してくれてる人がオススメしてくれた六本木の整体に行ったんですが、整った感が過去一で、しばらくお世話になりそうです。
パートナーが育休をとってくれてて、育児をシフト制でやっているので、なんの心配もなく外出できました。(基本、男女関係なく親ならそうであるべきだと思うけど、とはいえど )自分時間を2人とも取れる環境にしてくれたのは、ありがたいかぎり!このnoteも行き帰りの電車の中で書いています。
︎︎︎︎︎︎☑︎ ニューボーンフォト最高だった
これは別でnote書く予定なんですけど、ourphotoってサービスで、カメラマンをアサインして撮ってもらったんですが、最高of最高でした!おすすめ!
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今年の3月を一言で表現するするなら全身全霊で"今"を生きた1ヶ月でした。
これほどまでに今に集中して毎日を過ごしたのって、小学生以来なんじゃないかな。目の前のことだけを考える環境は、人の価値観を大きく変える気がします。
いつも読んで下さってありがとうございます! 投げ銭と売上は、ホテルステイの軍資金にさせていただいております。