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2018.02.24 【 T×M Live !! 2/24 】感想

【注意】
キーボードおよび音楽をロクに詳しくないミーハーオタの感想文です。自分用の備忘録。

19:00〜21:00 夜の部
増田隆宣セッションライブ @ 3丁目カフェ

 使用鍵盤機
  □ KORG X-50
  □ Roland A-33
  □ グランドピアノ(備付)

行ってまいりました。
行けるかどうかギリギリでしか自分のスケジュール確定が出来なかったため、ライブの1週間前にキャンセル待ちの予約という暴挙。
(それでも当日ギリギリまでホテルで作業しなきゃいけない)
それにも関わらず神対応のスタッフさんのお陰でなんとか参加することが叶いました。
本当に、スタッフさんありがとうございました。この場で再度お礼申し上げます。

去年のお誕生日ライブはいけなかったので、1年越しの悲願達成です。

ライブをそれでは始めましょう!…のその前に。
まずはお誕生日が近い、と言うことで。
最初にケーキと小さな花束が登場。
会場全員で「Happy Birthday to You」を歌ってお祝い…だったのですが、増田さんはもう既にピアノの前に座っちゃっていたので、ご本人が伴奏というスタイル。
「なんで俺が弾くねん」と言いつつも笑って、ろうそくの火を吹き消しました。

さてライブ全体的な感想をざっくりと。

何よりもライブで最高だったな!と思うのが、全体を通してピアノの演奏がメインだったことでしょうか。
( ゜∀゜)o彡°生ピアノ( ゜∀゜)o彡°生ピアノ
格段、ピアノが好き♡というワケじゃないのですが…(どちらかと言えばオルガン&アナログシンセキチです)
いや、ピアノも好きですよ!好きですが、よりオルガン(ロックテイスト)が好きなだけです。
で。普段サポートで入っている大きなライブもそうですが、バンド物のライブじゃ生ピアノの演奏は少ない増田さん。
なので、生演奏が聴けるのはすんごく豪華。しかもアップライトピアノじゃなくてグランドピアノ。
電子楽器のピアノ音も好きなんですが、やっぱり生ピアノだと弦らしさが強くなって、綺麗なのに硬質さが増す感じが、電子音のピアノとまた違う味があるように感じるので好きです。
こう…生ピアノの方が、より硬質で冷黒調、それなのに湿度を持った音を出すじゃないですか。電子音とは違う湿度が加わらない気がします。
あとノイジーな感じ。美味さを引き立たせるような、雑味というか。生楽器の良さってそれが一番かなぁと思います。
そうして何よりもやっぱり、生で聴いたことのない楽器の演奏が聴けるのが嬉しいに尽きる!
あと単純に、グランドピアノ×増田さんっていうシチュエーションもすごく良い!
席の位置的にはピアノの音が余り抜けてこないポジションだったので残念ではあるのですが、やっぱりよかった。
しかし生ピアノのあの透明度が高い硬質で澄んだ音を、増田節で聴けるのは本当に素敵だった…。
キレイめな雰囲気だけど、増田さんらしく色彩豊かで、きらきらで。強いけれど優しくって。
澄ましたような表情をしていたかと思えば、よく見知ったあどけない表情をしたりしてて。聴いていて本当に楽しかったです。

それと、ゲストとしてkamedayoriさんとボーカル2名のステージも。
ボーカル2名が入る前に、kamedayoriさんが増田さん作曲の浜田麻里メドレー演奏をしてくださったのですが、それがまた綺麗なこと!
増田さんが演奏されると儚いような綺麗さ、というよりも芯の通った綺麗さに感じますが、kamedayoriさんが演奏されるとわからかさを持った綺麗さになると言うか…水彩の様な音で、本当に綺麗でした。
やっばい耳が幸せ…とめっちゃつぶやいていたので、周りの人に迷惑をかけてしまったかもしれません…。

また今回は、X-50とA-33を使ってのソロ演奏がありましたが、それがとてもよかったです!
演奏される前に増田さんが仰っておりましたが、
「近年って、シンセサイザーがメインのポップスなインスト曲って中々無い」
確かに言われてみれば、フュージョンやジャズなどではシンセがメインのインスト曲はよく聴きます。
ポップスだと、どちらかと言えばピアノがメインのインスト曲はありますが、シンセサイザーがメインって中々ない。
と、言うことで2曲程ソロ演奏をしていただきました。
ここで使った打ち込みのベース&ドラムは、もちろん増田さんが作成。なんてオタクに優しい世界…これこの2曲だけでもチケット代足りて無い気がする…。
私、増田さんが80年代〜90年代始めによく使ってたシンセの音を現代機で出すのが本当に好きで。
当時の「いかにも」なシンセサイザーの、あのデジタル音が、現代機を使って少しだけ湿度を纏った生っぽさの音になるのが本当に好きで。
彩度も、当時が原色強めの音色だったのが、少しパステル系のカラーになっていると感じるんだよね。色調が増したというか。
今回演奏した曲も少し古い曲だったので、その現象が起きてくれました。
ただ少しだけ、「ここminimoogで聴きたいわ〜!」だとか「これはProphetで聴きたいわ〜!!」とか、クソオタクはどうしても思っちゃいますがw
いや〜やっぱり、アナログ楽器はアナログ楽器の強さがあると感じるんですよね。
うまく言えないんですが、似たような音かもしれないけれど、全然違う色や質感を感じます。
余談ですが。
増田さん「この新しいシンセサイザーで…」とX-50とA-33を指して言いましたが、多分それでも10年以上前に発売されてると思います。
いや新しい方だけど…どっちも2000年代に発売されてるけれど…!w
楽曲的に70年代〜80年代の話をしていたので、そこと対比しての「新しい」発言というのは充分解っているので、これはもう完全に揚げ足取りなんでしょうが…。

そんなこんなで楽しかったライブも、アンコール曲でお別れ。という感じでした。
少しだけ、物足りないなぁと思っちゃうのは、これはもう完全にオルガンキチな自己責任なんだけど、オルガン成分が足りなかったです。
いや最後のアンコール曲は定番の「BURN」だったので、オルガン音使ってくださったんだけど…。
HAMMOND SK-2でも物足りなさを感じる奴なんです…いやロータリースピーカー通してくれればいいんだけど…。
あっさりテイストの「BURN」を聴けたのはラッキーじゃないか、と思わないこともないんですけどね。
それでもやっぱり、オルガンを聴きたいなぁ…。
出来ればギターと殴り合って、ベースを支えながらも背後から峰打しちゃうような、そんなオルガンが聴きたい…。

なんて思ったりもしましたが、総合的にとても素敵なライブでした。
(あまりの素敵さに、ライブ終了後駅のトイレで暫く泣いちゃいましたw)