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2023.03.12【 B’z presents -Treasure Land 2023- ライブ・ビューイング「B’z LIVE-GYM Pleasure ’97 -FIRE BALL- フルバージョン」】 感想

【注意】
キーボードおよび音楽をロクに詳しくない、ミーハーオタクが浅いなりに調べた情報を使いつつの感想文です。自分用の備忘録。
また当日の熱量に任せてガーッとメモに残した物を、時間をおいてある程度読める文章に直しています。
「ある程度読める文章」と言っても、読み易さは皆無です。


B'zがデビュー35周年!Pleasureライブも6月よりスタート!
その一環で「B'z presents - Treasure Land 2023-」というイベントプロジェクトがありました。
2006年に開催された「B'z Treasure Land」はファンクラブ主催でありましたが、今回はB'z presents!
グッズ販売やフードメニューのコラボなど、会場はお祭り状態!

■ 開催日
2023年3月10日(金)、11日(土)、12日(日)
■ 会場
千葉県・幕張メッセ国際展示場4・5・6・7ホール
■ 時間
開園 8:30 / 閉園 21:30

その中で一番の目玉といっても過言じゃないのが、シアターホールで上映される過去ライブ映像。
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -JAP THE RIPPER- フルバージョン
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’97 -FIRE BALL- フルバージョン

え、フルバージョン!?

'93のJAP THE RIPPERは編集されているけどかろうじてリリースされているけど、でもFIREBALLは細切り映像は出てるけど全貌は出てない。
そうしてJAP THE RIPPERは、カットされてしまっている、サポメン演奏の「展覧会の絵」が聴けるの!?
私が増田沼に落ちた時に、カットされていると改めて知って嘆いたアレが聴けるの!?
聴きてえ聴きてえと喚いていた、97年の「SNOW」と「Real Thing Shakes」が聴けるの!?
稲葉さんのティンパニが見れるの!?

2023年令和5年の今に!?

ありがたいことに、全国各地でライブビューイングして下さったので、地方住みの私は映画館へと馳せ参じました。


2023年3月12日 ライブビューイング
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -FIRE BALL- フルバージョン」

97年!今まで細切れで数曲リリースされたっきりで、フルバージョンは出ていなかった97年!
ファンが何年も呪詛のごとく「94年ライブ映像をリリースしてくれ…96年を…97年を…98年を…(以下略」と言い続けていた筈なので、
円盤ではないにしろ、公開していただけたのは後追いファンからしたら本当に嬉しいことです。
もうこのままリリースしてくれ…お願いだからしてくれ…!
ついでに9thとLooseツアーもリリースしてくれさい…!!!!!

以下感想。
前回の「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -JAP THE RIPPER-」よりも大分長いです。

いやぁああああもう本当に最高かよ〜〜〜〜〜!!!!
93年「JAP THE RIPPER」といい、この97年「FIRE BALL」といい、何でソフトがリリースされていないの…!一体なんのバグなんだ…!!
全体的な感想は「音が、エロス/官能的/セクシー/耽美的/艶やか」と感じることが多かったです。
なにこれ…昨日の93年と比べて、全員めちゃくちゃ方向性が違うじゃないですか…なにこれ…。
こんな音を思春期に浴びたら絶対性癖が歪むじゃんね…いやもうアラサーも随分前に通り過ぎたおばさんでも性癖が歪む…。
他の年でも聴いたことのある曲もあるけど、アプローチが全然違う。
いやこれリリースされていない94年〜98年ってどんだけなんだよ…!聴かせてくれよ…!!と映画館の客席で歯噛みしました。いやほんとうに。
その前日に93年の音を聴いるから、なおさらその音と比較をしてそう感じたのかもしれません。
全てを語るのは長尺になりますので、以下抜粋です。

M06.「TONIGHT(Is The Night)」

2020年に行われた配信ライブ「B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-」のDay1にて、「TONIGHT」を演奏されていましたが…表現のアプローチがぜんっぜん違っていて、ただただ呆然としてしまいました。
あのですね、mini moogの音色がすっごくセクシーなんですよ。
5 ERASの時の演奏はどちらかと言うと、少しクールな、色で言えば柔らかな青白い音のように=落ち着きのある大人な色香に感じました。
しかし今回は、きらめくシンセの軽やかなセクシーさと、mini moogの濃厚なセクシーさのギャップが、5 ERASとは全っ然違っていてですね…!
なんというか、97年の「TONIGHT」は猫っぽい女性みたいなセクシーさ。
前日の93年のmini moogが特に格好良さが目立つような音だったし、この曲の前の「Easy Come, Easy GO!」が可愛らしい感じだったし、「BE THERE」は綺麗さ全振りだったし、だから余計にギャップを感じまして…。
「TONIGHT」のシンセももちろん綺麗なんですが、綺麗というよりセクシーっていうのがぴったりな音の感触で…。
現在リリースされている、「BUZZ」とも「JAP THE RIPPER」とも、時期が近いにしても方向性が全っ然違っているので、いや本当にただただ驚き倒しました。
しかし私は、この直後更に音のギャップに悶えることとなりました。

M07.「SNOW」

97年当時、このFIRE BALLツアーに参加した方から何度か「あの時のSNOWはすごかった」と聴くことがありました。
Mステで歌っていた「SNOW」は聴いていたので、それと近い感じかなぁと構えていました。
が、甘かった。
全然違う。こっちの方が断然「すごい」
なにこの退廃的な美しさ…なにこれすっご…雪が…雪がしんしんと降っているのが見える…なにこれエグい…エグい…。
シンプルなピアノ。弱さを隠して強くあろうとするピアノが本当に美しくて。
稲葉さんがファルセットで歌っていて、その歌声を支えるような、それでも儚さが隠しきれていないピアノが寄り添っているのが、本当に美しくて。
ベースとドラムがそれを支えて、そうしてひたっっっすらに格好いいギター。切なく歌うギター。
「B'z presents LIVE FRIENDS」でもSNOWをやってくれたけど、それもよかったけど私はこっちの方が断然好き過ぎる…。
な、なんでこれが今日しか聴けないの…どうして…どうして……。という気持ちと、この曲を聴くことが出来たことの幸せと、
何より音の素晴らしさに、その前の「TONIGHT」のダメージも相まって、ずっとボロボロ泣いていました。
映画館が暗くてよかったです。これライブ会場だったら立ってられなかったよ絶対に。

サポートミュージシャン・セッション

松本さんのソロ「Nothin' but the blues」も最高に格好良くて、ギター弾き倒しているのがたまらん!ってなった後に、これ。
若干のプログレ臭がするセッションが格好良すぎてビビり散らしました。
しかし映像は若干コントとなっていて面白いってのに、演奏が格好良くてまたギャップが凄い。
mini moogがやっぱりセクシーで、97年のmini moogは全体的にセクシー路線だなぁとしみじみ実感しました。
オルガンもしっとりセクシーな感じ。いつもは格好よかったり、荘厳さがあったりといろんな顔を持つ増田さんのオルガンですが、97年のオルガンさんはセクシーさを方を強く感じる。
近年の音が「つやっぽい」だとしたら、この年のは「あでやか」。感覚的な違いなので技術的に何がどう違うかは、ニワカには解りません。
あとは個人的に、デニーさんのドラムは95年の「BUZZ」より今回のツアーの方が好きだなと思っていたので、じっくり聴けて本当に嬉しかったです。

M.14「Real Thing Shakes」

私、直前まですっかり忘れていたんですよね。
97年ツアーのセトリにも「Real Thing Shakes」が入っていることに。
「JAP THE RIPPER」が大好き、という時点でお察しだと思いますが、私は「Real Thing Shakes」も大好きです。
18年「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」で1番のみであっても、演奏してくださったのが、本当に嬉しかったんですよ。
「B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜」に収録されている96年「B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"」の演奏も大好きです。
97年のも聴くことが出来るなら聴きたい〜!と喚いていたのに、すっぽり脳内から抜けておりました。
実際聞いてみて、いやもう大満足!「"Spirit LOOSE"」の方向性と近いですが、「HINOTORI」よりもずっと鋭い音というか。
「HINOTORI」の時は重厚さを感じましたが、こちらは鋭さの方を感じました。
オルガンかっこよ…かっこいい…その前のM.09「NATIVE DANCE」では軽やかだったオルガンが、セッションではセクシーだったオルガンが、腰を据えて斬り殺しにきてる…。
93年も随分とごりっごりだったけど、97年はそれに艶を帯びて格好良さが増している…最高かよ…どうしてこれがリリースされていないのか…。
ギターも最高だけど、やっぱベースたまらんですよ。
明石さんのベースってそもそもがセクシーじゃないですか。93年くらいまでは爽やかさもありましたが(その前のマニピュレーター時期は特に)、97年なんてその色香たっぷりで。
そんなセクシーベースと格好いいオルガン、鋭いギター、破壊力抜群のドラム、何よりこの難しい歌を歌い上げるボーカリスト。
最高かよ!お願いだからFIRE BALLツアーリリースして!お願いだから!!

M.15「DO-ME」

なにこのオルガンどスケベじゃん!!!!(褒めてます)
一発目の音の瞬間びっくりして、小さく叫んじゃいましたもん。
どスケベオルガン…なにこれしゅごい…。
いやその前の演奏からセクシーなオルガンだなぁとは思ってたけど、この「DO-ME」に関しては、セクシーとかじゃなくてスケベなんすよ。
このままの演奏でCD収録して欲しかったけど、多分このアレンジだと「SURVIVE」の中じゃ浮いてしまう可能性もあったんだろうか…。
今までも増田さんのいろんな顔したオルガンの音を聴いてきたけど、個人的にはこの「DO-ME」がトップ・オブ・どスケベな音してるなと感じました。
というか、この曲のバンド。全体的に音がすけべなんだよな…稲葉さんの歌い方とかも相まって、本当にえっちな雰囲気でした…。
なんでこれが今日しか観れないの…!!どうして…!!!

M.19「MOVE」

相っ変わらず、CD音源の格好良さを軽く超えてこられるな…!!
出来ることならこの音源をゆっくりじっくり聴かせて欲しい…!
重めのオルガン、さいっこう。大好き。あんたが優勝。


はちゃめちゃに満足したライビュでした。
いやーこれ本当にリリースされないんだろうか…なんかどっかで「しないよ」って仰ってたような記憶があった気がしますが…。
いやもう本当にお願いだからリリースしてくださいお願いします…。
93年も再リリースしてください…。
他リリースしていない分もリリースしてくださいお願いします…!