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鼻呼吸、してますか? (#6)

こんにちは! yumikoです😊

前回まで、噛むことの効用、唾液の働きについてお話しましたが、みなさん、しっかり噛んでしっかり唾液を分泌していますか~?

6月も下旬になり、暑さも増してきました。しっかり唾液を分泌して、バランスの良い食事や睡眠、適度な運動などを取り入れて、元気に梅雨をのりきりましょうね。


さて、6回目のテーマは「鼻呼吸と口呼吸」について。

わたしたちは起きているとき、1分間に約15回呼吸をしています。1日に換算すると約2~3万回になります。

1日に2~3万回もやってる呼吸、鼻で呼吸しているか口で呼吸しているか、意識したことはありますか?

「口呼吸」はさまざまな健康への弊害があるといわれています。口呼吸になっていないか、以下の項目でチェックしてみてください。

■口呼吸チェック■

・無意識のうちに口が半開きになる

・口内炎ができやすい

・唇が乾燥しがち

・朝起きたときノドが痛い

・よくノドが腫れる

・食事の時にくちゃくちゃ音をたてる

・唇を閉じると顎の先にシワが寄ってウメボシができる

・猫背、もしくは反り腰


いかがでしたか?

ひとつでも当てはまる場合は口呼吸になっている可能性があります。では、口呼吸が健康にどんな影響を及ぼしどんな弊害があるのか、説明していきますね。

■鼻呼吸と口呼吸■

鼻には、「加湿器」「空気清浄器」「エアコン」の働きがあります。

1日に出る鼻水の量は約1リットル。鼻から吸い込んだ空気を加湿します(加湿器)。また、鼻毛がホコリなどの侵入を防ぎ、繊毛と粘液層が細菌やウイルスの侵入を防ぎます(空気清浄器)。粘液には抗体が含まれていて感染症のリスクを下げます。また、空気を温め(エアコン)ることで肺の負担を軽減します。

口は食べ物の入口であると同時に、細菌の入口でもあります。口呼吸すると、雑菌が鼻のフィルターを通らず体の中に直接入ってしまいます。免疫をつかさどる「扁桃」を直接外気が攻撃してしまうので免疫反応を狂わせてしまうおそれもあります。また、前回「唾液の働き」についてお話しましたが、口で呼吸すると唾液が乾燥してしまい、唾液のスーパーな効果が激減します。(唾液の働きについては以前のブログを見てみてね)

■口呼吸の弊害■

①口呼吸になると、口腔内が乾燥し唾液の効果が激減するので、むし歯や歯周病になりやすくなり口臭の原因にもなります。歯肉が傷つきやすくなり、プラーク内の細菌が血管に侵入しやすく全身への影響が出てきます。

また、不正咬合(歯並びの乱れ)も生じます。なぜなら、口呼吸が癖になると舌の位置が下がり、頬や舌などの圧力のバランスがくずれ歯列が狭くなり歯並びが乱れてきます。常に口が開いているので下顎が下へ下へと成長し、出っ歯や開咬(奥歯をかみ合わせても上下の前歯がかみ合わず隙間があること)の原因にもなります。

②空気中の細菌が、免疫をつかさどる「扁桃」を直接攻撃してしまい、慢性扁桃炎を引き起こしたり免疫機能の乱れが生じます。免疫機能が乱れると、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、誤嚥性肺炎などを起こしやすくなります。

③口が開いたままの状態だと舌の根元が下に沈み気道をふさいでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすことがあります。熟睡のさまたげとなり、日中の集中力の低下を招いたり、低酸素状態が起こることによって心臓に負担がかかります。高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの誘発因子にもなるといわれています。

■口呼吸の原因■

口呼吸になる原因は、

口を閉じる力音の低下・・・鼻炎、副鼻腔炎などがあり鼻で息がしにくいと口呼吸になり口を閉じる力が衰えてくる

口の周りの筋肉の筋力低下・・・やわらかい食べ物を好むようになり、口笛をふいたりシャボン玉で遊んだり風船ガムをふくらませたりする遊びをすることが少なくなった。また、メールなどの普及により会話が減り言葉が変化してきた

その他、急激な温度変化や激しい運動、いびきなどでも口呼吸が誘発されます。

日本人には口呼吸が多いとも言われていますが、それは早食い猫背が多いからだそうです。猫背になると首が前傾し顎が上がり、す鼻より口で呼吸する方が楽なので口呼吸になりがちになるのです。

■口呼吸を治すには■

まず、鼻炎など鼻の症状がある場合はそれを治しましょう。一時的は鼻づまりの場合は、鼻を温めて血流を促すことで改善されます。鼻で呼吸することを意識してみましょう。

お口を閉じてよく噛みゆっくりと食事を楽しんだり、お口の周りの筋肉をしっかり鍛えましょう。お口を閉じた状態で舌を回したり、べーっと伸ばしたり、大げさに顔の表情を作ってみたり。

よく喋ったり、笑ったり、歌ったり。

背筋をのばして、姿勢にも気を付けましょう。

■まとめ■

口呼吸をする生き物は人間だけなんだそうです。それは「喋る」機能を獲得したからと言われています。

口呼吸になりお口が乾燥すると唾液の働きが低下したり、扁桃に直接外気があたり全身の免疫にも影響があるんですねー。

わたしたちの体のパーツはそれぞれに役目があり、それらが相互に働きあって、健康な体が保たれているのですね。


いや~。

体のしくみって、よくできてますねー! ほんと、ミラクル!✨

鼻毛さえもいとおしい~(笑)


❤︎今回も最後まで読んでくださりありがとうございます❤︎

peace to you all , love to you all💕

yumiko











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