見出し画像

推しが引退した話−プロ野球の推しとは編


やっほ、僕です。
前回の続きです。
前回記事はこちら

プロ野球ファンになる前、異なるジャンルの「推し」がいました。
このnoteをお読みいただいているなかで、推しがいらっしゃる方も多いかと思います。
アイドルであったり俳優であったりお笑い芸人であったりバンドマンであったり。
どのようなスタイルであれ、舞台で輝く推しはおしなべて尊い。だろ?
ですがプロスポーツ選手−−ここでは表現力を競ったり個人の記録に挑んだりする競技ではなく、誰かと争う種目の選手−−を推すことで初めての経験がありました。
それは
推しが負ける
です。
とりわけ最近の中日ドラゴンズはお世辞にも強いとは言えないので、負けることが多い。これは由々しき事態!
いやそんなことはどうでもいい、よくないけど。

推しを見るとき……
アイドルであればコンサート、俳優であれば舞台、バンドマンであればライブ、等々。
どのような舞台上でも推しは輝き全員優勝。尊い、その一言です。
いやもうほんとに素敵・かわいい・かっこいい・美人・超絶技巧・面白い・歌が上手い・楽器が上手い・声がいい・顔がいい・なんなら全部いい。御託はいらない。考えるな、感じろ!
足が短くてもいいの、顔がいい。
ちょっと太ったかな?でもやっぱり魅力的。
きょうのネタちょっとスベってるな〜でもおもしろい。
やっぱりこの人ベースうますぎるな?!
ダンスしているときの顔が国宝。
皆様もきっとお心当たりがあるはずです。常に優勝です。
あなたの推しも優勝、わたしの推しも優勝、あいつが俺のナンバーワンでありオンリーワンだ!
でも、プロ野球の場合はそうもいかない。
推しが打てない、それどころかエラーをする。
投手の推しの場合はホームランを打たれる。
最悪の場合完封負け。手も足もぐうの音もなんも出ない。
推しを観に行ったのに何一ついいところを見せてもらえず、
おいおい何やってんだよ……と思ってしまうようなプレーを見せられて帰ることもあります。
でも一番最悪なのは
観に行った試合で出番がない
ことです。
2019年頃までの我が推し福田選手はスタメン起用が多かったので
「まあ行けば見られるっしょ」
という感じでした。
内野→外野に守備位置が変わってもほぼ出番あり、スタメンでなくとも代打で出て守備固めで使われる。
しかしここ2年は怪我に泣かされ二軍生活が長く、一軍にいても試合に出られるとは限りませんでした。
そのため試合前に練習をする姿や、守備交代時にキャッチボールをする姿しか見られないこともありました。
これ、先発ピッチャーのファンだともっと大変だと思うんです。
(福田選手以外に大野雄大投手やカープの大瀬良投手も好きなので大変さがわかった)
基本的に先発投手は中6日のローテーションですが、高卒ルーキーなど中10日運用の選手がいたり、雨で登板がずれたり、なんらかの理由で登板間隔が変わることがあります。
雨で登板がずれる場合、翌日にスライドすることもあれば、そのまま翌週まで出番がないこともあります。
もうこうなると大変。
わたしも「火曜日に投げると思ってチケット買ったのに、このままだと水曜日だ!」と慌ててチケットを買い、2日連続で横浜スタジアムに行ったことがあります。
一番悲しいのは遠征でそれが発生した場合ですね。
そんなわけで今回のヘッダー画像は広島まで行ったはいいが、代打での出場だったため推しの名前がないスコアボードです。

そんな感じで長い推し活生活のなかで、初めて「推しが負ける」そして「推しの不在」を味わえたのも、プロ野球ファンになったからなわけです。
そんな推し活人生の転換を与えてくれた選手が引退してしまったわけです。
長くなったのできょうはこの辺で!〆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?