みっきー先生@喜舎場光紀

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みっきー先生@喜舎場光紀

『定時退勤がちサロン』運営|note『定時退勤の教科書』|『学び合い』|陰山メソッド|EDUBASE CREW|ChatGPTで業務改善|Google認定教育者|voicy『定時退勤がちラジオ』|noteでは働き方改革を中心に教育に関する考察を綴っております|

マガジン

  • みっきー先生の考えてることや授業実践など

    働き方改革に限らず、ぼくが普段考えていることや授業実践などのマガジンです。

  • 全員で帰る! 学校まるごと働き方改革資料集

    学校裁量でできることは、たくさんあります。このマガジンでは、管理職への提案資料という形で、学校まるごと働き方改革を進めるための資料を提供しています。

  • 定時で帰る! 個人の働き方改革スキル集

    子どもたちのために、そして自分自身のために、効率よく仕事をこなして定時退勤を実現していくためのスキル等を集めたマガジンです。

最近の記事

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定時退勤の教科書

はじめに ~なぜ定時退勤をめざすのか~ 教員という仕事はブラックだと言われます。そう言われる原因の一つが「業務が多くて定時退勤できないのに、残業代も出ない」という現状です。それを指して『定額働かせ放題』と揶揄されることもあります。 しかし、ぼくは学校現場に10年以上いて感じているのは、この仕事の素晴らしさややりがいです。ネガティブキャンペーンが蔓延している中でも、現場の先生方は子どもたちのために、この素晴らしい仕事を一生懸命こなしています。 しかしながら、定額働かせ放題とい

    • Canvaで図書館の『分類ポップ』をつくろう!

      はじめに学習の成果物をつくるとき、どうしても「紙」「ペン」「資料」などを用意する手間が出てきてしまいます。また、その成果物もただ「掲示しただけで、いつの間にか忘れ去られてる…」という状況も多々あるように感じます。そんなときに便利なのが『Canva(キャンバ)』というアプリです。 Canvaはもともとデザインツールのため、豊富なテンプレートを使えるというのが魅力的です。また、同じスライドをクラウド上で共同編集できるというのも大きな特徴の一つでしょう。 今回の実践では、Canv

      • 定時退勤が加速する! 超おすすめ本 3選

        定時退勤は、惰性で仕事をこなしても実現しません。大切なのは、スキルや知識を学んでいくことです。つまりインプット。ぼくのインプット手段は主に2つで「SNS」と「読書」です。今日は、読書について。 ぼくは教員の中ではけっこう本を読む方だと思うのですが、最近本棚をひっくり返して「これはオススメしときたいな」と思い読み返した本が3冊あったので、今日はそれを紹介します。未読の方は、ぜひ1冊でもいいので手に取って欲しいと思います。 ちなみに、今日ご紹介する本の中に、いわゆる『教育書』と呼

        • 武器としての改善思考

          このタイトルは、瀧本哲史著『武器としての決断思考』をパクったものですw本書はディベートの方法論を通して「自分で答えを出すための思考法」をまとめたものです。一般教養としてこの思考法を身につけることは人生を変え得るというくらい重要なものなので、ぜひ一読していただきたいのですが、今回はその中のエッセンスの一部を「働き方改革」の文脈に置き換えて考えてみたいと思います。 特にここで触れておきたい点は「どんなときもメリットとデメリットを比較する」ということです。本書では、以下に示すよう

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        • みっきー先生の考えてることや授業実践など
          52本
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          10本
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          10本

        記事

          生成AIでクラスのテーマ曲をつくろう!

          はじめに以前、学級目標のつくり方について、別noteで紹介させていただきました。子どもたちの声をきちんと拾いながら、短時間の準備で作るための方法として書かせていただいたものです。 子どもたちに自治感覚を養わせるためにも、やはり「クラスの〇〇」をつくるという活動は非常にいいと感じています。 そこでぼくのクラスでは、今年度「学級のテーマ曲」というのをつくる活動をしました。とても面白い活動だったので、ぜひ参考にしてみてください。 準備するものクラスのテーマ曲をつくるにあたって、

          生成AIでクラスのテーマ曲をつくろう!

          負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

          はじめにぼくは、この記事を書いている2024年度で、4年連続「情報担当」の公務分掌を任せてもらっています。個人的にはICTについて興味があることもあり、こうした仕事を任せてもらえるのは嬉しい限りです。しかし、やはり学校にあるタブレット端末の管理はとても大変です。今の勤務校で言えば、約500台のタブレット端末をぼく1人ですべて管理し、不具合に対応し、授業のサポート等まで行わなければいけない状態です。正直言って、無理ゲーです。とても持続可能な働き方とは言えないでしょう。 そこで本

          負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

          フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

          労働者は、法律により「休憩時間」が勤務時間内のどこかに設けられています。もちろん、学校職員の休憩時間についても同様で、以下の労働基準法が適用されています。 この法律に従って、各学校は少なくとも45分の休憩時間を確保しているはずです。しかし、先生方は、ご自身の勤務校の休憩時間をぱっと言えるでしょうか?おそらく、言えない方がほとんどだと思います。なぜなら、休憩時間も仕事をずーーっとしているから。 もちろん、休憩時間は「自由に利用できる」ので、ご自身の判断で仕事をしてもかまいませ

          フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

          学校の登校時間について

          はじめに先生方の学校では、児童生徒の登校時間は何時ごろでしょうか? ぼくの経験上、おおよそ7:45ごろに開校し、8:15分を過ぎたら遅刻となっています。全国的にも、そのような時程で動いている学校がほとんどではないでしょうか? しかし、このような現状は以下の2つの点で問題があります。 1.職員の勤務時間外の登校が常態化している 2.児童生徒の対応のため、職員の前残業が常態化している可能性がある そのため、上記のような時程の学校であれば、児童生徒の登校時間をさらに後にズラし8

          学校の登校時間について

          ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

          はじめに先生方は、学級目標を決めていますか? 恥ずかしながら、ぼくは今まで学級目標を決めるとき、そのほとんどが教師主導で決めていました。「みつき先生は、こんなクラスにしたいと思っています。そこで、こんな目標を立ててみました。どうですか?みんなで一緒に、こんなクラスを目指して1年間がんばろうね」という感じです。 もちろん、教師自身が年間の目標を持つことはいいことです。しかし、それを押し付けてしまっては、子どもたちの主体性をクラスに反映させることはできませんし、子どもたちも「押

          ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

          爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

          はじめに学校行事をより思い出に残すために、ムービーを作成した経験のある先生はいますでしょうか。ぼくは常々やりたいと思っていました。動画を見返すことで、そのときの楽しかったことや感動を思い出すことができるからです。 しかし、行事当日の写真や動画を編集してまとめるというのは、かなり大変な作業です。もしこれらの作業をするとなったら、勤務時間内では終わらないと思っていたので、ぼくは仕事の取捨選択をして「やらない」という判断をしていました。 しかし、最近ある画期的な方法を見つけ、初めて

          爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

          生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

          はじめに2024年に坂本良晶先生が『ChatGPTの教科書』という本を出されました。ぼくも読みましたが、ChatGPTを知らない先生でもすぐに活用できるような内容ばかりだったので、とてもおすすめです。 2023年頃から、ChatGPTを始めとした生成AIの衝撃はあらゆる分野・業種に渡り一気に広がりを見せました。特に働き方改革の文脈で言えば、ぼくらがこれまで多大な労力をかけてきた仕事を一瞬で終わらせるほどの可能性を秘めたものです。 ただし、CahtGPTは登録の手間があり、かつ

          生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

          「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

          はじめに年度末、各学校では「指導要録の作成・印刷・押印」という仕事が待ち構えています。校長先生のゴム印を押し、印鑑を押し、紙で印刷してチェックし、最終的に金庫に眠るというアレです。 では、先生方に質問です。 指導要録を引き継ぎ資料として年度初めや年度途中、もしくは評価の参考にしようなどといった理由で、いちいちカギを借りて金庫から取り出して見るでしょうか?おそらく、ほとんどの先生は「NO」だと思います。開示義務はあるものの、指導要録は基本的に金庫に眠ったままで起きるのは(見直

          「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

          2種類の「捨てる」で働き方改革

          はじめに学校現場は「捨てる」ことが極端に苦手だと感じています。それは、どんな活動に対しても教育的意義を見いだすことができ、かつ先生方がとてもいい人ばかりだからでしょう。 しかし、そうした現状での働き方は、決して持続可能とは言えません。ぼくらはどこかで「捨てる」という選択をしなけばならないのです。 そこで今回の記事では、2種類の「捨てる」を提案し、学校の働き方改革を推進するという提案をさせていただきたいと思います。本記事をお読みの先生方が、働き方改革を進めるためのヒントになれば

          2種類の「捨てる」で働き方改革

          授業の中で「教える」以外の時間を増やす

          はじめに先生の仕事の8割は『授業』です。勤務時間のほとんどが、この授業に充てられているといっても過言ではありません。そのため、大量にある事務作業や雑務等は、すべて放課後にやる必要があります。 教員の業務量を考えたら、これを勤務時間内にやるのは無理ゲーです。そのため、今までは残業してカバーするしかない、という先生も多かったのではないでしょうか。しかし、教員は法律上は基本的に残業を認められてはいません。そのため、もし定時退勤していたら(本来はいいはずなのに)いつまで経っても業務が

          授業の中で「教える」以外の時間を増やす

          霹靂一閃ライトニング採点 ~放課後の丸付けを駆逐する~

          はじめに先生方は、放課後にテストの丸付けをしていますか? ぼくは初任者の頃、夜中にウトウトしながらテストの丸付けをし、よくよだれを垂らしてしまったのを覚えています。ただ、今思えばそれは持続可能な働き方ではなかったと反省しています。翻って、現在のぼくは単元テストはすべて授業時間内に丸付けから返却までを一気にやることができており、その方法を『霹靂一閃ライトニング採点』と名付けました。 今回の記事では、そうしたテスト実施における工夫について紹介します。ぜひ、参考になさってください。

          霹靂一閃ライトニング採点 ~放課後の丸付けを駆逐する~

          所見の書き方 大全

          はじめに学校の先生は、どの学校でもほぼ必ず「通知表の所見」を書くと思います。通知表は法的な文書ではないので出さなくても問題はないのですが、それでも子どもたちのために多くの先生方が書いているという現状です。ありがとうございます。 しかし、多忙な先生方が30人の所見を年2回~3回書くというのは、とても大変なことです。そのため、学期末や年度末という成績処理の時期には遅くまで残業をする先生というのも珍しくありません。 そこで、今回の記事ではぼくが実践する「所見の書き方」についてまとめ