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ちょいちょい書くかもしれない日記(遠くへ)

父が死んで以来、なんだかんだと山のような手続きがあり、その中にはけっこう、先方に出向いてやらなくてはならないことがある。
面倒だし、その手のことを私にぶん投げて知らん顔の弟にもまあまあむかつくが、どの手続きを誰がやるかをわざわざ話し合う煩雑さ、そして当然の分担なのに、何故かこちらがお願いしてやってもらう感じになるあの理不尽感に比べれば、自分ひとりが面倒くさいほうがまだマシ。
厄介ごとに慣れきった長女あるある、というやつだ。
でもおかげで、こんなことがなければ一生知らないままだったなあ、という場所に足を運ぶことになり、それはなかなか楽しい。
ちょっと入ってみたいヤバめの店というのは、どんなところにもあるものだ。
今も小さなカレンダーやしおりをくれる街の本屋さんが健在なところに行くのも嬉しい。
たいていあるご当地本コーナーで、地元の野生の研究者が出した郷土史の本などを買うことにしている。

最近は、仕事関係でも知らない場所に行かせてもらう機会があり、それはもう単純に胸が躍る。
自分と無縁な分野のプロに特別に教えを乞うことができるのだから、本当に贅沢な機会を貰っている。
これまた、こんなチャンスがなかったら、一生行くところか、知ることすらなかった場所ばかりだ。
知れば知るだけ、視野が広がる。
仕事にきちんと生かしていかねば。

母が体調を崩して、色々とばたついているので、猫たちは留守番が続いている。
夜に、1匹ずつに「ごめんね」と謝り、こってりとねぎらう時間を取ることにした。
兄猫、姉猫は素直に甘えるが、末っ子は「僕は平気ですので」とスンッとしながら、夜明けにそっと布団に潜り込んでくる。
思春期っぽくてかわいい。


こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。