ゴーストライター(ライブネタバレ含みます。)
こんにちは
2024年2月から始まった
sumikaのツアー 「FRIDAY circus」
ハマスタからCamp session、ボーカルの片岡さんの休養中のroof sessionを経て
さらに進化したライブを見せてくれて最高でした。
おそらくこれを投稿する頃にはもうツアーが終わってますが
そんなセトリの中で個人的に異色の曲がありました。
それが「ゴーストライター」です。
この曲は「chime」に収録されていて
バラエティー番組「スカッとジャパン」のタイアップに使われたことでも話題になりました。
個人的にこの曲の披露自体が数年ぶりで
嬉しかったけど異色だと感じたのは
サーカスというイメージとの乖離です。
自分にとって
サーカス=楽しい場所、非日常の空間、ピエロや曲芸などで笑顔が溢れる場所というイメージがあり
そんなイメージと
日常の暗い海のようなどん底にいる「あなた」とそれを見守る
「主人公」という曲のイメージがなにか合わないイメージがあり、
ライブが終わってしばらく考えてたとき
あるフォロワーさんのツイートによる
フォロワーさんのお母さんの考察が素敵だと思いました。
それはこの曲は
片岡さん自身のことを表しているという意見です。
そんな考察を聞いて補足するような形で今回のセトリにこの曲が入った意味についてあくまでも自分の考察をしていきたいと思います。
この2つの歌詞でイメージするのは
鬱のような状態です。
薬がないと笑うことが出来ず、眠れないような孤独な夜を過ごすことがあります。
この症状、8年前に
片岡さんが声が出なくなって活動休止をした時に重なるのではないでしょうか。
実際、エッセイやドキュメンタリーであの頃について「声がでないこと、頭痛や眩暈などがひどくて周りが頑張ってないのに何も出来ないあの自分が情けなくなった」「死にたいと思う夜があった」という
ことを色んな媒体で話されていた覚えがあります。
自分一人ではどうすることもできないから、
誰かに子供のように愛して欲しい、
無理にじゃなくても良いからどん底の暗い闇からその先の未来ていう光をたどって見つけてほしいということかなと思います。
そして、この曲がセトリ入りした理由
それはこのFRIDAY circusに至るまでの経緯に
関係があるのではないかと思います。
最初のMCで片岡さんは
『2020年のコロナ禍で、dailys lampが中止になって、何かできることはないかと思って
歴史を調べてた時に
戦後、焼け野原になった場所にサーカスのテントを作ってエンタメを復興させていたという話を聞いてサーカスのテントを借りてオンラインライブを企画した。
やり切ったと思ってたけどみんなの声が聞こえなくて寂しかったし、いつか落ち着いた時に
もういちど、サーカスをやりたいと思っていた』
というニュアンスのMCをされていました。
そして、2019年にこの曲が出てから
sumikaにはさらに色んなどん底がありました。
コロナによるライブのほとんどが中止、
隼ちゃんのことや片岡さんの休養…
そんないくつもの過去のどん底だった片岡さんの心境を今の片岡さんが代わりに歌う
(=ゴーストライター)
だからこそ、そんな過去を乗り越えた先の
光の始まる場所=ライブ会場で
この曲のセトリ入りを決断したのではないかと思います。
ちなみにそんな過去の片岡さん、そして会場にいる私たちと向き合う気持ちを込めて
「言葉と心」が次の曲だったのではないかと
私は思います。
以上が私の考察です。
あくまで自分の意見で真相は片岡さんやsumikaスタッフにしかわかりませんが
そんな風だったら良いなと思ってこの文章を投稿しました。
皆さんの意見もぜひお待ちしています☺️
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