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アンテベラム 

観ました。(Hulu配信)
面白かったです。

大どんでんものをいつも探していて、リストに入れていたままずっと観ていなかった作品。

これは本当、ネタバレになりそうなことは一切書かないのが良いです。

まず制作は「ゲット・アウト」「アス」を手がけた方。
これを知らずに観はじめたため、あれ?人種問題?と初めの10分は頭の中、ぐるぐるしていました。

どんな展開なのか、答えがわかるのは本当にラスト数分。すごいですよね。途中からの違和感も納得。何しろ私は歴史が大の苦手。無知なので西暦何年に何があったのかググらねばわからず。

ベースは人種問題です。以前も書いたかもしれませんが、<黒人霊歌>が基本明るく長調なのはなぜか。ということを遥か昔、私は小学一年生の音楽の先生から教えていただいたのです。あの衝撃は明確に覚えています。
「虐げられひどい目に遭っていた人々は地上が地獄。死ねばようやくその地獄から抜け出られ、天国へと行ける。だから死は辛いことでは無いのだ。」と、子供にわかりやすいように<黒人霊歌>はお葬式の歌だと、その先生は教えてくれました。「アス」にしろ「ゼム」(酷い人種差別を題材とした作品)にしろ、幼少期ショックを受けたそのお話を思い出します。

この作品はとにかく、非現実的だと思う方もいるかもしれませんが、そういう問題がまだまだ根強く残っているからこそ、映像化した意味があるのでしょう。

ラストの予想できない展開と驚き、見事でした。

機会があればぜひ!!

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