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【書評・感想】あした死ぬかもよ?【著:ひすいこたろう】


著者であるひすいこたろう氏が27の質問を通して「いつ最後の日が来ても後悔がないか」と問いかける本です。

タイトルの通り27の質問から構成されており、「今自分の人生は100点満点中何点か」、「半年後死ぬとして今の仕事を続けるか?」など、なぜ必ず死ぬのに今この瞬間をつまらない事に費やしているのかという視点を我々に持たせてくれます。

セラピー本というだけあってとても優しく語りかけてくれる書き方をされており、スラスラと頭に入ってきます。

ただ個人的には文中の「(笑)」の数が多すぎて何ヘラヘラしとんねんと感じる瞬間があったのでこれだけは私の意志として残します。

こういう○○個の××系はそれ系の格言や偉人の考えをまとめただけになり、本の中で言ってることが矛盾したりしますが、
本書は著者であるひすいこたろう氏の体験などが多く含まれておりとても一貫しているなと感じました。

特に本書の中で何度も繰り返されているのが「人は必ず死ぬのにそれを理解していない人が多い」という事。

これ系の本を読んだ後数日は自分の心に刻み、毎日を一生懸命生きるのですが、これが数週間、数か月経つといつもどおり日常を何となく過ごしてしまいます。
なので、こういう日常の考え方を整えてくる本は半年に一回とかそれぐらいのペースで見返した方がいいのかなと。

その日をテキトーに生きるな、目の前のどうでもいい問題に時間を費やすな

こういった話は昨年読んだ『道は開ける』にも共通する事が多かったので、気になった方はそちらも是非。


『あした死ぬかもよ』はとても読みやすく、日常に新たなものの見方を教えてくれる本なので、是非一度お手に取ってみてください。



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