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LA日記 (6月25~28日目)


25日(11日目)

ふと思った。
こんな風にLA滞在日記を書いて、意味があるんだろうか?
誰かに読まれるものを、読まれることを意識して書きそうになっている?
それよりも、自分自身との対話をこの2週間で深めよう。
誰かにわかってもらおうとする前に、自分が自分をわからなければ意味が無い。

それでも、まぁ、ロサンゼルス滞在の日々の記録として、続けてみよう。

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26日(12日目)

水と豆乳と果物とか、届く。
玄関のドアの前に置かれている。
コロナ禍の配達は、もうこうなっていくんだろう。

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「紫色大稻埕」は、ついに次が最終回。
台湾美術の近代を知れば知るほど、このドラマは面白い。
美術界のことは、わりと事実を元に描かれている。
最終回はもったいなくて今日は観れない。
・・・もう何度も観ているドラマなのに(笑。

台湾美術の近代やいろんなことを共に語り合える人とは、なかなか出会えない、というか現役で美術作家をやっている人は、西洋には興味を持っても近代アジアの美術史を知ろうとする人は少ない気がする。

そうだ!
自分が心から好きなのは、いつの時代であっても、どんなジャンルであっても、黎明期なんだ、と思う。絶対そうだ。

ゴールが設定されて、一歩踏み出して、加速するまでに快感を感じてる気がする。なんかゴールが目前に現れると、いつもやめちゃうんだよな、自分は。勉強やスポーツや、唯一長く続いている美術という分野も以前のような制作意欲は無くなってしまった。

それでも、夜、なんだか調子が上がってきて、ボールペンでたくさんドローイングしてしまった。

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27日(13日目)

朝早く起きたけど、昼まで布団の中。

夕方、現地食料部隊が最後の食料を持ってきてくれて、そのまま庭でBBQ。
家の中じゃないし、人と庭で会うのはいいのだから、いいのだ。

しかし、BBQ終わっても食料が大量にありすぎて、滞在中に食いきれないのでノナ夫婦に持ち帰ってもらう。

今日は本も読まず、Netflixも観ず、久しぶりにバスタブにお湯ためて風呂入った。

んで今、寝るところ。

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28日(自主隔離最終日)

ついにSTAY HOME 最終日がやって来た!
まぁ、人のいるところに行かなければいいだろう、ということで、アーチーの運転する車に乗って、E.T.の撮影に使われたエリオットの家の方まで行ってみる(!!!)。

あの家は、ただ周りの木々だけが大きく育っているだけで、あのままにそこに建っていた。じ~~~ん。・・・つうか、普通にE.T.ファンだな、自分。

なんか思うんだけど、STAR WARSに出会ってなくても今の自分の感性は同じだろうとけど、スピルバーグ作品に出会ってなかったら、ちょっと違うかも。
この○○に出会ってなかったらちょっと違うかも、ってのが自分にはいっぱいあって、つまり「ちょっと」が「いっぱい」集まってるんだな。

結局、エリオットの家と救急車が通り抜けたムカデの遊具がある公園と、自転車に乗ったみんなが大人たちに追われて捕まりそうになった瞬間、空に飛びあがる時の道路に行ってしまった・・・。
カエルを逃がした小学校にも行こうと思ったけど、場所が街の方なので、そこは密を避けてみた。ははは。

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その代わり、帰り道はローレル・キャニオンを通ってサンセット・ブルバードに抜けて家に帰った。

アーチーは、お父さんが米海軍でシアトルやサン・ディエゴ、フィリピン、(あと、どっか)と転勤して引っ越してたと言う。
以前CDを買ったという安東ウメコをカーステレオで流してくれた!

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夜は何日目かに突入のカレーを食べる。
毎回温め直して食べ、何か違うものを加えてはまた煮て、冷蔵庫に入れている。
この前は茄子とピーマンを入れ、今回はレーズンとなんかわからないピーナッツとカボチャの種の中間みたいなものを入れてみた。

気が付けば、いつの間にか夜11時45分。
明日は朝9時からLACMAで展示作業だ。
寝るベツ!

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