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困ったときのカレー頼み

「夕飯はカレーにしよう」と思うときはたいてい疲れていたり時間がなかったりするときが多い。

またおでんや肉じゃがが余って困っている時は「昼食にリメイクしよう」と困ったときのカレー頼みなのだが、同じような方も意外と多いのではないだろうか。


先日、「マッサマンカレー」がとてもおいしいらしいということを知った。

なんでもアメリカの情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」という企画の中で第1位に選ばれたらしい。

マッサマンカレーは煮込んだ鶏肉とじゃがいもにカルダモンやシナモン、クローブといったスパイスをふんだんに使用したタイカレーの一種。

どんな味なんだろう…と気になってはいたものの、自分でスパイスを調合するなんてことができるわけもないのであきらめていたら
業務スーパーにマッサマンカレーペーストがあったのだ!

とりあえず具材や調理方法などよく読んでこれならば大丈夫そうかな?と思って買ってみることに。

いざその日の夕方にカレーを作ろうとマッサマンカレーペーストと一緒に鶏肉を炒めていた時にふと気が付いたのは

作りすぎて家族に飽きられて大量に残ってしまった野菜とベーコンのポトフ。

マッサマンカレーの具は鶏肉とジャガイモ。
ポトフ…ジャガイモたっぷり入っている。
しばし熟考する私。


カレーを作る人ってきちんとスパイスや材料を用意して作るタイプと
余りものをぶち込んでペーストやルーの力に任せるタイプに分かれるかと思う。

ちなみに私は後者である。

初めて作る味もよくわからないマッサマンカレーなのに、料理は勢いとばかりに思いきってペーストと鶏肉をよく炒めたものの中にココナッツミルクと残り物のポトフを合わせて、ナンプラーと砂糖で味を調えてコトコト煮込んでみた。

カレーの包容力を信じます


結果、おいしく食べられた。

そのうえ残っていたポトフも片付けられて、家族も完食してくれたので二重の意味でホッとした。


最初に書いたように私がカレーを作るときは食べたいときというよりも困っている時が多いかもしれない。

人参を大量に消費しなくてはいけないからすりおろしてトマトと一緒にバターチキンカレーに、とか

あと10分くらいで家族全員のお昼ご飯用意しなくてはいけないと困ったときはフードプロセッサーを使ってキーマカレーに、とか。

#カレーにこれ入れる

こんな感じでその日その日違う形でカレーを作る私には絶対これが必要!という食材はないのかもしれない。

でも食材を無駄にしなかったり、嫌いなものがわからないようにしたり、野菜たっぷりのカレーを作れた時は栄養バランスもなんとかなったのではないかと心に余裕が持てたりする。

ましてや家族に褒められると次はもっとおいしく作ろうとうれしくなる。

毎回、カレーに「知恵と愛情」はきちんと入れられてはいるんじゃないかとそんなことを考えながら初めて作ったマッサマンカレーを完食した。
ごちそうさまでした。













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